大井食堂@鳴門市 - t_cognac's weblog
出張で徳島県鳴門市へ。午後からの目的地に向かう途中、職場ボスと同僚に同行してもらって昼食に訪れたのは「鳴門うどん」を食べさせてくれるという大井食堂。そのルーツは江戸時代にさかのぼるという説もある老舗。
これが、全メニュー。
つまり、うどん以外にない。選択の余地は、玉子入りか、チクワ入りか、大盛りか、である。
ワタシが注文したのは「うどん大盛り玉子入」750円。
隣県の讃岐うどんとは一線を画す「鳴門のちゅるちゅる」。
率直なところ、残念なほどにコシが無く、太さはバラバラ、麺に「長さ」は感じられない....で非常にシロウトくさい麺質。
讃岐うどん的な上質さを求めたら、マッタク肩すかしを食うようなものかもしれない。
しかし、薄く切り刻んだ「すいとん」を味わうような素朴さにそのよさを見いだすことが出来れば、このうどんの持ち味を地域の特質として捉えることも出来ると思う。
そして、うす味ながらイリコと鰹の香り高い出汁。これをあの不器用な麺の素朴な小麦の風味に併せて喰らう。
決してメジャーにはなりえないかもしれない。
というのは、仮にこの味を、そのままトーキョーの渋谷や新宿に持っていって売ったとしても、まずは当たらないだろうとおもうからだ。
しかし、地域的な特徴としては、折角この地に来たなら味わっておきたいものではある。
四国のうどん文化は、サヌキだけではないのだ。
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Restaurant name |
Ooi Shokudou
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Categories | Udon |
088-686-4079 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
徳島県鳴門市撫養町南浜字東浜603 |
Transportation |
JR鳴門駅から徒歩約5分 417 meters from Naruto. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
20 Seats |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 店舗より少し西側に2台 |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Website |
三週間前にも麺食いツアーに来たところだが、今回もチャンスが出来たので再び四国入り。
主に讃岐うどんを食べる計画だが、その前にいわゆる「鳴門うどん」を食べてみることにした。
今回訪れたこのお店、実は二度目であり、初訪は2008年11月のこと。今回のツアーを計画するにあたり、「舩本うどん」に初訪する手も一度は考えたが、なるべく早い時間に讃岐入りしたいのもあって、舩本うどんより営業開始時刻が30分早い大井食堂への再訪を選ぶことにした。
で、9時50分にお店駐車場にクルマを駐め、9時55分、開店時刻5分前に現地着、余裕のシャッター&ポール。ノレンが掛かるまでお店の前で待つことにした。ところがだ。お店の前でたたずむ私たちにまるでお構いなしに扉を開け、店内に入っていく人物が一人。お店の人?と思いきや、お店入口から見える客席にその人物は着席。
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【この部分の記述については、もとのブログをご参照下さい】
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そして、いよいよノレンが店先に架かったときには既にほぼ満席となっていた。注文は、同行者とともに「うどん」を選択。「うどん」か、玉子入りか、竹輪入りか、また、それらの大盛りか。このお店のメニューはこれだけ。天ぷらもゴハンものも、一切ない。そして価格は2008年11月に初めて訪れた時と変わらず据え置きなのは、今のご時世にありチョット驚きでもある。やがて出来上がって運ばれてきたうどん、刻んだお揚げさんとネギはデフォルト。これも初訪時と変わらず。その麺は...画面からイメージしていただけるだろう。讃岐うどんとはまるで対照的な、もう笑いたくなるほどの柔フニャで短い麺。啜りにくいところを啜り込み、咀嚼するのに歯は不要。鳴門市うずしお観光協会HPに依れば、「毎朝4時から仕込んだ手打ちの麺は、鳴ちゅるうどんの中でも細めで上品な感じ。」とここのうどんを表現している。また、鳴門総合情報サイト【鳴との門】HPに依れば、「江戸時代から続く創業年数100年以上、現在は5代目が腕を振るう人気の老舗うどん店」だそうな。
面白いのはこの麺を求めてノレンが架かる前からフライング入店する常連客がワンサといること!
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【この部分の記述については、もとのブログをご参照下さい】
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出汁のお味はイリコと鰹のブレンドのようで、香りも高い。2008年11月初訪時には「うす味ながら...」とワタシは書いているが、この日の印象ではかなり濃いめの味わいで、後味も舌に長くまとわりつくものだった。四国に、香川に讃岐うどんを求めて旅に出ようとする方は昔も今も多いことと思うが、決して讃岐うどんだけが四国の麺文化ではない。前回の四国ツアーで訪れた徳島県土成町の「たらいうどん」は、かなり太めの剛麺で、しかも香川県境すぐでもあるため、文化圏的に讃岐うどんのソレと非常に近いと思うが、この「鳴門うどん」は讃岐うどんとは明らかに違う。決してオススメするものではないが、食べに行けば確実に異色な麺体験が出来るとは思いますよ。