東京『瓢亭』の凄さとは? : Nanzenji Hyoutei

Nanzenji Hyoutei

(南禅寺 瓢亭)
Budget:
Fixed holidays
Wednesday
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4.1

JPY 10,000~JPY 14,999per head
  • Cuisine/Taste4.2
  • Service4.0
  • Atmosphere5.0
  • Cost performance4.0
  • Liquor/Drinks4.0
2021/08Visitation1th

4.1

  • Cuisine/Taste4.2
  • Service4.0
  • Atmosphere5.0
  • Cost performance4.0
  • Liquor/Drinks4.0
JPY 10,000~JPY 14,999per head

東京『瓢亭』の凄さとは?


京都は南禅寺近くにある朝粥(あさがゆ)と瓢箪のロゴで有名な京都『瓢亭』の東京店です。

瓢箪の形って良いですよねぇ。

来月京都出張が控える中でのまさかの京都系飲食店へのお誘い。。。

「青は藍より出でて〜」とはいいますが、東京店でまず驚くべきは店内の内装でしょう。

総額1億円前後かかっているのでは?という御手洗いにいたるまでセンスの良い完璧な和の高級な内装。

良い原材料を使っているのはもちろんのこと、職人も素晴らしい。ここまでの御膳立てができるからこそ各エリアの名店が超高いテナント料を支払ってでも森ビル物件に入居するんですよね。

お庭こそないものの中でじっとしているとここが東京だということを忘れさせるそんなレベルです。

お香の焚き方もお料理を邪魔しないギリギリの控え目でその加減が素晴らしいです。

京都『瓢亭』は元は茶屋として始まった400年続く超老舗料亭です。私が関西在住の頃、仕事で悩んだり苦しんだりしたことがあったときによく、瓢亭お隣の無隣庵/龍安寺石庭/天龍寺の曹源池庭園などのお庭をぼーっと何時間も眺めていたことを思い出します。

さて、超老舗だからずっと味が変わらないというかといえばさにあらず。

実は今から15年前後前に京都『瓢亭』は「出汁」が大きく変わっています。代替わりの際に、先代が鰹出汁からマグロ出汁に変えようとしたんです。

CHANELが今後我々のブランドではモノトーンをあまり使わずパステルカラーメインでいきます!なんて宣言したら驚きますよね?

料亭において出汁が変わるというのは自分達のアイデンティティの根幹を揺るがすことなので大事なんですね。それでも先先代は、息子に任した以上はしょうがないが、とはいえいかがなものか?と常連筋達を招いて感想を聞いたその中に私の祖父も私もいたというわけで、周囲は高齢の大旦那ばかりで、皆真剣な面持ちでとても怖かったことを覚えています。その場での評価は全く駄目、『瓢亭』の出汁を鰹出汁→マグロ出汁にすることはほぼ全員が反対という燦々たる結果になりました。理由としては、

『美味しいけど、これは今までの瓢亭の出汁ではない。』
『悪くないけど、これなら他のお店と同じ。』
『旨味が強過ぎる。』

それでも先代がマグロ出汁を使うことに踏み切った以降、それまでの常連筋は全く来なくなり、当時の営業は大変だったんです。

ただ、時間は不可逆で、時は過ぎます。

それから何年も経ち、当時の常連筋が亡くなり、新たな常連筋へと入れ替わり、瓢亭は瓢亭としてミシュランを獲り続け今も在り続ける。

伝統を受け継ぐということの厳しさを子供ながらに体感した出来事でした。


と話が脱線しましたが、そんな中での瓢亭のお料理を個室で頂きました。通常は6,000円/人〜16,000円/人のコースなのですが、個室利用は個室料金がかからない代わりに11,000円/人〜になります。

それぞれのお料理は繊細ながらもしっかり旨味が効いていて、現代人の味覚にマッチします。人間は非合理的な生き物ですからどうしても本店と比較してマイナス評価しがちですが、大丈夫、御味は本店と同じです。見た目やお口に入れた際のお味は良いのですが、少し各お料理の旨味や見た目の輪郭がふんわりとしていて、その点は本店には及びません。そして『菊乃井』のようなあと1-2段階意味のある手間×工夫をかけたキレや欧米人の眼を意識した華やかな盛り付けはありません。

