舌平目の洋酒蒸し、再び。
数年前に訪れた時にいただいた舌平目の洋酒蒸しが印象的だったので、その味を確かめたくて久しぶりにやってきた。
コロナ禍前と変わらず繁盛していた。予約していなかったので、入り口の待ち席で少し待機してから案内された。テーブルに飾ってある生花など、店内の設えも相変わらず。
今回は舌平目と一緒に、前菜、スープ、デザートとドリンクがつくセットも頼んだ。
⚫︎この日の前菜の盛り合わせはミニサラダ、ミニタルトとニンニクを使った冷製スープのようなものだった。料理について特に説明しないのは「食堂」だからかしら。3点とも不味くない、印象に残らない味だった。
⚫︎続いてスープだ。注文する時にニンニクを使ったスープと聞いたが、ニンニクの風味は確かに強い。メインの具材は、トマト、玉子とマッシュルームで、どこか中華スープの雰囲気があった。味が濃かったので、2つのパンをここで完食(ロールパンと雑穀パンはどちらも温かい状態で出され、バターなしでも美味しかった)したので、お代わりを頼んで舌平目を待つ。
⚫︎待望の舌平目。2回目だが、やはり感動する。バターと卵黄をふんだんに使ったオランデーズソースのなんとも言えぬとろみ、たっぷりのマッシュルーム、形の整った舌平目、そしてとってもきれいな焼き色、すべてが歴史と伝統を語っている一皿だ。
⚫︎セットのデザートは果物を乗せたムース。ムースは普通だったが、巨峰やシャインマスカットの鮮度が良く、さすがだと思った。
お腹いっぱいで食堂を後にした。三度目が楽しみだ。
「特別」の意味を考えさせられた
夫が、尊敬している先生が大好きな食堂だと知って前から気になっていたが、前回行った時にはリニューアル工事のため営業していなくてとても残念がっていた。今回はちゃんと確認して訪れた。
意外に混んでいて、番号札をもらって、30分ほど待つことに。その間、メニューを決めた。和食にはいろいろ美味しそうな定食があるが、普段食べるチャンスがない「舌平目の洋酒蒸」と「仔牛のエスカロップ」にした。スープもサラダもつかないのであまりにもさびしいから、アボカド、フルーツトマトとカニのサラダを1つ足すと、1人4500円以上になってしまう。食堂とは言え、値段は高級レストラン並み。
番号を呼ばれてホールに案内された。空間はどう見ても食堂だが、テーブルにはクロスとお花がちゃんとセットしてあって、サービスもハイレベルだった。サラダは2人でシェアすると伝えたら、向こうから「では、分けてからお出しします」と言ってくれた。従業員の年齢や、お冷とともに急須でお茶を出してくれるところを見ると、昔ながらの懐かしさがある。
アボカド、フルーツトマトとカニのサラダ:1人前を2つに分けられたこともあって、想像以上のミニなサイズになってしまったが、美味しかった。特にトマトが甘くて、濃厚な味わいだった。いつも避ける生の玉ねぎも辛味がなく、普通に食べられた。
舌平目の洋酒蒸 ボンファム:折り畳んで形を整えた舌平目の身にマッシュルームの入ったソースをかけ、オープンで焼いたと思われるが、焼き目のついたところもそれほど硬くなく、ソースはクリーミーだった。どんな洋酒を使ったのか、味覚の鈍い私にはよくわからなかったが、これだけで晩御飯もいらないくらい腹持ちが良かったので、バターはたっぷり入っていただろう。
仔牛のエスカロップ:デミグラスソースとバジリコパスタにカツレツを載せたという構造は新鮮だが、味は特別感がなく、普通に美味しかった。
食べながら、「特別食堂」の名前について考えてしまった。料理は味はともかく、今回頼んだ2品以外は良く見られるメニューで、それほど「特別」ではない。空間は食堂そのものだし、ラストオーダーも18:00だがら、今の時代では、特別な日に使うような所ではなさそうだ。一体何が「特別」なんだろう。
後で調べて分かったが、ここの運営母体は東京会館。値段やサービスは高級だけど、料理や雰囲気は親しみやすい、由緒正しいレストランが作った食堂だから、特別なわけだ、と自分なりに解釈して一応納得することにした。
Restaurant name |
Tokubetsu Shokudou Nihombashi(Tokubetsu Shokudou Nihombashi)
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Categories | Restaurants、Japanese Cuisine、French |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3274-8495 |
Reservation Availability |
Reservations available
予約可:午前11時から午後12時、午後3時からラストオーダーまで |
Address |
東京都中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店本館 7F |
Transportation |
地下鉄銀座線、半蔵門線三越前駅 115 meters from Mitsukoshimae. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥4,000~¥4,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥6,000~¥7,999¥5,000~¥5,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Accepted QR code payment Accepted |
Number of seats |
204 Seats ( ホール192席、カウンター12席) |
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Private dining rooms |
OK For 10-20 people、For 20-30 people、Over 30 people |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 三越駐車場あり。2,000円以上の利用で2時間30分無料。 |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Wide seat,Counter,Wheelchair access,Free Wi-Fi available,Wheelchair accessible |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine,Particular about Japanese sake (Nihonshu),Particular about Japanese spirits (Shochu),Particular about wine |
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Food |
Particular about vegetable,Particular about fish |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Service |
Take-out |
With children |
Kids are welcome(Preschool children are welcome,Elementary school students are welcome),Children menu available,Baby strollers accepted |
Website |
舌平目の洋酒蒸しのためにまた来た。前回は、塩気が強すぎたと感じたが、今回は塩加減がちょうど良く、完璧な味だった。
サラダも予想より良かった。鮮度抜群な野菜が何種類もあって、味も濃厚で、ドレッシングがなくても美味しくいただけた。次回も、サラダ+舌平目の組み合わせで行こうと思う。
今日もご馳走様でした。