Restaurant name |
PAUL(PAUL)
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Categories | Bread |
03-6274-6028 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
東京都港区新橋2-1 東口地下街 ウイング新橋 B1F |
Transportation |
JR新橋駅汐留口 徒歩30秒 63 meters from Shimbashi. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
~¥999 ~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Accepted (Transportation electronic money(Suica)) QR code payment Accepted (PayPay) |
Private dining rooms |
not allowed |
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Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Occasion |
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Service |
Take-out |
Website | |
The opening day |
2022.9.27 |
私がまだイアナックに出会う前のごく凡庸なパン愛好家だった頃、PAULとメゾンカイザーは上質な
パンが買えるちょっと憧れのお店だった。PAULは当時はあまり出回っていなかったフランスの田舎
風のハード系パンを中心に扱う黒を基調としたお洒落なファサードが印象的なお店だった。ちょっ
と値段も高かったけど特別な時に少しワクワクしながら列に並んで購入したことを覚えている。
その後PAULは親会社の意向が強く反映し過ぎてパ〇コのパンも売っているフランスから来たパン屋
さんになり、メゾンカイザーは一部の店舗を除くと木村屋さん化して行き、どちらのお店にもあま
り近づかなくなった。
PAULはその後元の路線に戻ったようだが、私の狭い行動範囲の中にはお店は存在していなかった。
ところが夏を過ぎた頃新橋駅の汐留側の地下の改札を出たところにPAULが進出した。ということで
満を持して(笑)訪店。
休日前の夕方数人の人が並んでいる。相変わらずに人気ぶりだ。パンは列の入り口付近にハード系
が何種類も並んでいて正面に菓子・総菜パン系が並んでいる。
列に並んでオーソドックスなカンパーニュのハーフとクイニーアマン、あと一つはちょっと迷って
クロワッサンを購入する。値段は高めなので選択に困る(笑)
翌朝食する。
かつてはわくわくしながら食べたカンパーニュが随分平凡に感じる。決して不味い訳じゃないんだ
が。食べログの情報と食べログ活動のおかげでいろいろ美味しいお店でパンを買い漁った結果かも
しれないけど。
クロワッサンも同様。もう少しバターの香りが強い印象があったが。原材料費の高騰もあるのかも
しれない。私は皮がパリパリ・サクサクのクロワッサンよりもしっとり系が好きなのでPAULのクロ
ワッサンは結構お気に入りだったのだが。
長い時間がたっちゃったんだなぁという思いが湧いてきた。かつての憧れが随分凡庸な印象だ。子
供の頃胸を躍らせて食べたものを大人になってたべると「あれっ?」と言う感じか。期待値が高す
ぎたのかもしれない。
タテルヨシノが去って完全にパン不毛地帯となった新橋。トリュフミニとかPAULなどの資本系では
なかなかタテルヨシノの穴は埋められない。