[銀座松屋通り路地]トラステヴェレの味わいそのまま!
狼に育てられた双子のローマ建国の祖、Romolo e Remoの看板が目印です
基本的に予約のみの営業のようです 必ず電話してから伺いましょう
入口にはイタリア語でアットホームな雰囲気のビステッカーロだよと書いてあります
メニュー選びを済ませてロエロ・アルネイスを飲みつつ待ちます
ワイフは浮浪者のおっさんのラベルと呼んでいますw
コースのアンティパストは愛媛産の柑橘を乗せたサーモンマリネ
乗せてあるブロッコロも苦味が効いていてなかなか奥行きのある味わいでした 上手だね
パンはブリオッシュ風のバターの効いたものでした ちょっと甘いね
生ハムにはモッツァレッラ・ブファラ乗せ クスマノってオーリオ造ってるんですね
ASFの影響でこれから食べられなくなりますから心していただきました
こんな風にチマチマ食べる日が来ようとは思わなかったよw ASF憎し!
ワイフのカルボナーラ これはかなり上手ですっていうか日本で一番ローマの味かもしれないくらい旨い
とろりと乳化したペコリーノと卵が堪らない 黒胡椒もしっかり効いてます
私のマトリチャーナもトマトが濃くて日本ではなかなかいただけない強烈な美味さ ポーションがねぇ・・・
このトマトとグアンチャーレのアッビナメントが素晴らしい!
ピエモンテのバルベーラをもらって肉に備えます
セコンディはタリアータですが最早ステーキと言っても良いかと
岩塩たっぷりで表面に肉汁が浮いてきてまあなんて美味しそうだこと
逸る気持ちを抑えて写真を撮っておきます
赤身ちゃん大変美味しかったです!
abbacchio a scottadito追加しておいて良かったw
2ピースは少ないですが味わいはなかなかです
火入れの加減も抜群でポーション以外は文句なしですw
Restaurant name |
Er bisteccaro dei magnaccioni (Er bisteccaro dei magnaccioni )
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Categories | Italian、Steak |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-6264-0457 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都中央区銀座3-9-5 伊勢半ビルB1 |
Transportation |
銀座駅A13、銀座1丁目駅11出口から徒歩3分 262 meters from Higashi Ginza. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥10,000~¥14,999¥3,000~¥3,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、AMEX、JCB) Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
28 Seats ( カウンター4席、テーブル24席) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed 近くにコインパーキングがある |
Space/facilities |
Counter |
Drink |
Wine,Particular about wine |
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Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Website | |
The opening day |
2015.5.19 |
ワイフが以前から行ってみたいと言っていた銀座のイタリアンでランチです。
ワイフの会社から近いので、偶に買い物ついでに前を通ることがあるのだそうですが、狼の乳を飲んでいるRomolo e Remoの看板を掲げているので気になって調べたら評判良しで行ってみたいと。
ロムルスとレムスはローマ建国の祖と言われる存在です(神話なので実在したかはわかりません)。
私にとってはASローマのロゴですけどw
そういえばローマのRomolo e Remoっていうサン・ジョヴァンニにあるすげー旨くてポーションドッカーンのトラットリアの陽気なおじさん元気かなぁ・・・
ということで数日前に電話して土曜日のランチに伺いました。
店の入口にはDa Er Bisteccaro "sentitevi come a casa vostra":”アットホームな雰囲気”のステーキ屋ですとの意のイタリア語が書かれています。
まあ地下に降りる階段はちょっと入りにくいから書いておいたほうがいいかもねw
でもイタリア語で書いてもねぇ・・・
ということで入口で名前を告げて店内へ。
店は奥に長く、手前に厨房があって奥がテーブル席になっています。
4人がけのテーブルが5つありますが、コロナで間隔を空けて使用しているようですね。
ではプロセッコをもらってランチメニューを眺めます。
ランチメニューはセットでABCと用意がありますが、Cenaのグランドメニューも注文できるそうなので、これはじっくりメニューを拝見しましょう。
ランチだしお肉が評判らしいので、ワイフはアンティパストとメインだけで良いとのこと、私は肉が旨いならしっかりコースでいただきたいと主張し、双方の思惑が交錯します。
