至高の天然鰻とツガタケを堪能@浜松 : Seirin

10月頭に、浜松の高級料亭の勢麟さんを訪問しました。

浜松は、どうする家康ブームで、松潤のポスターが街中至る所にあります。
私は時間の都合上、訪れませんでしたが、浜松駅から浜松城は近いので足を延ばされるとよいと思います。

さて、初訪問の勢麟さん。
日本料理とのことですが、今回は季節の食材の鰻とツガタケを全面的に推していました。

鰻は、浜名湖の天然物で、とびきり分厚い。
ツガタケは、松茸に近い品種で、より希少価値が高く、味わいは松茸より深みがあるとのこと。


今回のコース料理の食材は、ほぼ鰻とツガタケだけ。メイン食材が2点だけという大胆さ。
まるで、タッチの上杉達也！メジャーの野茂英雄！！（意味伝わってます？？）

素材に絶大な信頼があるからこそ、成せる技。これは産地から遠い東京の店では真似できませんね。

コースは以下の通り。

・うまき
・ツガタケの焼き
・ツガタケの出し汁
・白焼き
・かば焼き
・ツガタケと地鶏の炊き込みご飯
・うな丼
・ほうじ茶アイスクリーム

鰻料理は、カリッとした関西風の焼きで仕上げた、白焼きが一番美味しかったです。

これは、焼き方が私の好みというのもありますが、肉厚で味わい深い天然鰻の素材のすばらしさ、大将の焼き技の妙が織りなす逸品でした。

ツガタケは、初めて食べましたが、味わいが素晴らしい。
松茸は美味いと思ったことがないのですが、ツガタケは心から美味いと感じました。

鰻とツガタケで、それぞれご飯物をいただきましたが、どちらもお代わりして、満腹のはるか先を超えてしまいました。

料理は、大変満足できました。

お酒も色々ご用意されているようで、希少酒の十四代の「龍の落とし子」など楽しませていただきました。

ワインも用意があり、お弟子さんがグラスを一つ一つ丁寧に拭いて準備されているところも良かったですね。

ただ、一つだけ。
店側が仕入れたワインのテイスティングをしていないものがあることと、一部ワインの温度管理ができていないことは、要改善ですね。

シャルドネの白ワインを常温で出すのは、せっかくの料理のパフォーマンスを下げます。


この日は、素材代もあり、お値段は一人当たり6万円弱と少々高めでしたが、天然鰻とツガタケですからね、美味かったですし、良しとしましょう。

私の拠点からは遠いのですが、また機会があればお邪魔したいですね。