Restaurant name |
Columbia8(Columbia8)
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Categories | Curry |
03-6262-5688 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下街南1 B1F |
Transportation |
JR東京駅八重洲南口から徒歩2分 182 meters from Tokyo. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Accepted (Transportation electronic money(Suica)、Rakuten-Edy、iD) QR code payment Accepted (PayPay、d Barai、Rakuten Pay、au PAY) |
Table money/charge |
なし |
Number of seats |
17 Seats |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Counter |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Website | |
The opening day |
2022.2.2 |
東京駅改札外ヤエチカ外堀地下1番通りを行くと、ちょっと開けた広場のような空間に出る。
そこに4つの人気カレー店が集結、名付けて東京カレーカルテット。うまいネーミングを考えたもんだなと。
2年前のオープン以来、ずっと行きたくてうずうずしていたのがこちら「コロンビア8」。今をときめくスパイスカレーの雄として関西圏では超有名店。
2008年に創業し、ミシュランビブグルマンが新たにカレー部門をつくってまでして認めたレジェンド。
今でこそカレーのいちジャンルとして認知され、全国に広まりをみせているスパイスカレーの発祥はEGO-WRAPPIN’ 初期メンバーだった後藤氏の手がけた大阪「カシミール」だとされている。
それにインスパイアされた第2世代が今や下北沢の顔ともなった感のある「旧ヤム邸」だったり、三田の「ゼロワンカレー A.o.D」だったり。
そこに遅れること数年、ようやっと本丸が満を持して有象無象のスパイスカレーを蹴散らしに東京に乗り込んで来た。本場浪花の味を見せたるんやで。
ちょうど開店時間直前だったようで、左手に長い行列。えっ!と思ったが、間もなくしてその列が「奥芝商店」のだと分かる。
対する右の列には数名。こちらが「コロンビア8」の列だと出てきた店員が教えてくれた。
残る2つの「銀座スイス」と「シターラ」も若干フライング気味に開店。元々オープンなスペースなので出入りも自由っぽいし。
向かいの「奥芝商店」は開店同時に満席、すごい人気だ。こちらはぽつぽつの客入り。それでも開店待ちをしていた人がいたのを見るとファンも少なからずいるみたいで嬉しい。
店員より初訪客には食べ方についてのレクチャーがある。
あらかじめ予習してきたのでなんとなく知ってはいたけど、こんなとこで知ったかぶってもしょうがないのでふむふむと説明を聞いておく。
右手にスプーン、左手にししとうを持って食べるという独特のスタイル。傍らにはグレープフルーツジュース。
スイカに塩を振るのと同じで、これぞ枠にとらわれない関西人の自由な発想が生み出したスパイスカレー。なんだか食べながらボケとツッコミをひとりでやるみたいで面白い。
元々大阪には漢方薬を取り扱う問屋が多かったことと、商人が力をもっていたのもあって独自の文化が発展しやすい土壌だったようだ。
それに上方として政治経済の中心を持って行かれた江戸東京への対抗意識もあったろうしね。
初めてということでキーマカレー@1,200をオーダー。
フォーで食べるというヌードルライスにも惹かれたがまずは基本を押さえたい。
レクチャー通りに素揚げされたししとうをひとくちかじる。
すかさず雑穀の入るターメリックライスにシャバシャバなカレーを混ぜてひとくち。
うん。。。
ときおり思い出したようにグレープフルーツジュースを飲む。
うーん。。。
この三角のバランスが意外とむつかしい。
最初はオイリーなししとうで手がベタベタになり、それが気になってよく分からなかった。
口の中でスパイスがピンピン弾け、そこにししとうの苦みや青臭さ、グレープフルーツジュースの爽やかな酸味と苦みが渾然一体となっていく。
食べているうちに段々コツがつかめてきた。
かじったししとうを口の中に残し余韻に浸りつつ、カレーを食べるんやな。これが分からんとうん??となってまう。
辛さよりもスパイスの刺激が強く、食べていてじんわり汗が滲んでくるのが分かる。
実は自分代謝があまり良くないのか、どないに辛いものやスパイスのきいたカレーを食べても汗が吹き出るっちゅうことってあまりないんやけどな。
それがどうや。
昨日も朝から雪が降って真冬並みにさぶかったけど、体中がかっかしてきたで。それはヒートテック着てるからやろ。
歩き回って体が温まったというのもあるんやろうが、明らかにそれとは違う化学反応が起きている。どちらにも共通している苦味成分がスパイスを引き立てているんやろうけど。
シャバいカレーの海を彩るのはブラックペッパー、カルダモンにクミンあとは何やろ。
そこにカットされたいんげんが間に間にぷかぷか浮きよる。これがスパイスの刺激やったり、アクセントになってるんやな。
創業者の荻野氏はDJの顔もあるさかい、スパイスを音に見立てて低音やら高音やら調合したらうまいこといったんやて。ミュージシャンとカレーって何で相性ええんやろな。
ところどころで大阪弁が混じってまうくらいに美味い。
翔んで埼玉で百美がたこ焼きを食べて関西弁になってしまったあれや。
もういっそ東京も大阪弁つこたらええんちゃうか。
ほな、ちいと茶しばいてくるわ。
※文中の関西弁はエセ関西弁です
※茶をしばくという表現は大阪弁にないようです