Restaurant name |
Bekari Sanchino
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Categories | Bread |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-5774-5077 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 1F |
Transportation |
67 meters from Shibuya. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Accepted (Transportation electronic money(Suica)) QR code payment Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
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Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Occasion |
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Service |
Take-out |
The opening day |
2019.11.1 |
Remarks |
パンのテイクアウト店 |
渋谷は、東京の4大繁華街(銀座、新宿、池袋、渋谷)のうち住まいから最も近く、その意味では一番身近な繁華街ではあるのですが、いつの頃のことか不明ではあるものの、若者の街として定着してからは、4大繁華街の中でも一番ハードルの高い街になってしまったように思います。私も若者の頃は、よく渋谷を利用していたのですが・・・。
渋谷は、駅周辺において、長い期間に亘り再開発が行われている街でもあり、マークシティ、ヒカリエ、スクランブルスクエア、フクラス・・と駅周辺の再開発ビルも次から次へと誕生しています。
「百年に一度の再開発」とも言われるこの再開発事業では、JRのホーム改造工事なども巻き込んでおり、過去に何度か山手線が運休したりといった大工事も行われていますが、よりドラスティックな効果としては、渋谷駅を挟んで位置する道玄坂と宮益坂という二つの坂が上り下りをすることなく繋がるような構想もあって、これもそう遠くない将来(2027年)に完成すると言われています。
この日は、再開発ビルの一つであるスクランブルスクエアの12階で長女の誕生日祝いの会食がありました(@カールヴァーン トーキョー)。
その後のベーカリー巡りですが、この日は今年=2024年の最初のG1レースであるフェブラリーステークスがある(ついでに言うとその前の10レースにJRAの今年の目玉の一つであるウルトラプレミアムレースがある。)ため早めに帰宅したかったので、ランチ場所から近場のベーカリーをと思いながらお店を探索していたところ、同じスクランブルスクエアの1階にある当店があることが判明しました。
サンチノは、「〇〇さん家(ち)の」や、「●●産地の」と言われるような親しみやすさ、生産者との結び付きが店名の由来らしいですが、そもそも、サンチノをプロデュースしたのは、代々木八幡や三軒茶屋で有名ベーカリーの「365日」や「ジュウニブンベーカリー」を経営していることで知られるウルトラキッチン株式会社のオーナーシェフである杉窪章匡氏です。
私がそのサンチノを知ったのは、碑文谷のイオンスタイルの中で営業していたお店でした(利用は2017年8月)。
ところが、同店は長続きせず、運営会社であった株式会社竹若(名古屋を本拠にステーキレストランチェーンを展開する株式会社あさくま~テンポスホールディングス系~の子会社)の名前を取って店名を「竹若ベーカリー」に改め、米粉パンを前面に出すスタイルに転換しますが、2021年に同社が破産開始決定を受けたことに伴い閉店しています。
サンチノは、碑文谷のお店以外にも銀座と池袋に出店していました(サンチノ 銀座店、サンチノ池袋東武店)が、いずれも倒産に伴い閉店となっています。
この倒産劇に際しては、旧経営陣による多重リース(リースを受けた店舗設備等に対し複数のリース契約を締結)の事実が明るみに出たことなどにより、親会社のあさくまが破産申請をしたという経緯もあるようです。
当店は、2019年11月のオープンですので、経営母体が揺れ動く中で経営を続けてをきたお店ということになりますが、どのような形で経営を継続してきたのかは良く分かりません。
この日、スクランブルスクエア1階の「エキュートエディション渋谷内」にある当店を訪れたのは13時半をちょっと回った時間帯になりました。
当店の特徴は、やはり米粉パンを前面に出していることです。
ショーケースの中にパンが並んでいますが、コシヒカリを使用した生食パンの他、米粉&ライ麦パンなどもラインナップしています。
お値段は、惣菜パンも菓子パンも基本は@300円台という感じなので決して安くはありません。
この価格帯だと3個買うと1,000円オーバーとなってしまう可能性が高いので、今回は以下2点の購入に留めました。
・もっちりチーズパン@300円
・クルミあんぱん@280円
合計580円
こちらの商品の中では比較的安いパンを選んだつもりでしたが、それでもコスパの目安としている2個でワンコインは楽々上回ってしまいました。
持ち帰って、翌日の朝食に供しました。
もっちりチーズパンは、売り場にも「レンジで温めて美味しい」との表記がありましたが、いつもの私のリベイク方法で、レンジで15秒チンした後、650Wのオーブンで2分間温め、1300Wで1分間仕上げ焼きしていただきました。
生食パン生地にダイスプロセスチーズとパルメザンチーズを巻き込んで焼き上げていますが、米粉らしさがあまり感じません。
チーズのクオリティも今ひとつなのですが、その美味しさを引き出せていないとも言えるのではないでしょうか。
製法から見直した方が良さそうです。
クルミあんぱんは、ライ麦配合のくるみバゲットでこしあんを包んだあんぱんで普通に美味しいのですが、何と言っても@280円ですから、もっと感動する美味しさが欲しいところです。
決して、パンのレベルが低いとは申しませんが、何れ劣らぬ名店の揃うスクランブルスクエアにはやや役者不足の感じがしました。
一度倒産を経験したブランドなので、バックにはそこそこ資力のある資本がついているものと思われ、それにスクランブルスクエアの知名度も加わって、営業を維持している感じが否めません。
それでも家賃は高いでしょうし、このままだと先はそう長くはないのではないでしょうか。