週替わりが楽しみでびゃんびゃんしまくる : seiammensoushintouki

2022.06 昼 ×1
2022.07 昼 ×1
2023.05 昼 ×1
2023.06 昼 ×4
2023.07 夜 ×2
2023.08 夜 ×3

・香辣牛肉麺 900円
・麻醤熱干麺 900円
・翡翠油泼面 880円
・麻酱热干面 900円
・よだれ鶏風ビャンビャン麺 900円
・酸辣湯ビャンビャン麺 900円
・麻辣肥腸鶏肉麺 960円
・岐山臊子面 980円
・麻酱热干面 900円
・西紅柿面 880円 + 大盛 150円
・麻辣牛肉麺 980円
・羊肉烩麺 1280円 + 大盛 150円

　個人的な定番麺料理、びゃんびゃん。
　珍しい麺料理だけど、大分県民的には、
　だんご汁の味違い的だし、
　びゃんびゃんを良く食べているので、
　僕には普通の料理になってしまった。
　それでも、何度も行かせる魅力がある。

　最初からいらした上手な厨師さんは
　他の店に行ったのかな。


・香辣牛肉麺 (4.0)
　香り良く辛い牛肉入りびゃんびゃん、
　と言う名前なんだけど、辛さは
　たいした事無く、香りは良い。
　肉じゃがの牛肉風味に似た香りがある。
　野菜がたくさん入ってあっさり味。
　麺は若干薄く柔らかい。いつもの方と
　違うかも、と思ったら違った。
　黒酢レンゲ一杯、辣油は多めに追加。
　ここの辣油は芳ばしさ出しで辛くは
　無いからね。

・麻酱热干面×2 (4.0)
　マァジャンローガンミエン。
　トッピングはササゲマメ、豚細切れ、搾菜。
　味は濃いんだけどね、とても中国の味
　でもあり、どことなくきな粉風味があって、
　中国の味噌と漬物であぁ懐かしい、
　しょっぱく味付けされたヤセウマを
　食べているような。（大分の郷土料理）
　濃いんだけどね、素朴な濃さと言うか。
　中国の味噌って日本とは違う独特の
　風味があって、八角の風味もあって、
　びゃんびゃん麺にとても良く絡む。

・翡翠油泼面 (4.3)
　西安名物、翡翠油溌麺ﾌｪｲﾂｲﾖｳﾎﾟｰﾐｧﾝ。
　ホウレン草練り込み、ビャンビャン混ぜ麺。
　こちらで最も好きな料理の１つ。
　酸味も辛さも柔らか、ほうれん草風味あり、
　前回よりややボンヤリな味。
　麺の具合は良い感じ。
　１年ぶりで30円値上げしていた。
　２年で60円の値上げかな。

・麻醤熱干麺 (4.0)
　味は濃いんだけどね、とても中国の味。
　中国の味噌と漬物であぁ懐かしい、
　濃いんだけどね、素朴な濃さと言うか。
　中国の味噌って日本とは違う独特の
　風味があって、八角の風味もあって、
　びゃんびゃん麺にとても良く絡む。

・よだれ鶏風ビャンビャン麺 (3.8)
　バンバンビャンビヤンね。
　冷やし混ぜ麺で、ソースはさらり
　さっぱり白酢と中国醤油がメイン。
　蒸し暑い時期にピッタリだ。
　トッピングの鶏肉は今一つかな、
　ちょっとブロイラー風味あり。
　他は良い感じ。

・酸辣湯ビャンビャン麺 (3.5)
　ビャンビャン麺に黒胡椒練り込み。
　酸辣湯はトロをつけてる。
　酸っぱさ辛さのバランスが絶妙。
　ガチ味に不慣れな人はギリ許容範囲、
　ガチ味好きには物足りなさの手前。
　ちゃんと八角や香菜で中国らしさも
　あるし、麺の黒胡椒が効いてるし。
　トロミは無くても良かったな。

・麻辣肥腸鶏肉麺 (4.0)
　麻辣味のスープにホルモンと鶏肉。
　これ、美味しい。特にホルモンと
　スープとビャンビャン麺の組み合わせ。
　鶏肉じゃなく全部ホルモンが良かったな
　なーんて思ったり。
　プワーンと中国的香りがして、
　ピリスカっとして、深い味わい。
　麻辣に八角ね。それほど強い味ではなく
　（四川比で）食べやすさもある。

