【小伝馬町】路地にある老舗蕎麦店！ : Shougetsuan

【場所】
小伝馬町交差点から人形町通りを南下して、最初の路地を右に曲がります。
ワンブロック先の路地の左手にお店はあります。

【店舗、店内】
店内に入りますと、左右にテーブル席が並んでおり、奥が厨房になっています。
外観からお店の渋さ、歴史を感じることができますね。

お蕎麦屋さんって、同じ名前のお店がたくさんありますよね。
この松月庵さんも人形町にもお店はあります。
富士そばのようなチェーンではなく、昔から町にあるお蕎麦屋さんのことで、
そういう多くは暖簾会なる親睦会があったりします。
おそらく、昭和初期の頃にお店が成功して、のれんを分けていったのが今に至るのでしょうね。
江戸蕎麦御三家の藪、更科、砂場が有名ではありますが、それ以外の暖簾会と言えば、長寿庵や大村庵、満留賀、尾張屋あたりになるのでしょうか。
こちらは松月庵睦会から始まり、東京松月庵麺類協同組合が暖簾会に当たると思われます。
ただ、現在暖簾会として機能しているのかは分かりません。
松月庵の蕎麦の特徴として、非常に柔らかく、長いお蕎麦なんだそうです。
あまり蕎麦の暖簾会については詳しくないので、この辺で。

【料理】
注文したのは、かき揚げ丼セット\800です。
お蕎麦は冷たいのか温かいのかを選べまして、温かいお蕎麦をお願いしました。

程なくして、かき揚げ丼セットの登場です。
メインはかき揚げ丼でミニ蕎麦が付いてきます。

かき揚げは揚げ置きのものでしょうね。しっかりタレを染み込ましています。
やわやわなかき揚げでしたが、こういう天ぷらもありっちゃありですね。

お蕎麦は天かすと小松菜が入っています。
お蕎麦は柔らかく、これが松月庵のお蕎麦なんですね！
出汁は醤油がキリッと立つお江戸のお蕎麦です。

【飲み物】
お水が出てきます。

【サービス】
ホールはお母さん世代、厨房は大将がいたと思われます。

大正後期か昭和初期かに出来たと思われる松月庵さん。
小伝馬町のお店がいつ頃できたのかはわかりませんが、歴史あるお蕎麦屋さんで食べるお蕎麦は令和の時代には貴重なのかも知れませんね。

この投稿が皆様のお店選びの参考になれば幸いです。