Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Pont d'Or Inno(Pont d'Or Inno)
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Categories | French、Teppanyaki |
Phone number (for reservation and inquiry) |
050-5869-2753 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都中央区日本橋室町2-4-3 日本橋室町野村ビル 1F |
Transportation |
~Information~ Nearest Station: Ginza Line/Hanzomon Line Mitsukoshimae Station Take the escalator up from the underground entrance of the YUITO building, go outside the building on your right, and our store entrance is about 5 steps to the left. (restaurant entrance is diagonally opposite the Fukutoku Shrine torii gate.) 102 meters from Mitsukoshimae. |
Opening hours |
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Budget |
¥10,000~¥14,999 ¥5,000~¥5,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥20,000~¥29,999¥10,000~¥14,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、Diners、JCB、AMEX) Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Table money/charge |
サービス料10% |
Number of seats |
30 Seats ( There are also 8 counter seats available.) |
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Maximum party size | 40people(Seating)、80people(Standing) |
Private dining rooms |
OK For 2 people、For 4 people、For 6 people Private rooms have L-shaped seats at the counter. Teppan-yaki course costs 23,000 yen (10% service charge including tax is not included). French cuisine course is available for 4 or more people. (If there are less than 3 people, an additional 10,000 yen will be charged as a private room fee.) |
Private use |
OK For 20-50 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK B3F of our building 1 hour free for purchases over 3000 yen 2 hours free for purchases over 6000 yen |
Space/facilities |
Stylish space,Counter,Wheelchair access |
Drink |
Wine,Particular about wine |
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Occasion |
Business |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Beautiful scenery,Secluded restaurant |
Service |
Extended party hours (more than 2.5 hours),(Surprise) Party accommodations(Birthday plate),Sommelier |
With children |
We do not allow children under junior high school age to enter the store. |
Dress code |
Smart casual *Please refrain from wearing shorts and sandals. |
Website | |
The opening day |
2010.10.28 |
Phone Number |
03-3276-0002 |
Remarks |
