1933（日本橋大伝馬町）　肉スパ : Cafe & booze 1933

小伝馬町駅から徒歩１分、江戸通り小伝馬町交差点から人形町方面に進んですぐのビル地下に２０１６年オープンしたCafe&Booze1933。

昼食で利用。
地下へ下りる階段の手前にはJ's Dinerとこの店双方のメニューが何枚も掲げられている。階段を下りて手前がJ's Diner、奥がこの店。メニュー構成が近いだけでなく、どちらも入口手前がアルコール類の提供を想起させる掲出なので、ぱっと見るだけだと両店の区別がつきにくい。
店内は典型的なカジュアルダイニングといった感じで、レトロ感を漂わせているものの全体的に温かみ、それに活気を感じる。壁の一部には夜の部のメニューが貼られている。壁面上部に掛けられた液晶テレビではワイドショーを放映している。店内中央付近に仕切りがあり、その手前に4人用テーブル5卓、奥側に2人用、4人用、7人用のテーブル各1卓。午後１時までは禁煙とのこと。
１２時半頃の訪問で、テーブルが全て埋まった状態。相席を採っていなかったこともあり、空席があっても待ち客がしばしば発生していた。客の男女比は8:2くらい。

ランチメニューは、「ナポリタン」800円、「キーマカレー」「生姜焼き定食」「肉スパ」各850円、「カツカレー」「牛たたき丼」各900円など。カレーには2種類を組み合わせられるハーフ＆ハーフの設定もあった。どのメニューもスープまたはドリンクがつく。
この日は、肉スパを注文。大盛無料とのことだったので、大盛をオーダーした。ドリンクはアイスコーヒーをオーダー。

注文から程なくしてサラダが運ばれてくる。あわせてドレッシング和洋2種類も一緒に配膳。
サラダは葉物メインだが、真ん中にマカロニが数本のっている。

そして注文から６分後、肉スパ大盛のご提供。
長径30cm、短径15cmくらいの大きな銀皿にスパゲティがどっさり盛られ、その上に豚肉がのせられている。
スパゲティはやや太めの麺でもっちりした食感がある。味付けは塩味とのことだったが、ごくごくシンプルな味わい。スパゲティの表面がツルツルしているので、フォークに絡まりづらく少々食べにくい。
豚肉はいかにもといった味付けの生姜焼き。豚バラ肉だけでなくタマネギも数切れ交じっていた。肉は適度な柔らかさで、脂身の部分もまあまあ入っている。タレの味はあまり強くないので、塩味のスパゲティとの相性は悪くないし、生姜焼き単独で食べてもくどさを感じない。スパゲティを大盛にしたのでさすがに肉とスパゲティのバランスは今一つになってしまったが、一般的な生姜焼き一人前くらいの量はのっている。
卓上にはタバスコや粉チーズが置かれているが、塩味ベースのスパゲティだとちょっと合わないか。

食べ終わる頃を見計らってアイスコーヒーが運ばれてくる。味は普通。

味はこれといった強調材料を見出しづらいところだが、サラダとドリンクつきということを考えるとまあまあお手頃と言えるか。
店員の応対は好印象が残った。客への声かけが快活かつソフトで何となく癒される。温かみのある店内の雰囲気も良い。
カテゴリー的にはカフェということで一定の居心地を有しながら、カフェには足を踏み入れにくい男性客への門戸もしっかり開放している印象。駅近という立地や営業時間も含め、穴場的に使い勝手の良い店と言えるだろう。