・岐山臊子面 (4.0)
　チーシャンサオズミエン。
　数度目の汁のびゃんびゃん麺。
　正宗陕西なお味、たぶん。
　透明なあっさりスープに赤い辣油。
　小さめブロック状の具いろいろ。
　八角などの中国風味が良い。
　前回はお酢をかけたけど、
　今回はお酢が効いている、
　けっこう効いている、僕には適度に。
　暑い日に熱い麺は辛いなぁと思ったけど、
　サッパリ感がちょうど良いよ。

・西紅柿面 (3.8)
　レギュラーメニュー。
　中国家庭料理の代表格、西紅柿炒蛋、
　ビャンビャン麺にかけて。
　開店時からいる上手な厨師さんで、
　久しぶりにこの方の麺を食べた。
　上手だわぁ、薄めでトマトタマゴの餡に
　丁度良い。餡の味の濃さに満遍なく、
　均一過ぎず、濃淡ありつつ、絡む。
　途中から黒酢と辣油で味を変え、
　最後まで美味しかった。

・麻辣牛肉麺 (4.0)
　麻辣と名の付くだけあり四川風味。
　それ以上に中国風味がある。
　要するに香ばし爽やかで八角。
　中国らしいクセのある味、
　牛肉はホロホロ煮込みでこれまた
　八角にとても合う。
　中華料理好きより真の中国料理好きに
　好まれる味。
　この日も上手な厨師さんで、
　麺が秀逸。この方、上手だわー。
　聞いたら料理長なんだそう。なるほどね。
　2023年8月いっぱいはこのお店らしい。
　普段はいろんな支店を行き来してるって。

・羊肉烩麺 (4.0)
　ﾔﾝﾛｳﾌｲﾐｱﾝ。上手な厨師、料理長さん。
　ビャンビャン面と烩麺の違いって何？
　こちらのお店が出来て間もない頃に、
　料理長さんに聞いたのを思い出した。
　汁面を烩麺と呼ぶ事が多い、みたいな
　フワッとした回答だった。同じって事ね。
　(ここ数年フワッとって表現が流行ってるよね)
　ずいぶん値段が上がっちゃったな。
　あっさり塩味で羊風味がどーんと出た味。
　真の中国料理好きか否かの試金石的な。
　要するに日本人にあまり好まれない癖つよ。
　僕は大好き。
　干豆腐の麺と春雨麺も少し入ってる。


　どんだけバリエーションがあるんだ？
　飽きるどころか、どんどん引き込まれる。

2020.11 昼
2021.03 昼 ×2
2021.04 昼 ×4
2021.05 昼 ×2
2021.06 昼
2021.12 昼

全部週替り
・岐山操子麺 900円(税込)
・高菜肉丝面 850円(税込)
・大盘鸡拌面 900円(税込)
・翡翠油泼面 850円
・培根蛋面 950円
・海鮮麻婆面 950円
・酸辣汤面 900円
・麻辣牛肉面 950円
・千拌臊子面 880円
・酸汤面 850円
・翡翠油泼面 880円

　何度目かは不明。
　週替りが楽しみで、
　東京滞在時は週１で行く。
　何度も行くと、具や味に合わせ、
　麺を打っているのが分かる。
　味のバリエーションがもの凄い。
　味に合わせた面も物凄い。
　(通わないと分からないけど)
　良い腕だなぁって。


・岐山操子麺 (3.5)
　チーシャンサオズミアン。
　酸っぱさの効いた酸辣味。
　塩味控えめ、食べやすい。
　ミックスベジタブルに豚肉と木耳。
　全て細かい具で、食べやすい。
　酸っぱいのが好きな人には入りやすい。
　麺はいつもより少し厚く硬い。
　粉っぽさがあって、茹でが浅いのかな。
　狙ってそうなのかは分からない。
　いつもの方とは違う職人さんだった。
　麺で誰か少し分かるようになったかも。

・高菜肉丝面 (4.3)
　青椒肉絲の青唐が高菜版の混ぜ麺。
　油は多いけど、味付けあっさり。
　高菜は普通、豚肉の処理が上手、
　片栗うっすらコーティングで柔らか。
　びゃんびゃん麺も細め柔かめ。
　塩気の味付け薄く、高菜の塩味で
　弱い塩加減。食べやすい。
　バランスがとても良い。

・大盘鸡拌面 (3.7)
　写真は撮り忘れ。
　大盤鶏はウイグルの鶏肉野菜炒め。
　拌面は混ぜ麺。
　見た目以上にウイグルっぽくアッサリ。
　ジャガイモでアッサリ味がウイグルっぽい。
　物足りなく感じる事もあるけど、
　軽い物を希望している時には良い。

