Restaurant name |
Nihon Ryouri Itsuki(Nihon Ryouri Itsuki)
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Categories | Japanese Cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
088-623-5088 |
Reservation Availability |
Reservations Only |
Address |
徳島県徳島市沖浜2-12 SARA林4 1F |
Transportation |
JR牟岐線二軒屋駅より徒歩約10分 575 meters from Niken ya. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥10,000~¥14,999 ¥6,000~¥7,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥5,000~¥5,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (JCB、AMEX、VISA、Master) Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
17 Seats ( カウンター席 個室) |
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Private dining rooms |
OK For 4 people、For 6 people |
Private use |
OK Up to 20 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 2 |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Counter,Wheelchair accessible |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine,Cocktails,Particular about Japanese sake (Nihonshu),Particular about Japanese spirits (Shochu),Particular about wine |
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Food |
Particular about vegetable,Particular about fish |
Occasion |
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Location |
Secluded restaurant |
Website | |
The opening day |
2015.10.21 |
Remarks |
お昼、夜、共にコース料理のみ。 |
いい年したおっさん二人が『ダイエットに負けたら割烹料理を奢る対決①』で判定するまでもなく大敗した友人から、オサレな割烹料理屋を紹介してくれと頼まれたので、経験も実力も疑う余地のない『樹』さんに僕もついでに同伴訪問です。
いちいち兄弟で例えられるのはうんざりしてるかも知れませんが、銀座にある『東條』の弟さんですね。
説明は不要でしょう。
五席のカウンターを陣取りいざゴチ割烹の始まりとなりました。
◆先付け 鱧のゼリー寄せ、イチヂクの胡麻和え、蛸の山かけ
◆お椀 新銀杏のすり流し 冬瓜と海老のしんじょう
◆お造り 本マグロの中トロ(長崎)、あこう、ボタン海老、アオリイカ
◆鍋 松茸と鱧
◆凌ぎ ぼうぜと穴子(ぼうぜが苦手な相方はスズキの雲丹焼き)
◆鮎の笹焼き(由岐町)
◆阿波牛のヒレカツ(辛子醤油とちり酢から選択)
◆鰻丼
◆自家製宇治金時
◇飲み物
瓶ビール、日本酒(田酒、残草逢菜、農口、秋鹿、掲載拒否のシークレット一種、その他)、焼酎(百年の孤独、魔王その他)、バランタイン17年ソーダ割り、KENZO ESTATE 結、ナパワインなど。
東條くんの器の拘り、料理の魅せ方は群を抜いている。
センスがあるという方がいいかも。
古典ぽくなり過ぎないのがいい。
器は安土桃山時代の器などを惜しみなく使用したりちょっとしたコレクターの域に達している。
全ての料理に卒がないのは言うまでもないが、今回頂いた中でも特筆すべきは鱧とお椀だった。
鱧は新鮮さを表す淡いピンク色を纏い、骨は微塵も当たらない。
まるで骨抜きしてあるのかと思うほど繊細な骨切りは今年食べた鱧の中ではぶっちぎりでナンバーワンだ。
2番目はどこだろうと考えたが、F1で例えるなら、チェッカーフラッグが振り下ろされたのに2位は姿も形も見えない。
鍋と言うよりも松茸の土瓶蒸しに近いが上品な出汁が酒の肴になってしまうのが嬉しい。
徳島の鱧は全国でトップクラスに君臨するほど上質。
京都、神戸、大阪、関西の有名な割烹や和食で出される鱧はほとんどが徳島産だ。
関西では初夏の鱧を心待ちにしてる人も多いと言うのに、徳島では鱧を好んで食べる人が少なく苦手な人の多いこと。
この矛盾は鱧の骨切りがまともにできる人がいないのが原因のひとつであることは否定し難い。
現に私も骨が口内に当たる鱧は吐き出したくなる。
ジャリっとしたあのハッとする感覚に寒気を覚えるからだ。
是非ここの鱧を食べて欲しい。
必ずこれまでの鱧のイメージを覆す鱧がここにありますから。
新銀杏のすり流しは素晴らしかった。
青々とした銀杏の風味が口いっぱいに広がり、トロリとした喉越しが徐々に体に染み渡るのがわかった。
鮎の塩焼きも頗る良かった。
鮎はあまり得意ではないが、その分美味い鮎とそうではない鮎がすぐにわかる。
店主からいい鮎はいい苔を食べているから腹が黄色く透けているという面白い話も聞けた。
しかしとにかく飲みすぎだろってくらい飲みました。
酒がいいのかいくら飲んでも酔わないので水のようにがぶ飲みしてしまい5人の会計は8万を軽く超えてしまったが、アホみたいに飲むメンバーなのでこれはまったく参考にならないかと。
沖浜という立地で割烹料理と言う挑戦はまだ始まったばかり。
東條くんの佇まいと語り口も心地よく付かず離れずの距離感もいい。
日曜日はいい和食店は皆無と言っていいほど閉まっているので使い勝手もいい。
近場でまともに戦える相手もいないし腕も申し分ないので今後もっと繁盛店になることは間違いないでしょう。
今度はランチも楽しませてもらおうかな。
素晴らしいお料理、ごちそうさまでした。