Restaurant name |
Tanuki
|
---|---|
Categories | Izakaya (Tavern) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0885-32-1222 |
Reservation availability |
Reservations available |
Address |
徳島県小松島市中田町内開16-2 |
Transportation |
1,048 meters from Minami Komatsushima. |
Opening hours | |
Average price(Based on reviews) |
|
Occasion |
|
---|
寒くなってちょい散歩が遠のきかけている忍者なのですが、散歩に出るといつも気になる居酒屋があるんです。
県道から遊歩道に入ろうとショートカットする途中に、ぽつんとある居酒屋さん。ずっと前には県道から見えていたようですが、今は県道沿いに大きな麺処ができて見えなくなっています。
隠れ家的と言えばそうなんですが、隠れても見つけてくれないのは淋しいので、今日バラしちゃいます。
そのお店は、今や小松島市のグルメストリート、グルメエリアにある小さな交差点を(お多福食堂のある角)南に曲がりすぐ左に入った所にある「居酒屋 たぬき」さんです。
暖簾をくぐると、お客さんが1人カウンターに座っています。奥の厨房で音がしていますが、私たちの入店に気づいていないようです。
しばらくして、女将さんが、「あっ、いらっしゃい。お待たせしてごめんなさいね。」ということで、おしぼりを出してくれます。
まずは、生中で喉を潤します。
さて、肴はということで、壁のメニューからつべた貝の煮込みを注文しました。女将さんが、カウンター上の蓋のついた大皿から小鉢によそってくれます。つべた貝は、ほの温かく、ほどよい歯応えがうれしいですね。
それからレンコンの挟み揚げを頼みます。これも熱々で、ホクホクして美味しいですね。
そんなこんなしていると、大将が入り口から遅れて登場です。これは、いつものことなのか、たまたまなのか分かりませんが、大将が定位置に収まります。
酒も進み、先客の常連さんや私たちも何となくほぐれてきます。常連さんが新潟に行って、それはそれは見事な花火を見た話や、地元出身の俳優大杉漣さんの話などで、盛り上がります。
お酒をビールから日本酒瓢太閤の燗へ、肴もずりの唐揚げ、手羽先、ホタテのバター焼きを楽しみます。鹿児島芋焼酎の魔王の湯割り、大分麦焼酎の安心院蔵の水割りもいただきます。
棚の上の方に気になる焼酎が見えます。さつま白波ですが、あまり見かけないタイプですね。マスターの話によると、今は手に入らない貴重なものだそうです。ラベルの左肩に特撰の文字が見えます。これは、滅多なことでは飲ませてもらえないようです。
他にも店内を見回すと、競輪関係のグッズが飾られていたり、サインが壁に直接書かれていたりします。私は、競輪をしないのでよく知らないのですが、ファンにとっては垂涎物のグッズやサインのようですね。
どうして競輪関係の物が多いのか訊ねると、大将と女将さんは、昼間は小松島の競輪場内で飲食店をやられてるようで、競輪選手ともつながりがあり、お店に来られることがあるようです。有名選手がお店で飲んでる場面に出くわすこともあるかもしれませんよ。
後からご夫婦らしいお客さんが来られました。ご主人の方は、大将とソフトボールを楽しむ仲だそうです。
いろいろと趣味を持つ大将と、やさしくニコニコと見守っている女将さん、とてもいい感じの夫婦居酒屋ですね。
楽しい時間を過ごすことができました。美味しかったです。ご馳走様でした。