・翡翠油泼面 (4.5)
　西安名物、翡翠油溌麺ﾌｪｲﾂｲﾖｳﾎﾟｰﾐｧﾝ。
　ホウレン草練り込み、ビャンビャン混ぜ麺。
　酸味柔らか辛さ柔らか、ほうれん草風味あり、
　前回よりくっきりはっきり鮮明な味。
　麺の具合も良い感じ、噛み千切りやすさと
　堅さ柔さのバランスが良い。
　こちらで最も好きな料理の１つ。
　半年行かなかったら30円値上げしていた。

・培根蛋面 (4.5)
　カルボナーラ風ビャンビャン麺。
　あっさりサラサラな汁のカルボナーラ、
　麺はもちろんビャンビャン打ちたて。
　生ハムにベーコン入り、
　温泉玉子にアスパラも。
　中国的風味はとても薄く、
　ブラックペッパーが効いてて、
　イタリアの料理と言われても違和感無し。
　違うのはチーズと油の無さ。
　僕はむしろ油っぽくないこちらの方が好き。

・海鮮麻婆面 (3.5)
　初めて食べた。
　名前の通り麻婆豆腐に海鮮入り。
　イカ、エビ、ホタテだったかな。
　イカ以外はほとんど目立たず。
　海鮮風味は弱くほんのり。
　これくらいじゃないと、
　麻婆豆腐が負けてしまいそうだもんね。
　麻婆豆腐は麻椒しっかりで、
　爽やかさもあり。
　なんか、不思議な印象を受けた味。

・酸辣汤面 (3.5)
　やっぱりあったのね、の酸辣湯麺。
　こちらでは初めて。
　酸辣なら汁でしょって汁麺。
　混ぜてハネる事がなく食べやすい。
　きっちりお酢が効いて爽やか。
　少しトロみ付けされてて滑らか。
　豆腐に木耳にシメジに筍。
　香菜が多めで良い香り。
　あっさりサッパリ良い感じ。

・麻辣牛肉面 (4.0)
　麻辣風味が良いバランス。
　麻椒と辣椒の質やバランスもさることながら、
　中国的には弱め、日本的には強め、絶妙。
　そこに八角が程よく効いた牛肉、
　肉にはなぜか春雨入りもお約束。
　ベースの汁はあっさりで、上被せの味が強く、
　青梗菜がドボンっと、香菜わっさー、
　そのへんも中国的で良い感じ。
　ただ、ビャンビャンなので汁が飛びやすい。

・千拌臊子面 (3.5)
　写真ではグリーンピースに見えた。
　ニンニクの芽だった。
　ミックスベジタボーだったら、
　たまらんな、敬遠しようかな、
　と思ったけど、食べて正解。
　角煮細切り、キクラゲ、人参。
　ショウユ味でしっかり味、
　この日は面も細めで
　小さめな具との相性良し。
　良い腕だなぁって。

・酸汤面 (4.0)
　こんなのがあったのか、の酸湯麺。
　酸辣湯麺の辣(刺さる辛さ、唐辛子)が無い、
　だけでなく、黒酢のまろやかなコクが
　汁にたっぷり。厚みある酸味と言えば
　良いかな。酸っぱい物好き垂涎。
　細かい角煮だけ、面は薄仕上げ、
　汁にトロミ無し、夏向きの食べやすさ。
　酸辣湯麺と違いシンプルさが中国的であり、
　好みが別れそうな味にも感じる。
　僕は断然好き。


　ビャンビャン面がラーメン以上に
　普通の麺に感じる今日この頃。
　大分県民には、だんご汁の麺と同じだから、
　元々、珍しさが無く馴染みの麺だけどね。
　大分はビャンビャン麺がスィーツになったり、
　やせうまって言うんだ。

　美味しいと思って、通えるなら、
　通うに限るよね。

2019.11～02 昼×4
2020.07～10 昼×12

・麻辣牛肉面 900円(税込)
・红烧鸡肉香菇面 900円(税込)×3
・大盘鸡拌面 900円(税込)×3
・汁無し担々麺 880円(税込) 2020.07
・翡翠油泼面 850円(税込) 2020.07
・蘸水麺 850円(税込) 2020.07
・咖喱面 900円(税込) 2020.08
・焼肉麺 950円(税込) 2020.08
・トマト麺 850円(税込) 2020.08
・冷やし中華 900円(税込) 2020.08
・麻辣牛肉面 950円(税込) 2020.08
・羊肉烩面 950円(税込) 2020.09
・香辣牛肉麺 900円(税込) 2020.10

　個人的に昼飯の定番の１年分。
　びゃんびゃん麺が色々食べられるって幸せ。
　お願いするのは、いつも週替わり。

　平日の昼休み時間は行列ができる。
　早めに行くか、遅めに行くか、
　そんなに回転が良くはないので、
　行列に並ぶ気にはなれない。
　毎回麺をパンパン打って茹でるので、
　時間がかかるのには納得出来るけどね。

