Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
APICIUS(APICIUS)
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Categories | French |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3214-1361 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都千代田区有楽町1-9-4 蚕糸会館 B1F |
Transportation |
2 minutes walk from JR Yurakucho Station, Central West Exit 110 meters from Hibiya. |
Opening hours |
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Budget(Aggregate of reviews) |
¥50,000~¥59,999¥10,000~¥14,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Table money/charge |
サービス料12% |
Number of seats |
60 Seats |
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Private dining rooms |
OK For 2 people、For 4 people、For 6 people、For 8 people、For 10-20 people |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables No smoking in the dining area, but cigar and smoking permitted at the bar |
Parking lot |
not allowed There is a paid parking lot at the Silkworm Building. Low-riding cars with number plate numbers are not allowed. The nearest parking lot is the Electric Building. |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Wide seat,Sofa seats |
Drink |
Wine,Cocktails,Particular about wine |
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Food |
Particular about vegetable,Particular about fish |
Occasion |
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Location |
Secluded restaurant |
Service |
(Surprise) Party accommodations,Sommelier,Take-out |
Dress code |
Smart casual. Men must wear a jacket (if you don't have one, they will lend you one). Jeans and sneakers are not allowed. |
Website | |
Remarks |
In recent years, the number of foreigners has increased, so you can dine alone for both lunch and dinner. You can also order a dinner course for lunch. |
金曜日の夜です。
有楽町一丁目です。
今夜はグランド・メゾンの泰斗、【アピシウス】さんにお伺いしました。
亡き家内の抗がん剤治療も山場を超え、体調もやや持ち直した春先、彼女の誕生日と快気祝いを兼ねてお伺いしてからかれこれ二十年弱が経過。
復活してくる癌細胞との闘いで再訪することも叶わず、愛くるしい笑顔を残したまま、十年前に帰天した愛妻。
あの時の理絵さんの笑顔を支えに、寂しがりやだけど孤独を愛するラッコは、ひとり静かに生きて参りました。
静かに、ではないかもしれない・・・ヾ(≧▽≦)ノ
それはともかく、なんだか冒頭から良い人ぶってごめんなさい。そろそろ良い人仮面を脱ぐときが訪れたのかもしれません。
というのも、その思い出深き【アピシウス】にご一緒できる方を、ようやく見つけました。それが、過去のレビューに何度となく登場する、桜井日奈子似のニャンコ娘。
『キラキラするところに行きたかトォ〜』
『はいはいはい。なんか良いことあったの?』
『チョメチョメがチョメチョメで、チョメチョメとねぇ』
『おっ、それはお祝いや』
『うん、でもね、もうすぐ月に帰るとたい』
『ヘッ?』
『福岡に戻るとよ\(//∇//)\』
『ああっ、そいではお祝いと歓送会を兼ねて、キラキラのお店を探さないと・・・』
ということで、ラッコがセレクトしたのがこちらの【アピシウス】
ラッコの勝手な意見ですが、【ロ●ジエ】はスカした勘違いスタッフが見苦しいし、カン●サンスは浅過ぎる。グランドと言うならレ・セゾンかこちらの二択。
生憎レ・セゾンは満席。やむなく次回に回すとして、うっふぅ〜、やはり【アピシウス】は違う。別格!
『うっわぁ、ドラマで見たとよ。アピる、アピれば、アピろうたい!』と、意味の分からない三段博多弁活用で喜ぶニャンコ娘。
さてさてそれでは本題です。
いただいたアラカルトは以下の通り。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。
そしてご馳走さまでした。
<まとめ>
六時過ぎに入店。すでに二組のカップルがいらっしゃいました。
先ずはシャンパンのグラスで乾杯し、のんびりとメニューを確認します。メインを肉と魚の二本立てにするとフルフルなので、二人して魚に絞り、その中でもブルターニュ産オマール・ブルーのポッシェを選択。
その前座に、ラッコがどうしても食べたかったカリフラワームースのコンソメゼリー寄せ、白アスパラのオランデーズ、たった一ヶ月の解禁時期にあたる小笠原の青海亀のスープをお願いし、ワインは清野氏と相談してボルドーのソーヴィニョン・ブランで決まり。
他にも色々とお願いしましたが、全てが納得の逸品。サービスにも随所に老舗の余裕が伺えます。
和食の懐石もお鮨も良いけれど、同じ価格帯であれば頭一つ抜きんでたコスパの良さ。
非日常を楽しむうえでは、やはりグランド・メゾンに敵うものなし。
次回はいつにしようかな。
でもその前に、ご一緒していただける女史を探さないと、アハッ\(//∇//)\
<アラカルト>
⚫︎アミューズ:
・種抜きオリーブ
・冷製ポタージュ:グリーンピース
・ガランティーヌ:宮崎地鶏
⚫︎オードブル:
・カリフラワーのムース:コンソメゼリー寄せ
・ムラサキウニ?