で、両者譲らないのでアンティパストとプリミとメインが選べるPranzo Cにして、アンティパストにパルマの生ハムとブファラのモッツァレッラを追加、プリミのパスタをワイフがカルボナーラ、私がマトリチャーナにそれぞれ変更しました。
メインは牛肉のタリアータですから、多分足りないと思うのでAbbacchio a scottaditoを追加。
これでよし・・・と。
どんな食事かわからないので、ワインは無難にロエロ・アルネイスのVietti2020を選択しました。
Pranzoだし銀座だしカメリエーレは感じ悪いしwいつになく慎重な姿勢で臨んでます。
どこがvostra:お客様のためのなんだかw
で、ワインをいただきながら待つとはなしに待っていると、サーモンに愛媛の柑橘を乗せたアンティパスト登場。
やはりポーションは少なめではありますが、なかなか美味しそうです。
オリーブオイルが美味しくてとても爽やかなマリネですよ。
乗せてあるブロッコロスプラウト系な野菜も苦味があってバランスがいいですし。
お、なかなかやるね。
パンはブリオッシュ風のバターの香りたっぷりなやや甘いものですが、品が良くてサーモンの味を邪魔することなくいただけます。
プランツォはシェフとカメリエーレのお二人だけですが、料理の手際が良いのか(厨房が見えないからわからない)皿を繰り出してくるスピード感がなかなかですね。
続いてお待ちかねのパルマの生ハムとブファラのモッツァレッラ。
生ハムはASFの影響で当面輸入されませんから、国内にあるものが消費されたらしばらく(2年くらいかなもっとかも)食べられません。
心していただきます。
それにしてもブファラのモッツァレッラとの相性は最高です。
甘くて濃厚で素晴らしく上品な塩味(えんみぢゃなくてしおあじだよ)が旨味に変わります。
クスマノ(ってオーリオも造ってるんだね)のオリーブオイルをかけてもコクが増して美味しい。
ミネラル感の強いロエロ・アルネイスともぴったりですね。
続いてはプリミ。
あら、このポーションは痺れる少なさw
ワイフもこれでは少なすぎるというほどですからやはり銀座か。
と思ったら、奥のテーブルのパスタランチのおっさん(失礼)にはどどーんと我々の3倍くらいのポーションのパスタが出てきましたよ。
カメリエーレに、ねえあのおっさん(失礼)のポーションで頼むことはできないの?と聞いたら、パスタランチはあの量で、前菜とメインがセットになったPranzo Cはこのポーションになります(なる前は何だったんだ)とのこと。
そんなこと聞いてるんじゃなくてさ、Pranzo Cでもあのくらいの量を食べたいんだけど。
次回来ることがあれば、パスタランチ:Pranzo Aのポーションにしてくれとお願いしよう。
何だか悔しい気分になるパスタですw
ワイフのカルボナーラは、ポーションを除けばローマでいただくような強い塩味(えんみぢゃなくてしおあじだよ)があり、グアンチャーレもしっかり焼かれて脂がいい感じで卵と乳化しています。
カルボナーラの語源とされる(諸説あり)炭焼き職人の炭を思わせる黒胡椒もいい感じにたくさん散らしてありますし。
私のマトリチャーナ(Spaghetti all'Amatricianaなので舌足らずのローマっ子はマトリチャーナといいます)もトマトがとても濃い&旨い。
これだけ濃いトマトソースに仕上げるには相当煮詰めないとならないので、下拵えに相当の時間をかけているものと思います。
その成果がきっちり発揮された極上のマトリチャーナでした。
ポーションをのぞいて最高です。
悔しい気持ちを胸に秘めつつwセコンディのタリアータ登場。
肉に備えてピエモンテのバルベーラをもらっておいたので準備万端ですw
お、タリアータはやや薄めの切り付けのイメージですが、これは最早bistecca:ステーキですな。
かなり厚く切りつけてありますし、旨口の岩塩がたっぷりと振られています。
火入れの加減は素晴らしく、美しいルビー色の赤身が輝いていますよ。
ちなみにtagliataは切るという意味のtagliareの形容詞で、切ったパスタがtagliatelle:タリャテッレ、細く切ったらtagliarelli:タリャレッリと呼ばれます。
一口噛み締めるとしっとり柔らかく、じんわり広がる肉汁が堪りません。
美味しい素材を腕の立つ料理人が焼いてくれた素晴らしい味わい。
これは1kgくらい喰えちゃう旨さです。
うわ〜もっと喰いたいよ〜w
と、感激しているとabbacchio a scottaditoが出てきました。
仔羊のグリルはテスタッチョのAgustarelloの大定番で行くと必ず食べますが、最近日本でも美味しい仔羊を出す店が増えてきて嬉しい限りです。
でも2ピースかぁ・・・少ないけど仕方ない。
ワイフと仲良く1ピースずついただきました。
ミルク感が若干薄い感じはしますけど、肉の旨味がはっきりしていて美味しいですね。
普段はレモンを搾りませんが、今日はミルクの味わいが薄いのでレモンで調整です。
仔羊肉特有の香りと弾力があって細かい繊維の肉質が咀嚼する喜びを与えてくれます。
火入れも完璧、このシェフは上手ですねぇ・・・ってプロに失礼ですけどw
ロスマリーノの香りを楽しみながら、つけ添えのポテトも赤ワインのアテになりました。
食後にカフェとグラッパをもらってフィニートです。
カメリエーレは感じ悪いし銀座だしどうせと思っていましたがwかなりトラステヴェレの味わいを忠実に再現してくれていました。
これは夜も期待できそうです。
でも2人でpranzoが3万円ってことは、cenaだと10万円くらい食べないと満足できなそうな気もしますけど・・・w
取り敢えずご馳走様でした!