　しかしまぁ、このレパートリーの広さは何？
　全部一定のレベル以上、もの凄いな。
　飽きないどころか、毎週ワクワク。


・麻辣牛肉面 (4.0)
　２度食べた。
　中華麺定番の牛肉面(ﾆｭｳﾛｳﾐｱﾝ)で麻辣(ﾏｱﾗｧ)。
　以前より辛さ控え目、値段50円の差。
　汁の表面はちゃんと辛くて痺れる油の層。
　汁麺と言うより混ぜ麺に近い。
　油っぽいんだけど、これが、
　ビャンビャン麺をくっつかせなくして、
　ツルリっと良い感じで食べられる。
　小麦が強い麺に味の強い汁。
　青梗菜がないと安く、あると高いのかな。
　あった方が好き。

・红烧鸡肉香菇面 (3.5～4.0)
　ﾎﾝｼｧｵｼﾞｰﾛｳｼｬﾝｸﾞｰﾐｱﾝ。３度食べた。
　消費税で値上がりした以外は前回と同じ。
　紅焼鶏肉香菇麺、紅い焼き鳥香る椎茸。
　日本人にも馴染みやすいクセの弱い味。
　辛くない、八角等が弱い、醤油強めアッサリ。
　そうなると、麺の粉っぽさが強まる気がする。
　なので、辣油をタラリラリ。
　香ばしく焦げた辣椒の香りでキュッと締まる
　はずが、辣油が劣化していた模様で、
　埃っぽくなっちゃった。残念。
　2020.10のは粉っぽさも感じず、麺が良い。

・大盘鸡拌面 (3.7)
　３度食べた。
　大盤鶏はウイグルの鶏肉野菜炒め。
　拌面は混ぜ麺。
　見た目以上にウイグルっぽくアッサリ。
　以前よりスパイシーさは減ったかな。
　特に八角の香りが弱めで、日本人的には
　食べやすいかもしれない。
　個人的には物足りない。
　そうなると肉ジャガ混ぜ麺に感じる。

・汁無し担々麺 (3.3)
　麺は良いけど、味付けがそれほど。
　見た目は四川っぽいけど、
　あんまり香らないし、辛く無い。
　汁無し担々麺で、中国の味に期待するのは、
　なんと言っても、麻椒の爽やかな香り、
　油から香れば、なお嬉し。
　仕方ない日本人向け。

・翡翠油泼面 (3.5)
　西安名物、翡翠油溌麺ﾌｪｲﾂｲﾖｳﾎﾟｰﾐｧﾝ。
　ホウレン草練り込み、ビャンビャン混ぜ麺。
　酸味柔らか辛さ柔らか、ほうれん草風味あり、
　前回より味のエッジが鈍った感じ。
　面(麺)がいつもより硬くて、千切れにくい。
　硬さをコシと見て喜ぶ方には良いかも。
　切れ目の無い一本面のビャンビャンは、
　噛み切ったり、箸で千切ったりで、
　麺を切る必要性があるので、
　ある程度の硬さと千切りやすさの同居の
　バランスが大事だと思った。
　面職人がいつもの方と違っていた。

・蘸水麺 (4.0)
　なんだそれ？
　蘸水面是陕西省风味独特的传统面食小吃。
　だそうである。
　簡体字なら沾水面かな。
　そんな独特風味ではなく、
　つけタレは中国で最もポピュラー家庭味の
　トマトの卵炒め（西紅柿炒蛋）。
　麺はビャンビャン。
　来た瞬間、つけ麺かー、と思った。
　蘸水だから、そうなのかーって。
　だってビャンビャンは一本麺。
　食いにくそう、が、第一印象。
　ところが、ちゃんと切ってるし、
　麺を薄く仕上げて箸でも切りやすい。
　さすが本物だ。
　大分県民的には、やせうまを
　トマト玉子汁につけ食う、と言えば、
　簡単に味を想像出来ると思う。
　とても馴染みやすい味。

・咖喱面 (3.5)
　カレービャンビャン、汁は少なめ。
　日本のカレーにとても良く似た
　中国カレーの味。
　ドロリボタリではなくサラリで、
　日本のよりスパイスは効いている。
　もちろん八角しっかりめ。
　野菜多めが嬉しいけど、感心したのは鶏肉。
　あっさり塩味で臭み無し、美味しい。

