久しぶりにワイルドな鰻重に遭遇しました : Unagi No Murakami

熱狂的な銀河英雄伝説のファンなツレ。
何やら現在公開している映画『銀河英雄伝説』の宣伝ステッカーを車に貼って500キロ走行するとパーカーが貰えるイベントに参加するから運転手になれと。
1週間前にはステッカー貼りを手伝わされ、春分の日の今朝は4時に出発し、小田原から伊東、下田、石廊崎、松崎、修善寺を巡って伊豆半島一周。
三連休の最終日、夕方の渋滞が始まらないうちに何処にも寄らずサクッと帰ってくる作戦です（笑）
道中、渋滞も無くひたすらガンガン走って、ちょうどお昼前に三島に差し掛かり、せっかくなのでこの辺で昼飯を食べることに。
車内で食べログで検索。
三島と言えばうなぎ。
しかし10年くらい前に三島で有名な『桜家』で、超絶ガッカリした記憶のある私。
それ以来、三島の鰻は食べでませんでした。
観光地に美味い物無しが、私のモットー（笑）
今回は帰り道で見つけたこちらに下調べもせずに一か八かで突撃することに。
しかし伊豆縦貫自動車道の出口で渋滞にハマり、到着したのは開店11時の20分後。
お店の前に5台分の駐車場がありそこに駐車。
お店の外観はお世辞にも立派とは言えない。
ほったて小屋のような小さなお店で、ラーメン二郎のような潔い黄色いテント張り。
まるで金沢の有名ステーキ店『ビーフステーキ専門店ひよこ』のような佇まい（笑）
恐る恐る扉を開けると、ポールポジション。
と言うか誰も居なくてある意味不安がよぎる（笑）
しかしそのすぐ後に予約していた地元の常連さん5人組と２人組が来て直ぐに満席。
あぶねー（笑）

■店内の様子
店内はかなりご高齢のお父さんとお母さんの2人で、どうやらお母さんが焼き担当で、お父さんが接客？と言う珍しいオペレーションでとても暖かい接客です。
店内はかなり年季の入った居酒屋のような雰囲気で聞くと創業51年との事。
衝立はあり感染対策はバッチリです。
そしてメニューを見るとその値段に驚きます。
共水うなぎの上がなんと9500円、並が6500円（笑）
その他の国産うなぎもなかなか強気なお値段。
都内の有名うなぎ店よりも遥かに高い（笑）
お店の雰囲気とそのメニューのお値段のギャップに驚きます（笑）
しかしせっかくなので、共水うなぎの並みを２つ頼もうとしたら、ツレが上を勧めるので清水の舞台から飛び降りて上を注文。
するとまずはうなぎの骨せんべいと頭を揚げた物が出てきます。
揚げたてでタレをかけてあり、これがメタクソ香ばしくて美味い。
そして次にモズク酢。こちらは普通。
30分程していよいよ鰻重の到着。
出てきた丼を見て驚愕。
大ラーメンの丼のようなデカさ（笑）
そして蓋を開けると、これまた巨大なうなぎが3匹（笑）

■感想
これが大当たり！
久しぶりにパンチの効いたうなぎに遭遇。
まるで利根川のほとりある川魚屋さんが出してくるような個性豊かで濃厚な蒲焼き。
かなりこんがりと火をいれてあり、蒲焼とはこれだ的な焼き具合でとにかく香ばしい。
そしてタレがかなり甘味の効いた濃口のタレであり、この香ばしさに負けない力強さと、ハーモニー。
うなぎ3匹分にご飯もかなりのボリュームでしたが、不思議と飽きて来ないし、漬物も肝すいもちゃんと美味いので、一気に最後までフィニッシュ。
アブラと水分をかなり落としていて重たく無くて、どちらかと言うと関西に近い焼き具合。
独特な歯応えと言うか、正にワイルドな鰻で久しぶりに鰻で衝撃を受けました（笑）
共水うなぎ並6500円を食べたツレは、そのボリュームに食べきれず。
例によって私が残りを食べて益々腹パンになりました（笑）
並でも丸々2匹分入ってます（笑）
要するに2匹で6500円、3匹で9500円。
1匹辺りに換算すると3000円ちょっとであり、それならお得なお値段と思われます。
駅からも遠く下田市街からも離れていてどう見ても観光客がフラッと来るようには思えません。
私が食べてる最中も次から次へと近所の方と思われる方が来ては、満席なので名前を言って帰って行きました。
こんな辺鄙な場所でこのお値段で周辺住民で成り立っているお店。
要するにそれだけ美味いと言う事でしょう。
都内で上品なうなぎに慣れた方には刺さらないかもで、好き嫌いが分かれるかもです。

若い頃はGTRで、平気で1日500キロ以上ドライブしていた私。
50歳を超え、久しぶりに早朝からこれだけ走ると、流石に疲れました（笑）

■私の鰻ランキング
☆☆☆☆☆
さかた（安食20110921）※天然うなぎ

☆☆☆☆
尾花(南千住‪201310414‬)
かぶと(池袋20160122)
築地宮川本店（東銀座20120205）
わたべ（春日20220305）
やしま(御徒町20170721)
いちのや（神泉20110904）
熱田蓬莱神宮前(名古屋20161228)※ひつまぶし
のだや(入谷20160923)
越後屋（所沢小手指20101028）
友栄（箱根湯本20110216）
うな富士（有楽町20210812）※ひつまぶし
うなぎのむらかみ（下田20220321）
日本橋玉ゑ(日本橋20160707)※アナゴ丼
小暮や(天王台20180217)
武蔵野(浦和)
しまむら(高田20120818)
鈴木（調布）
満寿家(20120315神田)
明神神田川本店(神田20100202)
安斎(荻窪）
さかた(安食)
愛川(高田馬場20150802)
あつた蓬莱軒(名古屋20120801)※ひつまぶし
魚政(四ツ木20120506)
はなぶさ(麻布十番20140811)※ひつまぶし
大谷茶屋(大津20120622)
平八(田園調布20140630)

☆☆☆
しな乃(浦和20121026)
一二三本店（世田谷)
秋本（麹町20101218）
野田岩(高島屋店20120918)
はし本(江戸川橋20111102)
石橋（江戸川橋20090902）
三代目村上(大井町20140426)
うな富（人形町）
鰻禅(吾妻橋20120411)
いしばし(20121110印旛沼)
勝花（浦安）
鰻元(白井20120630)
名古屋備長(20121120)
浜名(2011)
亀屋一睡亭（上野）
かく本（船橋20110328）
うなせん（小見川）
井筒屋（小淵沢20110420）
色川（浅草20110622）
うな藤（井草20110502）
登川(五反田20120407)
俺のうなぎ(銀座20161015)

☆☆
あつみ（浜松20110421）
野田岩飯倉本店
御蒲焼所鰻家（東長崎）
うなぎ道場（流山）
大和田（柏）
魚庄（蓮田20110611）
川千家（柴又）
尾張屋（市川）
宮川（松戸）
海久楽（行徳）
との村(馬喰町20110826)
桜家(三島20130621)
よねやま(五反田20160416)

☆（まずい）
川豊(成田20130129)
丸静（築地）
神田きくかわ(神田)
竹葉亭（銀座）
大江戸（日本橋）
伊豆栄上野本店
松川渋谷本店
松川市川
たべた利根川沿い(20090913)
正木屋（千葉）
八つ目やにしむら（目黒店)
そめやうなぎ店（浦安）
稲荷屋（船橋）
安田（千葉）
江戸屋うなぎ店（流山）