解っちゃいるけど止められない！ : Sutauto Kare

　この日は昼に渋谷界隈にいて、その後井の頭線で移動のためこの界隈で昼飯食おうとしていると、井の頭線の改札のすぐ近くの有名な焼き鳥屋の脇にこの店を見つけました。
建物は小さいのですが、イギリスのパブのような形態のお店で、入って左手に沿ってカウンターで、ビールやスコッチ、ちょっとしたカクテルやジャンクなスナック等を提供できるようです。
ホールには丸い小さいテーブルが幾つもあり、高くて座りの悪い椅子が備えられていて、その気になれば結構の人数を集客できます。
まあ、半分立ち飲みみたいなものなのでゆっくりくつろげると云う感じではありません。

　昼は、カレーライスをやっていてメニューを見るとプレーンなカレーライスにスタウトポークやビーンズソースをトッピングするのが得りらしい。
折角なので両方乗せた、スタウトポーク＆ビーンズカレーをビッグ（大盛り）でお願いしました。
ロンドンパブ風なので、昼飯でもキャッシュオンデリバリーは基本の様です。
　スタウトポークは、その名と店から連想するに黒ビールでじっくり煮込んだ豚肉のようですが、確かに非常に柔らかく煮込まれていて美味しいですが、態々スタウトで煮込むのはロンドン風パブのこだわりでしかなく、これを食べて流石はスタウトで煮込んだだけのことはあるとゆう味の印象に結びつかないのが些か悲しい気はします。
ビーンズソースはチリコンカンの様な物を想像してましたが、豆をトマトソースで柔らかく煮込んで多少辛味を付けている感じでしょうか、不味くはありませんし邪魔にもなりませんが、カレーの味に著しく相乗効果を期待できるものでもないので無くても構わないです。
ただし、ここのプレーンのカレーは小麦粉でトロミを付けた一般的なタイプで、それ自体に具財も入っていないうえにそれ程スパイスが強く香ったり香ばしかったり、酸味や甘味、ベースの出汁等どれも引き立つ特徴的な部分がないので、何となく物足りない感じが否めません。
大盛りで頼みましたが、自分的には普通盛りでしたし、ポークとビーンズ両方トッピングしたので1,100円になってしまいましたが、果たして1、000円を超える価値があったかと言われると、些か微妙な感じでしたね。

　スタウトを標榜するくらいなら、豚肉煮るのに使うんじゃなくて、グラスで一杯付けてくれればその方が嬉しいなぁ。
一杯くらい良いよね、昼で仕事中で、しかも尿酸値高いけど！