・焼肉麺 (3.5)
　中国的すきやき麺と言う感じ。
　牛肉は軽くカタクリコーティング、
　汁は甘くしょっぱく。八角ガツン。
　ニンニクの芽やキムチ。
　温泉玉子に香菜と、
　クセの強いのオンパレードな中国らしさ。
　それで甘味があるから優しくまとまって。
　この中で一番存在感がなかったのが、
　香菜だったりする。
　中国での牛肉の扱いは、
　クセの強いヤツ、だよね。

・トマト麺(3.5)
　夏のレギュラーメニュー。
　番茄炒蛋麺、あるいは、西紅柿炒鶏蛋麺。
　猛暑日につき、冷たいバージョンで。
　刺激なく優しいトマトの酸味甘味。
　玉子のホッコリ味。
　中国の家庭の味だなぁって思う。
　でも、中国人は、熱いのじゃないと
　嫌がりそうだな。

・冷やし中華 (3.5)
　週替わり。中国には無い冷やし中華。
　日本の冷やし中華から作ったと思われ。
　中国らしい黒酢や叉焼にジャガイモ千切り、
　日本的な冷やし中華とはずいぶん違う。
　似ているのが味精が目立つ味とは皮肉。
　惜しい。

・羊肉烩面 (4.0)
　ヤンロウフイミアン。
　なぜこれだけ烩面なんだろう。
　以前聞いた時は汁麺だとこう呼ぶって聞いた。
　烩面だと、大分のダンゴ汁と同じ、
　ダンゴをブィーンと延ばしてポイと茹で。
　ビャンビャンだとパンパン打ちながら１本麺。
　味はあんまり変わらない。
　打つ分だけ密になり芯のハリがある感じ。
　とても羊の臭いが強い。なれていても来る。
　でも、それなりに感じ始めて、
　ダイレクトに羊の風味が美味しいなと。
　これ以上にダイレクトな羊風味の味は
　滅多に無いと思う。
　前に食べた時より美味しい。

・香辣牛肉麺 (4.0)
　クセがなく食べやすい。
　汁が少なく、汁が濃いかと思えば、
　赤い色の割りに味は薄めで、麺も薄め。
　牛肉は強い味付けで八角がブワっと
　と言うのが中国の一般的な味だけど、
　クセの無い牛肉で薄味で、
　上品なのか日本人向けなのか。
　いずれにしても、素直に食べられる。
　「香」の字がつくと、中国料理だと、
　茸を連想する、シメジが入っていた。


　オープン直後から通うと、
　オープン直後に一度だけ行くって、
　アホらしいなって感じてくる。
　良いお店はどんどん美味しくなる。

2019.05 昼×1
2019.06 昼×6
2019.07 昼×2
2019.08 昼×3
2019.09 昼×2
2019.10 昼×2

週替りメニュー
・大盘鸡拌面 850円(税込)×3
・翡翠油泼面 850円(税込)×3
・麻辣牛肉面 950円(税込)×2
・红烧鸡肉香菇面 880円(税込)
・羊肉烩面 950円(税込)
・無汁担担面 850円(税込)
・冷やし中華 900円(税込)
・酸汤面 850円(税込)
・香辣牛肉麺 900円(税込)

夜のレギュラーメニュー
・西安炒面 880円(税込)

　新川のﾋﾞｬﾝﾋﾞｬﾝ麺屋。
　大分の新川ではなく、東京の新川。
　茅場町と八丁堀の間の海側。
　半年間分のレビュー。
　週替りでなかなか同じメニューに当たらない。
　まだまだたくさんの麺料理を作れるらしい。
　すごいな。
　こちらで中国面の味をおぼえていける。
　中国人が多いし、現地味を好む日本人も多い。
　こんな多様性があってこそ、大都会the東京。

　いろいろ食べた結果、
　中国の伝統的な麺料理がやっぱり美味しい。


・大盘鸡拌面 (3.8)
　大盤鶏はウイグルの鶏肉野菜炒め。
　拌面は混ぜ麺。
　５月、７月、10月に食べた。
　ウイグル料理は見た目以上にアッサリ。
　汉族(漢民族)らしくアニスにカシアは強め、
　日本人的には漢方風味、かもしれません。
　僕的には、タミル風味、かもしれません。
　汁気が良い感じで具から、
　染み出て、麺が食べやすいし
　美味しく感じられる。これは良いなぁ。

・翡翠油泼面 (4.5)
　西安名物、翡翠油溌麺ﾌｪｲﾂｲﾖｳﾎﾟｰﾐｧﾝ。
　ホウレン草練り込み、ビャンビャン混ぜ麺。
　「発」は簡体字「发ﾌｧｰ」、繁体字「發」。
　「发」は日本漢字の「髪」の場合もあり。
　遠目で「友」に見えたりしてややこしい。
　酸味と辛さバッチリ、ほうれん草風味あり、
　彩りバッチリ、具の配分バッチリ。
　野菜と肉とナッツと面と歯ごたえも楽し。
　味のバランスがなんと言っても良い。
　こちらで食べた中では、ベスト。
　気に入って１週間で２度行った。
　また翡翠油泼面の週に当たりすすんで行った。
　これに当たればラッキー。

