Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
丹波屋節考
こんな時こそ立って食う
緊急事態宣言の解除とともに街に放たれた全国100万人の暗黒醤油愛好家が青い鳥のもとに集いアレコレを晒し感嘆符交じりのコメントをやり取りしている様子を追っているとまさに、義を見てせざるは勇無きなり、スウェーデン食わぬはオトコのハジ! とばかりに誰に頼まれたわけでもない義侠心がムラムラもといむくむくと鎌首を擡げる。
今月2度目の通勤道中、ウイルスへの感染リスクを最大限に忌避し、シンジュク、アカサカ、トラノモーソと好適な店を脳内検索しながらも結局はサラリィマンの首都シンバシシチーにまで到着。
とあらば、一択(そんなこともないけどね、はは。)、魔窟ニュー新橋ビル一階路面店の当店にて立って食う義を執り行う。
入店すると先客2名。あんたも好きね♡と独り言ちタネものを確認すると瞬時に濃緑食の塊に目を奪われ「春菊天そば」を注文。
調理場にはオヤジさん(アレ、おにーちゃんとローテなのかな?)南アジア系と思しき女性定員2名が連携し瞬く間に着丼。COD式に則り小銭を渡し一見嵩のある形の整った春菊天に見ほれながらも当店独特の唐辛子をブチまけ、青唐の入ったタレを適宜使いそばを、啜る。
冒頭では「暗黒醤油」に拘泥していたかのように記したがこちらのオツユは案外すっきり澄んでいる。鰹と昆布でキチっと引かれた出汁が穏やかで滋味深くさえ感じられる。時間の経過とともに多少の濃淡は織り込み済みなのであろうと思うが、昼に頂く一杯よりは優しい味わい。
これ以上ないほどの濃緑色の春菊は次第にハラホロヒレハレと解れ丼の中で散る。特有の苦みと油のコクがアクセント。正統派の蒸し麺と一緒に啜りオツユを飲み、胃袋とともに別な臓腑も満たされるかのようであった。
あぁ、日常はいいなぁ、とか反芻しながら「気の緩み」を悟られぬようオツユを飲み干し踵を返す。
暗黒醤油にヤラれた脳と臓腑が再稼働。これぞ「新しい生活様式」#ちがうと嘯かない、事もない。
¥10でいいの?
久しぶりにヒルメシを食い損ねて通りがかりに覗くとカウンターの両端が空いていたので吸い込まれました。
さて。
ミニカレーセットはマストとして、天ぷらの入ったパットを見ると筏状に上がったごぼう天が目に付いたのでコイツをチョイス。
フガフガの権化としても名高いそばがユラっと湯掻かれてオツユが張られた丼と一緒にミニカレーも手渡されます。
そばにはネギとわかめ。輪切りの鷹の爪をパラパラパラと振りかけていただきます。
相変わらず細めのそばは頼りないくらいのフガフガ加減。でもこの食感もまた良し。ツルリ、というよりストンとした喉越しで胃袋に吸い込まれていきます。
おつゆは暗黒星雲からは聊か距離を置いた色合いですが出汁のウマさが出しゃばらない程度に感じられて美味しい。これなら、とばかりに姦淫もとい完飲させていただきました。
ごぼう天はタバコほどの長さに揃えられたゴツゴツした拍子切り。コイツが衣で一致団結してがしがしとした食べ応え。ここまで違えば寧ろフガフガのそばとも相性が良く感じられますな。当店、春菊といいかき揚げといい案外と天ぷらもキチっとしている。
このそばにスパイシーなシャバシャバカレー。立ち食いそば屋のシャバシャバカレーと言うとどうしたってよもだそばと比較したくなりますが、幾分酸味の立ったよもだのカレーよりもおそらくそばつゆをベースに玉ねぎとスパイスで調和を取っているように感じられますね。世に言うところのスリランカ的カレーに近しいものを感じます。
そばと半カレーのセットで¥630だったかな。
壁にはこの10/1より¥10値上げしましたと記されてましたがイイじゃないですか、この際そんな小刻みじゃなくたってと思わなくもなく。
相変わらずの安定感を誇る新橋が世界に?誇るTGSの名店ですね。ごちそうさまでした。
カツオの一滴
久しぶりにサクっと丹波屋に。
昼下がりですがそんなときこそこういう店なんですかね。狭い店内に4~5人の先客アリ。すき間に入れてもらってミニカレーセット、目の前にあったいわゆるひとつのゴリッパな異形の天ぷらを指さすと「茄子ですよ~」とのことでなす天をトッピングにてオーダー。¥620だったかな。
そばとカレーが手渡されて輪切りの鷹の爪をばさっとブチまけてさっそくずるりと頂きます。
そばはフガフガの系譜に連なる蒸し麺ですが、オツユがしっかりしみじみウマいんですよね。調理場の奥では布袋に入った鰹節がグラグラ煮立っています。鰹だしがキリっと引き締まったオツユ。唐辛子の直接的な辛さとも相性ヨシ。
天ぷらは長茄子を揚げたゴリッパなもの。これもオツユに浸していただくと悪くありません。
