百戦錬磨
連休を終えて、平日の仕事上がり、さて、どこでメシを食べようかと思いあぐねる。
丁度よい場所がないな、、、と思っていると、何度か前を通りすがったこの店のことを思い出す。これまで何だか間合いが微妙に合って来なかったけれど、いい機会だ、試してみよう、と八重洲へ向かう。
店の前に来ると、にんにくがオリーブオイルで揚げ焼きになる時の抗しがたい香りが充満。店先で組み立てたのは、〈和風・ベーコンときのこ〉の大盛り。大盛りを受けてくれるパスタ屋は信頼できる。(私基準)
19:00を過ぎていたが、店はお客さんは入ってこそいるが、空席が目立つ。昼が盛況なのかな。
百戦錬磨感漂うおやっさんの立ち振る舞いと客あしらい。こいつはただならない店だなぁ…と思いながら待つ。
和風というからには、醤油が立つのかなと思いきや、上に乗せられたキノコの塊をほどくうちにほんのり醤油っぽいというかダシっぽいというかがありつつ、にんにくではなくショウガ的な味わいが乗る。気のせいか?
けして悪く無いのだが、そこはかとなく漂う「これじゃない」感。悪くないのだが、この店の得意な料理ではないような。
百戦錬磨の風格を漂わせるおやっさん。お客さんが出ていくときの見送りがいちいち清々しい。うーん。店の昭和から生き残ってきた在佇まいからして、ここはこれで終わらせていい店ではない感じがある。日を改めて他のメニューを試すべきか。
Restaurant name |
Pasta&cafe CHAYA(Pasta&cafe CHAYA)
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Categories | Pasta、Cafe |
03-3271-2500 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下街 八重洲地下2番通り |
Transportation |
・JR各線 東京駅下車 八重洲中央口から徒歩5分 320 meters from Kyobashi. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
~¥999 ~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Table money/charge |
なし |
Number of seats |
20 Seats ( カウンター席のみ) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 八重洲地下駐車場あり |
Space/facilities |
Comfortable space,Counter |
Drink |
Wine |
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Food |
Breakfast |
Occasion |
With family/children |Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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With children |
Kids are welcome(Elementary school students are welcome) |
Dress code |
なし |
Website |
年度末が近くなって、ちょっと過去を振り返りたい気分。
昨年末、ゴージャスなお気に入りのお店は再訪してあるので、普段使いのお店で幾つか、個人的宿題を残しているお店をピックして行ってみよう、と。
第一弾は八重洲地下街の〈チャヤ〉。
以前、訪れた時には〈和風〉と名の付いたスパゲッティにイマイチ期待を外されてしまい、これで終われるお店ではないよな、と再訪を期していたのでした。
今回選んだのは、〈たらこのカルボナーラ〉。
「クリームソース」の欄にカルボナーラがオンリストされている時点で出自がわかるが、やはりこのお店、イタリアンの食文化・文脈とは縁もゆかりもない、どちらかと言えば昭和の間にデフォルメされた和製スパゲッティのお店と断じていいはず。
その中で、〈たらこ〉。どんな感じに出て来るのか…と思ったら、やはりこの店は只ならない。クリームベースで薄切りベーコンをカリカリに焼いた和製カルボナーラの上に、皮をはぎ取ったたらこを乗せるという想定外の感じ。まあ、このほうがたらこは美味しくいただけるけど。
で。
予想外ではあるけれど、カルボナーラ単体ではやや迫力不足なところを、たらこで奥行きを作りだすという稀有なメニュー。混ぜて食べた印象は「おいしい」。
やはり只ならない店だったな。ちょっと、沼にハマる感覚を感じ始めた。