・麻辣牛肉面 (4.0)
　中華麺定番の牛肉面(ﾆｭｳﾛｳﾐｱﾝ)で麻辣(ﾏｱﾗｧ)。
　汁の表面はちゃんと辛くて痺れる油の層。
　汁麺と言うより混ぜ麺に近い。
　油っぽいんだけど、これが、
　ビャンビャン麺をくっつかせなくして、
　ツルリっと良い感じで食べられる。
　小麦が強い麺に味の強い汁、
　シャクシャク青梗菜や小さい牛肉も良い。
　中国風味のアニスもバッチリ。
　中国の強い料理らしい良いバランス。

・红烧鸡肉香菇面 (3.5)
　ﾎﾝｼｧｵｼﾞｰﾛｳｼｬﾝｸﾞｰﾐｱﾝ。
　紅焼鶏肉香菇麺、焼き鳥香る椎茸麺。
　日本人にも馴染みやすいクセの弱い足。
　辛くない、八角等が弱い、アッサリ系。
　そうなると、麺の粉っぽさが強まる気がする。
　なので、辣油をタラリラリ。
　香ばしく焦げた辣椒の香りでキュッと締まる。

・羊肉烩面 (3.0)
　週替りでようやく２度目に当たった。
　前回、それほど印象が良くはなく。
　２度目もそれほど変わらず。
　汁の羊臭がすごく強い、
　チャーシューはそうでもない。
　羊なれしていても、ウッと来る。
　辣油をドバっと入れて誤魔化した。

・西安炒面 (3.0)
　週替り売り切れにつき、
　レギュラーメニューから。
　ただし、本来昼には出さず、
　さらに、普通は細面。
　甘辛い中国醤油とキャベツやモヤシや
　四角い肉と炒めた焼きそば。
　ビャンビャン麺は、どうも混ぜ麺が
　一番向いているような気がする。
　炒めるとベチョっとなる。
　悪くはないけど、
　わざわざって感じではないかな。

・無汁担担面 (2.5)
　汁無し担々麺、中国正規版、だと思う。
　通常メニューにも汁無し担々麺はある。
　これは挽き肉など、肉がまったく無い。
　ゴマ風味辛汁にモヤシと豆苗キャベツ乗せ。
　麻辣な風味は無い。
　混ぜても、その通りの味で、
　ちょっと物足りなくもあり。
　これで850円は高いな。
　中国だと、无汁担担面て書いてると思う。
　麺は面なのに、無が无じゃないのは
　なぜだろう？

・冷やし中華 (3.0)
　ﾋﾞｬﾝﾋﾞｬﾝ麺向きリビルド冷やし中華。
　冷やし中華と言えば、中華麺に、
　同じ太さに切り揃えた具。
　麺と具を同時に食べて、
　色々具を混ぜて食べて、
　そう言う楽しみがあるけど、
　これは麺が太く、具も大きい。
　麺と具を別々に食べざるを得ず、
　冷やし中華って感じなかったなぁ。
　具はそれぞれ美味しいんだけどね。

・酸汤面 (4.0)
　酸湯麺 (suān tāng miàn)、酸っぱ汁麺。
　酸っぱいだけでなく、辛さもある。
　日式の酸辣湯麺より辛いし酸っぱい。
　それだけでなく、ゴマや肉の小さな
　ブロックなどでコクあり、
　と言っても本物の中国らしくアッサリ。
　菜っ葉や香菜で、サッパリ。
　出汁に頼らず、シンプルで、
　分かりやすい感じの美味しさ。

・香辣牛肉麺 (4.0)
　辛めの牛肉混ぜ麺。
　中国らしい牛肉の処理で八角がポワン、
　少し酸味あり、若干弱い。
　レンゲ一杯お酢足し、辣油ドバッ。
　強い味で香菜が浮かずに馴染んだ。
　日本以外は牛肉はクセがある肉として
　強い味付けな気がする。
　中国人が好むビーフジャーキーがあって
　飴みたいに個別リボン包みで、
　八角梅干し味。食べたのは肉質的に
　どうかなって。方向性はありだと思ったが、
　それの正解の味がこれ。