Lunch time 11:30-15:00 (LO 14:00/close 15:30) Dinner time 18:00-21:00 (LO 21:00/close 23:00) |
三越駅前にある「ポンドール・イノ」は昨年お亡くなりになった井上旭シェフ(シェ・イノ)の想いを継承しつつも、新しい試みのフレンチを提供してくれる店だと、噂には聞いていた。
今回は友人のお祝いで会を催す予定でフレンチを検討していたら、そのご本人から最近少食になってあまり食べられない、出来たらアラカルトとか少なく食べられるところがあれば嬉しいと連絡が来た。
アラカルトで食べさせてくれるビストロではなく、キチンとしたフレンチを僕はあまり知らないのだが、ネットでいくつかのお店を見ているうちにこの店のとあるコースに、これだ!とピンときた!
食が細い女性、年配向けコースと謳っている「Menu Leger(レジェール)」が用意されていて、なんと今回のリクエストにマッチするメニュー。
僕らもだんだん年を重ねて来ると、食が細くなって来ている事を実感する。最近はイタリアンやお寿司でもフルコースがなかなか辛くなってきているので、こういうコース設定はこれからはアリなんじゃないかな?と思う。
別に半分の皿にして半額にしてくれってわけではなくて、適量で価格はそれなりにとっていただいて結構なので。
さて、店に着いて、さすがに空間は落ち着いた雰囲気で広々としていて気持ちが良い。
早速、サービスの方やら支配人が挨拶に来てくださりホスピタリティの良さをヒシヒシと感じる。
出てくる料理の説明をひと通りいただき、泡で乾杯ののち、まずはアミューズから…「鮎のフリット」…蓼を隠し味にした赤いソースはガスパチョのソース。グリーンはオリーブオイル。
下に焼き茄子、胡瓜、上にはクレッソン、胡瓜の黄色い花、鮮やかな緑色は枸杞入りソースの熊本の青麦、周りに散りばめられているのは抹茶のパウダー。…初夏らしいなんとも爽やかな味。胃にも優しい。
ここで提供されたパンはブリオッシュ。
バターはひとつは無塩カルピスバター、もうひとつ貝の型取りがされているバターが無塩バターに海の塩を加えてホイップしたモノ。こだわりが、あるだけさすがに美味い。
続いて前菜の
「GIN GIN銀鮭のミ・キュイとホワイトアスパラガス」…ホワイトアスパラガスはフランス産。茎ブロッコリー、ラディッシュなどが添えられている。…鳥取県の養殖鮭を「GIN GIN銀鮭」とブランド化。鮭は皮目はパリッと焼き、中はしっとり半生の燻製火入れが見事!とっても上品な味わいで、美味。グリーンのソースはサルサヴェルデ(オリーブオイルとディルとパセリとバジル、ガーリックを使う)。
ホワイトアスパラガスと銀鮭は別々の皿に持っても立派な一品。ホワイトアスパラの上にはレッドソレル、ディルとセルバチコが乗る。食が細い人向けだから、皿を多くするとそう見えなくなるから、ひと皿にしたのかな?と思うほど。でも、美味しく、楽しくいただいた。
料理は魚だし、白ワインでこのあたりは合わせて行った。
にゃ、ここで、想定外のメニュー。…食べてみて欲しいと、本来の軽め?メニューに少しプラスしてと言う割にはきっちりした料理の「岩手県産紫ウニ」…でも、美味しそうなのでもちろん受け入れ。
上にボルドーのキャビア、下にシマエビとオクラ、山菜のこごみが潜んでいて、一番下にアボカド。味の基本はビネガーのゼリー寄せでいただく。…シマエビのプリっとした食感、アボカドのねっとり感、オクラのシャキシャキした後のネバネバ感、舌が面白い食感にビックリしている。ウニ、キャビアの高級食材はもちろん美味しいし、ビネガーの酸味がこの暑さを凌げるような気にすらさせてくれる。
そして、最後のメイン料理。
魚か肉のどちらかを選ぶ方式。
魚は「甘鯛と春キャベツのナージュ仕立て」
肉のメニューは「シストロン産仔羊の炭火焼き、エッセンスソース」…井上シェフの料理で言えば「マリアカラス」が、あまりにも有名。それを考えれば仔羊を選ぶべきなのだろうが、今回は魚(考えてみればアミューズから全部魚だが)をセレクト。
…甘鯛は蒸し焼きのポシェで。ソースは貝の出し汁をベースに、フレンチベルモット、ペルノーなどが入るが、なんといってもサフランが料理全体をエスニックな感じに仕立て上げている。そこまで強いわけではないが、不思議にほんのりスパイシーな味。これが魅力的。細かく刻んだシブレット、付け合わせに春キャベツのソテー、上にはフレッシュの桜海老を素揚げにして乗せている。この桜海老の香りがまた美味しさを倍加させる。
デザート前にチーズの一品。
「フレッシュチーズと青トマトのマスタードシロップ漬け、玉ねぎシフォン」…いわゆるイタリア料理のモスタルダ(果物をマスタード風味のシロップにつけた食べ物)とフレッシュチーズに熟成ハードチーズのコンテを削ってふわふわに掛けて、さらにそこに蜂蜜をかけていく。玉ねぎシフォンも添えられて。…シフォンと一緒にフレッシュチーズ等を食べたが、今までの流れを変えつつも、これ自体が美味。
友人はお腹がいっぱいだと、言って極小サイズのシフォンに留めていた。
そしてホントのデザートは
「苺のクレームダンジュ」…フレッシュな苺、バニラアイスを添えて、苺のソース、フレッシュチーズと生クリームで仕上げたデザート。…上に乗せられているメレンゲを崩して食べると様々な食感も楽しめ、美味しい。
結局、食の細い人向けと言われつつ、僕自身はまだそこまでの領域に至っていないらしく、ウニとフレッシュチーズの+2皿してももう少し入る感じではあった。
でも、こういう少なめコースをお願いしておいて、追加するのもアリだなぁ。
とにかく味のレベル高いし、ホスピタリティも良いし、お値段もそこそこだし、もっと人気が出てもおかしくない。
ちゃんとした接待、デート、記念日祝いなどハレに使いたいレストラン。