Restaurant name |
Sushi Masa
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Categories | Sushi、Izakaya (Tavern) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3551-8007 |
Reservation Availability | |
Address |
東京都中央区八丁堀3-14-6 |
Transportation |
166 meters from Hatchobori. |
Opening hours | |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999
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Private dining rooms |
not allowed |
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Non-smoking/smoking |
Smoking establishment Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu) |
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Occasion |
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さる高貴な案内人と紡ぐ八丁堀紀行もいよいよ大詰め。酩酊状態の我々が〆の一軒を探し彷徨っていましたら、一際大きな歓声が通りにまで漏れる怪しきお店を発見。
ほわっ?どうやら立ち飲み店であるにもかかわらず、暖簾には「鮨まさ」とな。およそ鮨店とは思えぬ無骨な外観とのギャップにも興味を惹かれるばかりであります。
意を決して入店してみますと、おそらくほぼほぼ常連さんで賑わう様は、外からの想像をさらに超える乱痴気状態。その中心にいらっしゃるのがべらんめえ口調を絵に描いたような大将なのでした。
そしてこの大将、酔っ払って呂律が回っていないのか、はたまたラリっている(失礼)のか。正直おっしゃることの7〜8割が聞き取れないんだな。とりあえず語尾に大体「バカヤロウ!」がお付きあそばすところが大層ハートフルなんだな。
加えて女将さんの方は至って冷静(優しい)に淡々と接客をこなされておりまして。両者の対比にことさら面白みを覚えた次第です。
皆さんのわちゃわちゃぶりがBGMかと思いきや、主に懐かしの洋ロックが流れていた点も印象深く。当方もツェッペリンが聞けるお鮨屋さんは初めてやも。(白眼
そしたらお鮨屋さんらしくお茶割りをば。温冷選べるそうで後者を選択するも、グラスを手渡された瞬間に「アチッ!」となる不思議。どうやら温かいお茶×焼酎に氷を入れてくださる仕様のようです。すなわち氷が全部溶けてもヌルいぐらいの塩梅に。まあまあ、その辺もご愛嬌。
〆に入る前にカウンター上に並んでいた大皿料理の中からおでんチックな物体をリクエスト。大将、ちくわぶも入れてね。
真っ黒な関東風、というよりやや甘めに仕上げられており、どちらかといえばおでん≦煮物的な味わいだったでしょうか。でも辛子はたっぷり付けていただいちゃう。
お茶割りをおかわりしてトークに華を咲かせつつも、〆に適当にお鮨を盛り合わせていただきます。どのネタも大衆的な鮨居酒屋としては及第点なレベルだったかしら。あと巻物が好物のトロたくで嬉しきかな。大将、ちゃんとお鮨屋さんやっていらっしゃるのね。
また、合わせて潮汁も頂戴できる大盤振る舞い。お魚さんのどデカい背骨が丸ごと一本入っていてインパクト大です。しかも大将をヨイショしたら「バカヤロウコノヤロウ!」と叫びながら大量に追いねぎしてくださいました。うーん、エンタメ的にも申し分なし。
最後は大将や常連さんと何度も握手やハグを繰り返してのお別れ。女将さんにはしっかり90度でお辞儀しておきましたよ。
名残を惜しみながらも退店すると、辺りはすっかり一面静寂に包まれて。それもそのはず、時刻はもう23時過ぎなのですから。
たった今あった出来事にもかかわらず、もはや遠い昔のような不思議な感覚。いつもの日常に戻るため、我々は各々の帰路へと就くのでしたとさ。
…また「バカヤロウ!」が恋しくなったら訪ねて
みようかな。