　ビャンの漢字バッチをもらった。
　こっそり嬉しかったりして。

2019.04 昼×3
2019.05 昼×3

週替わり
・岐山臊子面 880円(税込)
・培根蛋面 850円(税込)
・無汁坦々面 850円(税込)
・羊肉烩面 950円(税込)
・干拌臊子面 850円(税込)

レギュラー
・炸酱面 850円 +大盛 150円(税込)


　行けるなら週に１度は週替わりを食べに。
　一通り定番物を食べた。
　麺にボリュームがあるので、
　味が強い方が僕は好み。

　週替わりで、中国の現地味っぽいものを
　出してて、それが楽しみ。
　中国人客の多くも週替わりを食べている。


・岐山臊子面 (4.0)
　チーシャンサオズミエン。
　汁のびゃんびゃん麺。
　正宗陕西なお味、たぶん。
　透明なあっさりスープに赤い辣油。
　小さめブロック状の具いろいろ。
　八角などの中国風味が良い。
　麻椒風味はたいしたことない。
　これにお酢をドバっとかけて。
　さっぱり辛くて、具だくさん、とても良い。
　「臊」日本語だと「なまぐさい」
　そんな味ではなかった。

・培根蛋面 (3.5)
　中式意大利菜と言っても過言ではない。
　フィットチーネのカルボナーラ。
　打ち立て生麺だから、そりゃ良い。
　パスタの金額に常々納得行かないが、
　この値段と味なら納得。
　ムチモチ麺に絡む玉子。
　チーズっぽいコクが足りないかな、
　とは思うけど、多すぎよりは良い。

・無汁坦々面 (3.5)
　汁無し坦々麺、无汁坦坦面。
　麺はいつものドライ気味汁無し。
　坦々具合は中国だなぁって。
　中国では汁無しが標準で、
　ピーナツ風味と挽肉のドライ風味が
　きっちりある。
　辛くしてもバランスが崩れない、
　これなら中国人も食べるよねって。

・羊肉烩面 (3.0)
　ランロウフイミアン。
　汁あり羊うどん的な。
　ビャンビャン汁有りが烩面。
　干豆腐と春雨入りがとても中国。
　味はあっさり塩味羊味で、
　モンゴルとか中央アジアチック。
　その分、羊の臭いがどどんぱ。
　羊常食の僕ですら獣臭に感じるほど。
　鼻で呼吸しないように食べれば大丈夫。
　それってどうなのっとは思う。

・炸酱面 (3.0)
　ｻﾞｰｼﾞｱﾝﾐｱﾝ。肉味噌あえ麺。
　普通の中華麺だと北京標準。
　日本だとジャージャー麺。
　西安バージョンのﾋﾞｬﾝﾋﾞｬﾝ麺で。
　北京味に比べると、ちょい水っぽい。
　水っぽい味に強い面なので、
　物足りないし、食べにくい。
　飛び散りやすい。

・干拌臊子面 (3.5)
　レギュラーメニュー（臊子面 880円）の、
　干（汁なし）拌（混ぜ麺）バージョン。
　汁が無い方が中国的に感じてしまう。
　お酢を入れたり調整した味が
　ダイレクトに来るしね。
　八角の香りを除けば日本人にも
　受け入れられやすい味だと思う。
　具が小さいので、箸では食べにくい。


　中国人向きの味だなぁって思うときほど、
　お客さんが多い。
　それだけ中国人が多いんだろう。
　でも、羊肉烩面の時はさすがに少なかった。

2019.03 昼×2
2019.04 昼×1

・番茄面 850円(税込)
　+大盛 150円(税込)
・红烧鸡肉香茹面(週替わり) 880円(税込)
・香辣牛肉面(週替わり) 900円(税込)

　３～５度目。
　ランチ時はけっこうなお客さんで、
　チラリっと見て待ちそうで避けていた。
　すんなり座れそうな日に行く。

　注文してから麺を延ばしながら茹でるから、
　それなりに時間はかかる。
　でも、茹でたてだからちゃんと美味しい。

　そんな事よりも、ですよ。
　まぜ麺の時は、
　小麦麺の茹で汁をスープ代わりに
　出してきた。カルチャーショックだ。


・番茄面 (3.5)
　トマト麺。
　中国家庭料理の１番スタンダードな味。
　トマトと玉子炒めマゼ麺。
　麺はもちろんビャンビャン。
　早くまぜないと固まってまぜにくい。
　そんな時にも茹で汁スープが活躍。
　ちょっとかけてほぐして。
　味は激しさがなく、ほっこり。
　茹で汁を恐る恐る飲んでみる。
　ん、悪くない。良くも無いけど。
　塩気ごくわずか、甘味つけはなく。
　それより、
　茹で汁すら無駄にしない姿勢が好き。
　香川などうどんの茹で汁が公害問題に
　なってたりするんでしょ。
　こうやって茶代わりに出すのも良いと思う。
　そば湯は普通に出してるもんね。