そばを粗方食べ終わったところでカレーに手をつけます。シャバシャバルーのスパイシーなカレー。今やそば屋のインドカレーというとよもだそばの専売特許のようになっていますが、こちらのお店の方が早かったのではないかな。このシンプルなカレーがまたウマし。そばつゆと一緒に頂いてごちそうさま。
相変わらず地力のある独立系の立ち食いそば屋ですね。
キレイな味の立ちそば。
ニュー新橋ビルの立ち食いそばのキング、らしい丹波屋。結構ヒイキにしてる新橋リーマンが多いと聞く。
急いで外出することがあったので、お昼も手早くパパパと済ませようと思ってこちらに飛び込んだ。
店は思った以上に狭い。てっきりビル内通路にまで突き抜けてるのかとおもったら、完全にカウンターのみの手狭な店。
そんなカウンターの角に陣取ってメニューを拝見。ま、定番はかき揚げかな…と思ってみると目の前に濃い緑色をした葉っぱの天ぷらがあってこれがなんと「あしたば」らしい。鉄分豊富、栄養満点と聞こし召す野菜なだけに、そいつを注文。それにアジの天ぷらを入れてもらった。これで〆て¥510。
そばは普通のフガフガそば。ま、立ちそばにはありがち。
ただここんちツユがなんとも優しくて好ましい。何と言うか立ちそばのクセに調味料で誤魔化していない、ダシの味がすんなりするんですね。正直天ぷらの油っこさには弱いけど、好きかもこの味。
天ぷらは割りにサクサク目で「あしたば」が良かった。アジはちと生臭さがあったかも。ま、この辺は相性と言うか、タイミングの問題もあるんでしょうね。
それと、此方のお店、薬味が豊富ですね。いり胡麻、小口切りの鷹の爪、一味、島唐辛子。
「あしたば」ってこともあったので、しょうゆ漬けになった島唐辛子をスプーン一杯入れてビリリリリとした刺激を楽しみました。瞬発力×持続力のある辛味。コーレグースーにも通じるものがある。
新橋だと第一ビル地下にあるおくとねとどっこいいい勝負と言ったところか。なかなか良い立ちそば屋でした。
Restaurant name |
Tamba Ya(Tamba Ya)
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Categories | Soba (Buckwheat noodles)、Stand-up soba、Indian curry |
03-3508-9579 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル 1F |
Transportation |
JR新橋駅 新橋駅烏森口から徒歩1分 ニュー新橋ビル1階 113 meters from Shimbashi. |
Opening hours |
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Budget |
~¥999 ~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
8 Seats ( 立ち食い席のみ) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Counter |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Service |
Take-out |
Remarks |
※カレーの販売は、午前10時30分からとなります。何卒、ご了承下さい。 |
某日。ヒルメシの時間が取れないと読んで朝から何かウマいもん食っとかないとな…と考え抜いた末に入り込んだのはニュー新橋ビルの丹波屋でした。まぁこんなところですね。はは。
が、侮れないパイイツ。
この日はかき揚げそばを注文。これがいまだに¥390とのこと。
南アジア系の女性店員さんによりパパっと調製され一丁上がりで丼が手渡されます。
小口切りの唐辛子としょう油に漬けこまれた青唐をブチまけいざ実食。
ふがふがの麺が優しく、ざく切りの玉ねぎ中心のかき揚げは適宜崩れて良きアクセント。濃緑色の固形物と化した春菊天だったり筏風の仕上がりになっているごぼう天など当店のアゲモノには何らかの主義主張が凝縮されており商売の勝負所、みたいなものを感じないこともない。
そして何よりも上品に引かれたおつゆが美味しい。バックヤードには各種削り節の在庫が積み上げられてますが、チラ見できる廃棄材には出し殻の分厚い削り節がごっそりと見えたり。この価格であることが信じられないほどにその辺りの素材をぜーたくに使用していることに今更ながら驚いたりします。
このおつゆの清廉なキレみたいなものはそこらのそば屋以上、立って食うそば屋では随一ではないかと愚考を重ねざるを得ません。
と言うことで所期の目的を果たしてごちそうさん。
丹波屋イイね。