Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Kongusuto
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Categories | Spain |
Phone number (for reservation and inquiry) |
070-1247-2468 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都中央区日本橋小網町16-19 大都ビル 1F |
Transportation |
東京メトロ人形町駅から徒歩4分 244 meters from Ningyocho. |
Opening hours |
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Budget |
¥10,000~¥14,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥10,000~¥14,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Table money/charge |
サービス料無し |
Number of seats |
14 Seats |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Wide seat,Counter |
Drink |
Wine |
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Food |
Particular about fish |
Occasion |
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Location |
Secluded restaurant |
The opening day |
2023.10.7 |
Remarks |
コース8,000円のみ(サ、税別) |
土曜日の午後6時に2名で伺った。予約したのは2か月前である。
14名が座れるL字型カウンター1つというお店である。満席になると狭そうだが、この日は4組8名だったので、とてもゆったりしていた。ちなみに入口に一番近いところに案内されたのだが、そこはカウンターを挟んで4名が2名ずつ向かい合って(まるでテーブル席のように)座ることができるようになっていた。安普請とは言わないが豪勢な内装でもない。オフホワイトと木目を基調とした内装で、カウンターはフラットでとても広々としている。快適な空間である。高めのスツールではあるが足がブラブラとしてしまうということもなく、とてもよく考えられている。
完全なワンオペなので、客は自分で上着をハンガーに掛け、荷物も自分で所定の位置に置く。ワンオペだからといってサービスがまったく回らないということはなく、スムーズに流れる。所要時間は2時間半〜2時間45分といった感じである。
まずはスパークリングワインからオーダー。ペアリングというのはやっておらず、グラスが空けばその都度オーダーするという感じである。ワンオペなので、グラスが空いたからと言ってお呼びだてするのは気が引けたが、とはいえ、お料理を持ってくる際にグラスがほぼ空いていれば「次のお飲み物はどうされますか」とキチンとお聞きくださるので、そんなにストレスフルでもない。ワインの説明もどちらかというと詳しくしてくださる。
頂いたお料理は以下のとおり。
◯まずはフィンガーフード。コカというもの。スペイン風ピザとのこと。生地を薄く伸ばして焼き上げたもので、上にはイワシの酢漬けにイタリアンパセリのソースを掛け、イワシとコカの間にはバターに燻製を掛けたもの。爽やかな酢漬けのお料理。
◯ピンチョス盛り合わせ。①北海道産のイソツブガイをシンプルに塩茹でしたもの、②低温調理した水タコのガルシア風、③スペイン産のお豆やトマトなどを使ったサラダ、④ワカサギのエスカベッチェ、⑤スモークしたマカジキのパン・コン・トマテ、⑥自家製のチョリソーを詰めた手羽先の素揚げ。色々と盛りだくさんな一皿。
◯江戸前のスミイカのお料理。なにかとミントと一緒に和えられていて、上にはアーモンドで作った白い(少し粘度のある)ソース、そしてサイドにはスミイカのソース。混ぜ混ぜしていただく。イカの食感も良いし、味付けも爽やかだ。
◯ピキージョ(赤ピーマン)のお料理。馬の頬肉を柔らかく煮込んだものが中に詰められていた。ソースは馬肉を使ったコンソメスープでトロリとしていて美味しい。
◯魚介(なんだったか失念・・・)をソテーしたもので、ソースが多いのでスープ仕立てみたいな感じ。春菊とジャガイモを使ったマッシュポテトのようなものが魚介の下にあって、そのスープのようなソースはアサリの出汁、生クリーム、蕗の薹を使ったもの。あしらいにレンコンとケールのチップス。
◯赤牛のランプの炭焼き。付け合わせに二十日大根やサツマイモなど。
◯パエリアは2種類。魚介の出汁を使ったものとスミイカを使ったもの。どちらもお米だけで他に具材はないというなかなかの斬新さ。しっかりと味付けがされていて、硬めの仕上がり。
◯デザートはバスクのチーズケーキ。
食後のコーヒーや紅茶などはなかった。
このお料理で税込み8,800円というのは確かに凄まじいコスパである。いただいワインはグラスで5杯、最終的な仕上がりは一人当たり15,700円。人気があるのも頷けるというもの。
ワンオペだからなのか、シェフのキャラなのかは分からないが、シェフはどことなく「客に寄り添わない」ようなところがあるようで、たとえば、三品目のお料理の白いソースの名称が聞こえなかったので「このソースは何でしたっけ?」とお尋ねしたところ、特にこちらにお顔を向けることもなく「◯◯です」(←結局聞こえなかった)とおっしゃるだけで、どういうソースなのかをあらためてお聞きしたくても取り付くシマがない感じだったし、会計を均等に2等分してカードで支払えるかをお尋ねすると「お客様の方でどのようにお分けいただいても構いません」という言い方でやんわりと断られたり。とはいえ、客とのコミュニケーションを苦手にされているわけでもなさそうで、お店を出るときには「けっこう食べ歩きされてるんですか?」とにこやかにお尋ねくださったりもするし。単にワンオペなのでコミュニケーションが最少になっているだけなのかもしれない。頻繁に通って常連になればこのお店に対する印象は随分と変わるのではないかという気がする。