・红烧鸡肉香茹面(3.5)
　紅焼鶏肉香茹麺。
　びゃんびゃんの汁麺。
　紅焼鶏肉で鶏の醤油煮。
　香茹麺でなんとなく椎茸煮込み汁。
　色は濃いけど、割りとあっさりさっぱり。
　油っこさもなく、塩気は割りと。
　お酢をたっぷり入れて、後から辣油など。
　具が多いのも良いし、びゃんびゃん麺は
　大分のだんご汁っぽくもあって、
　さらに大分標準椎茸味で、
　他人事とは思えない味。

・香辣牛肉面 (3.5)
　汁無し混ぜ麺。
　香辣と来れば、香りと辛さ。
　香りは爽やかな麻、麻椒を期待したいけど、
　たいていの場合、ボケっとした香りな中国。
　これもボンヤリな香りと辛さ。
　それが悪いわけではなく、
　辛くしたいなら、辣油をかければ良いし。
　そうか、「香」は香菜かも。
　日本のヘナチョコ香菜なので、
　ネギより弱いや。
　それでも、しょうゆベースで美味しいには
　変わりない。


　お客さんは近くのサラリーマンが多いけど、
　中国の方が大半だった。
　このあたり中国人サラリーマンやＯＬが
　多いもんね。

2018.12 夜

・臊子面 880円
　
　２度目。
　いろいろ食べてみたいけど、なかなか。
　ボチボチ行きます。


・臊子面 (3.5)
　キュっと酸味が利いた、細切れ具のあっさり麺。
　面(麺)はこちらのデフォルトびゃんびゃん麺。
　具は細切れの肉、野菜、豆腐。
　キクラゲやセロリやニンジン入りで、
　冷凍ミクスベジ感が無く嬉しい。
　汁は酸味が少しあって、辛さはほとんど無し。
　さらに酢を加え、胡椒をかけた。
　胡椒と合いますね。


　汁麺はびゃんびゃん麺と言うより、
　烩面と言うか、、、同じですよね。

2018.10 夜

・油泼面 850円

　茅場町と八丁堀の中間を海側に行ったところ。
　ちょくちょくお店が変わる場所に、
　夏頃、びゃんびゃん面屋が出来ていた。
　行こうと思いつつ、昼はお客さんがたくさん。
　夜は忘れてしまって。

　こんなビジネス街で「びゃんびゃん面」、
　どうだろうね？　って。
　（びゃんびゃんは難しい漢字で、
　　変換しても出ない）
　西安の方が取り仕切り、本格的だった。
　なんかすごいな。

　各種中国風トッピングに汁有り、汁無し。
　中国の面(麺)料理は、面の種類が固定で、
　汁いろいろ、トッピングいろいろな形式。
　このスープにはこの麺、そんな決まりは無い。
　地域毎に好まれている味はあるけどね。

　西安で一番好まれるのはこれかな？っと、
　油泼面をお願いした。（食券制ではない）
　当たりだった。
　ヨウポーメン、とか、ユーポーメンってやつ。
　泼の字は、さんずいに発の字の簡体字。


・油泼面 (3.8)
　汁無し冷盛りでお願いした。
　（汁有り、や、あつ盛りもある）
　酸っぱ辛い油混ぜ面で、
　面が大分で言えばだんご汁の麺。
　エプロンは言えばもらえる。
　味が強いので、太い面が馴染む。
　キャベツと肉の小さなブロック入り。
　その上にドライな辣油。
　多少全粒粉っぽい色合いの極太面。
　良く混ぜて食べよう。
　ほどほど香る油、ほどほど辛い味付け。
　ちょっと日本人向けかなと。
　辣油とお酢をかけ足しながら、
　尖った味に持っていって食べた。
　黒酢と麻椒が欲しいところ。
　言えば、麻椒は出してくれるって。
　（後から知った）
　なかなか良いクィックめし、だと思う。


　西安の方に気になっていた事を聞いてみた。
　びゃんびゃん面って烩面と同じじゃないの？
　違いが分からない、って。
　面は同じだって。やっぱりそうか。
　通常、びゃんびゃん面はドライな混ぜ面で、
　烩面は汁面なんだって。
　そういえば、河南烩面など汁面だもんね。
　スッキリ。

　汁無し中国味やせうま、が、びゃんびゃん。
　汁有り中国味だんご汁、が、ふいみあん。
　※分かるのは大分県民限定だな。