だからこそ、『吉兆』『瓢亭』『菊乃井』がキチンと差別化され棲み分けされているわけで、違いとしてはそういう感じです。

瓢亭は秘伝の煮玉子やお粥で有名ですが、低温調理という世紀の大発明が一般に浸透した今となってはもう珍しくも新鮮でもありません。

東京店『瓢亭』で秀逸なのはやはり「内装」と「お米」でしょう。

宮城県のお米と仰っていましたが、ササニシキ特有の粘度の低いあっさりしたお米が素晴らしく美味しいからです。口に入れるやいなや、サッと薄い澱粉質が舌の上でほどけ抜けていくササニシキ系本来のお米の香りと爽やか淡麗なお米の甘味/旨味。コシヒカリが幅をきかせている近年において、これ以上ないというくらいササニシキ本来の旨味を引き出した出汁の加え方/研ぎ方/炊き方はコースにあと一皿あればと思う食べ手の微かな不満を見事に消し去ります。

私としてはこちらのお米のあまりの美味しさに京都本店のお水をそのまま使ってますか?と思う程(実際は同じ浄水器を使って硬度を同じにしてるのみらしいです)。

京都に行かれた際に京都『瓢亭』本店まで朝や夜にわざわざ伺うのも良いですが、これだけの素晴らしい内装であればわざわざ京都滞在のある1日を瓢亭ではなく別のお店に使ったほうが良いかもしれません。

京都『菊乃井』と京都『瓢亭』は世界に和食を広めた文化的貢献度も多分にあるため、ミシュランスタッフも星をつけざるを得ないでしょうね(笑)。

それだけ今の京都は美味しい飲食店が沢山あるからです。

正直11,000円/人のコースでもお肉大好きな育ち盛りの男性には物足りないかと思いますがその分お米をおかわりしましょう(笑)。お昼のカウンターでは6,000円/人コースを召し上がる方も多数です。

デザートの卵黄×豆乳×糖分のアイスクリームも生クリームなどを使わないことでキチンとそれまでの流れを壊さないように設計されています。

ノンアルコールの飲み物もちゃんと工夫しています。

立地と内装が素晴らしいため、昼も夜もお一人様から会食/接待/デートまでお勧めです。

※御手洗いの洗剤の感度が洗面所と合っていないが故に少し悪いです。下の白木の台が不憫なので自動洗剤の下に陶器のお皿でも敷いてください。
※箸置き欲しいです。

Restaurant information

Details

Restaurant name
Nanzenji Hyoutei(Nanzenji Hyoutei)
Categories Japanese Cuisine
Phone number (for reservation and inquiry)

03-6811-2303

Reservation Availability

Reservations available

Address

東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷 3F

Transportation

86 meters from Hibiya.

Opening hours
  • Mon

    • 12:00 - 15:00
    • 17:30 - 21:00
  • Tue

    • 12:00 - 15:00
    • 17:30 - 21:00
  • Wed

    • Closed
  • Thu

    • 12:00 - 15:00
    • 17:30 - 21:00
  • Fri

    • 12:00 - 15:00
    • 17:30 - 21:00
  • Sat

    • 12:00 - 15:00
    • 17:30 - 21:00
  • Sun

    • 12:00 - 15:00
    • 17:30 - 21:00
  • ■ 定休日
    第1・3火曜日

Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting.

Budget

¥15,000~¥19,999

¥6,000~¥7,999

Budget(Aggregate of reviews)
¥10,000~¥14,999

Check the distribution of amounts spent

Method of payment

Credit Cards Accepted

Electronic money Accepted

Seats/facilities

Number of seats

26 Seats

Private dining rooms

OK

For 6 people

Private use

OK

Non-smoking/smoking

No smoking at all tables

Parking lot

OK

Space/facilities

Comfortable space,Counter,Tatami seats

Feature - Related information

Occasion

Website

http://hyotei.co.jp/tokyo/

The opening day

2018.3.29