日曜夜のハラス焼
20時過ぎの銀座をウロウロ。日本を代表する繁華街とはいえ日曜はこれといった店が見当たりませんねえ・・・って知らないだけかな。さて、おっさんひとりでも寛げる店は~と。・・・おやっ?寿司幸さんの灯りが点いていますね、日曜もやってたんだぁと吸い込まれてみます。堅いきさらぎ賞で財布を太らせ、お堅いwオジサマなんでも来いの心境とか(笑)
1階はL字カウンター11席、先客は4名のみです。お好きなところにどうぞ、と言われれば寿司屋では入口寄りの席に座るのが最善であろうと年配の握り手さんに御挨拶。お任せで宇宙胃袋を満足させて頂いた内容は以下の品々です。
~つまみ~
小柱 大根おろしがけ 〇 →煮たこ/蒸しトコブシ/しゃこ ツメがけ 〇 →すみいかの味噌漬け炙り 胡麻がけ 〇 →造り:さより昆布〆/平目/中とろ 〇 →しまあじハラス焼き ◎
~握り~
しまあじ 〇 →すみいか(海苔噛ませ)〇 →こはだ 〇 →あじ(生姜のせ) 〇 →とろ 〇 →ばふんうに(軍艦でない) △ →かわはぎ(肝と葱のせ)◎ →しまあじの皮ぎし炙り ◎ →さより昆布〆(柚子ふり) 〇 →煮はまぐり(ツメ) ◎ →焼き椎茸(柚子ふり) 〇 →車海老(半生を塩で) ◎ →赤貝 〇 →ひも 〇→蒸しトコブシ(ツメ) 〇 →白えび(軍艦でない) 〇 →いくら △ →トロのすじ焼き 〇 →穴子(ツメ) △ →玉子焼 〇
これに中瓶ビール、熱燗(三千盛)、純米酒、本醸造酒を各1本(1合)ずつで3.2万円。たっぷり飲んで、つまみも堪能して旨い寿司20貫(ザックリ二人前)、場所を加味すれば想像よりずっと割安に感じました。お酒を少し嗜んで普通の胃袋なら(笑)2万でお釣りがきそうです。
つまみ、握り共ネタは上の中レベル。日によって、或いは季節的に微妙なものが一部混在しているのは寿司屋の宿命でしょう。そしてシャリは赤酢と塩だけで整えられ、いずれも控えめな量、シャリの存在感という意味では今ひとつも淡白系のネタとは良く合います。米自体はネットリ系ですが軟らか過ぎる事はなく、小さめの握りでネタと共に解けます。煮きりを軽く塗って供されますが、足りなければ手元に醤油も置かれますので調整は御自由にというスタイル。煮物のツメは濃厚で醤油が強め、こはだの〆は丁度よい締め加減で万人向けか。無論ガリは自家製の甘さ控えめなタイプで好ましい。お絞りの他、握りの手拭きが供される本格派。個人的にはもう少し塩の効いたシャリが好みですがこればかりは店の流儀。
今回の特筆すべきネタは縞鯵の皮ぎし(ハラス)焼きのつまみと握り。一番脂のりの良い部位を醤油を塗り焼くという、その香ばしい一品は反則とも言える美味。同様に椎茸の握りも肉厚な身と溢れる茸汁に焦げた醤油の香り、いや~堪らん。これでシャリが強ければ4.5を付けたいところです。
握り手さんは関西の方らしく、やはり関西の常連さんと楽しげな盛り上がり。強面ですがキッパリと丁寧な説明とか時折見せる笑顔が可愛らしいオジサマでありました。酒類や皿の上げ下げ等、他のサービスは握り手以外の男性が一名背後で見守っており、目配りは良いのですが妙に落ち着かない一面がなきにしもあらず。私がデューク東郷だったら大変な事になっているでしょう(笑)
上階の様子は判りませんが、1階の殺風景ですが風情ある雰囲気は嫌いじゃなく、店構えとは異なり肩の力を抜いて寛げる一軒でありました。
ごちそうさまでした♪
Restaurant name |
Ginza Sushi Kou Honten(Ginza Sushi Kou Honten)
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Categories | Sushi |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3571-1968 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都中央区銀座6-3-8 |
Transportation |
280 meters from Ginza. |
Opening hours | |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥30,000~¥39,999¥20,000~¥29,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (JCB、AMEX、VISA、Master、Diners) Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
40 Seats ( カウンター24席、座敷3室(2名~)) |
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Private dining rooms |
OK For 2 people、For 4 people、For 6 people、For 8 people |
Private use |
OK Up to 20 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Comfortable space,Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine |
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Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Service |
Take-out |
PR for restaurants |
創業約130年。時代に合わせた意匠で、銀座で歴史を刻み続ける江戸前寿司の名店
明治18年創業。江戸前のなかでも有数の歴史を誇る寿司店の一つが、この【銀座寿司幸本店】です。「伝統は守るものではなく、つくるものです」。そう四代目主人の杉山衛さんが語るように、銀座の江戸前寿司の本質を貫きながら、時代に合わせた意匠を試みてきた名店です。四代目は、とくに寿司とワインのマリアージュを試みた先駆けとしても知られています。そもそも銀座の寿司屋は「口説きの場」だというのがご主人の持論。... |
突然の寿司モードとなり4年ぶりに当日予約して訪問しました。1階カウンター10席の端っこに陣取り頂いた「おまかせ」と追加数貫の内容は以下の通りです。
〜つまみの部〜
「小柱みぞれ和え」
「蝦夷鮑の煮物」
「茹で渡り蟹」
「造り:鮪赤身 / ひらめ」
「煮穴子 / 穴子白焼き」 ◎
「かんぴょう」
〜握りの部〜
「しまあじ」
「いか」
「づけ」
「中とろ」
「こはだ」
「あじ」
「うに」
「椎茸」
「しまあじ皮ぎし炙り」 ◎
「赤貝」
「白海老」
「アラの味噌汁」
「ねぎとろ巻 / 梅きゅう巻」
「玉子焼」
これに「瓶ビール」1本「麦焼酎」3合「冷酒」2合を二名で嗜み、ひとり3.3万円。
シャリがやわらかめで酢や塩が控えめなので存在感は薄いですね。しかし江戸前仕事のネタはいい感じ。今回は穴子がとても美味でした。前回も頂きましたが、しまあじ皮ぎし炙りは浮き出た脂が風味を倍増させるもの。価格は割高にも思えますが、その分予約が取りやすいので、困った時の寿司屋として念頭には留めておいてます。
ごちそうさまでした♪