・キャビア:オシェトラ
・初代高橋徳男シェフへのオマージュ
⚫︎白アスパラガス:
・ロワール産
・オランデーズソース
⚫︎スープ:
・コンソメ:小笠原産母島の青海亀
・産卵後の135匹限定捕獲(漁解禁一ヶ月)
・ミルフィーユスティック:チーズ入り
⚫︎パン:
・シャンピニオン
・ライ麦パン
・チャパタ
⚫︎ポワソン:
・オマールブルー:ブルゴーニュ産
・シャンパンソース:ジンジャー風味
⚫︎デセール:
・ロールケーキ:八朔
・タルトタタン
・アーモンドシュー
・クレープシュゼット:
・シュゼットバター
・アイスクリーム:ヴァニラ、アールグレイ
・オレンジ
・レモン
・コアントロー
・グランマルニエ
・キルシュ
・コニャック:VSOP
⚫︎ミニャルディーズ:
・ムース:キウイソース
・チョコオレンジピール
・アーモンドの焼き菓子
・メレンゲ
・オレンジゼリー
⚫︎ハーブティー:六種類から選択
・ミント
・ローズマリー
・スィートマジョラム
・レモングラス
<ドリンク>
ソムリエは仲田氏から清野氏に代替わり。
『液体担当です、アハッ』なんて無駄な気取りもなく、肩のこらないご対応。数十年前のワインブームの頃から若手のホープと目されていた清野氏。懇切丁寧に色々と液体の相談に応じてくださいました。
最初は促されるままに泡でスタート。
手頃なものが供されるかと思いきや、アイヤァ、いきなりポル・ロジェのブラン・ド・ブラン。
まさかラッコの大好きなポル・ロジェが登場するなんて。しかも2015のミレジメやないかい!
うっわぁ、これぞグランド・メゾン。グラスでこのグレードを提供なんて、レストランでは有り得ません。
ゆっくりとメニューを眺めながら、覚悟を決めたラッコ。座ってからバクバクしても栓無き事。それに今夜は愛らしいニャンコ娘との、最後の晩餐になるやもしれないし。グフッヾ(≧▽≦)ノ
そんな妄想を見越したのか、清野氏の次なる一手がラッコを襲います。
オーダーしたお皿が頭に入っていらっしゃるので・・・、
『シャルドネはいかがでしょうか?』
『うっ、シャ、シャブ・・・?(クスリのことです)』
お約束のジョークは軽くスルーされたので、『ソービニョン・ブランが好きです』と慌てて取り繕うラッコ。
『それではスミ・ソー・ラフィットはいかがでしょうか?』
『グラーブでしたっけ?』
『左様でございます。最初はクリスピーなアタックですが、次第に柑橘系やマンゴーの香りが花開きます。フィニッシュはミネラルが際立ち、軽い塩味を含んだ火打石のような味わいでしょうか・・・』
ああっ、なんて完璧な表現なんやろ。
そしてテイスティング。
うん、ウンマイ・・・、まるでビスケットとしか表現できない。貧困な語彙力のラッコ。
しかしこの逸品が小売価格の1.5倍でサーブされるなんて、歴史の浅いお店では有り得ない事態。
これがまさに本物のグランド・メゾンたる所以。
他にもクレープシュゼットに合わせたアプリコットのリキュール、〆にはラッコの大好きなロマーノ・レヴィ(ピエモンテの作り手)のグラッパまでお出しいただき、もはや完全脱帽。
それにしてもソムリエの方との会話は楽しい!
・Champagne:Pol Roger, Blanc de Blanc,
Brut, 2015
・Pessac-Leognan:
Chateau Smith Haut Lafitte, 2016,
SB90%/Sauvignon Gris5%/Semillion5%
・Liqueur d'Abricots:1'Abricot du Roulot
・Grappa:Romano Levi(Serafino Levi di
Romano Levi), Arneisu100%
・Antipodes:Sparkling Water with Gas,
Soft, NZ
4.28