Restaurant name |
Kaoru
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Categories | Kushiyaki (Grilled skewer)、Izakaya (Tavern)、Western Cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3496-4435 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都渋谷区恵比寿西1-12-9 内田ビル 1F |
Transportation |
東京メトロ日比谷線【恵比寿駅】徒歩2分 240 meters from Ebisu. |
Opening hours | |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (AMEX) Electronic money Not Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
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Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu) |
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Occasion |
Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Secluded restaurant |
今日も猛暑は厳しく、日差しからの直射日光だけでなく、アスファルトからの熱波が容赦なく照り返した。金曜の夕方だったが、今日は残業はなく、定時で上がり実家へと向かった。せっかく時間に余裕があることだから山手線を恵比寿で降り、少しばかり寄り道でもしていこう。
実は何度か行ってみたが、その都度"予約"のため利用できない店があった。今日は早い時間でもあることから、覗いてみることにした。
扉は半開きになっていて、店内の様子が窺えた。狭いカウンターには2人一組の客が中央に、ひとり客が入口すぐに座っている。
店内に入るとテーブル席3卓あるが、そのふたつには札が立っていて、どうやら本日も予約が入っているようだ。
カウンター前はこじんまりとした調理場になっていて、還暦をだいぶ昔に過ぎたであろう男性が2人いる。
2人組の客が隅に寄ってくれ、カウンター中央に座ることができた。
調理場壁に飲物メニューがあるが、それほど種類は多くない。その中から"酎ハイ"をまず選んだ。
合わせる料理は串ものの中から、"シロ"、"ハラミ"、"ハツ"にしよう。串ものメニューは経年でくすんでいて、しかもカウンター中央からは見辛かった。
串ものは焼き上がるのに時間がかかりそうだから、それまではお通しの"枝豆"で、のんびりとつなぐことにしよう。
調理場ではひとりがもっぱら飲物を、もうひとりは焼き場を受け持っている。
ひとりだから、ふたりの関係をあれこれ想像して楽しんだ。ふたりは、顔立ちが全く似ていない。年齢は近そうだ。これは身内なんかではなく、幼馴染みかも知れない。イヤ待てよ、顔は似ていなくても、もしかしたら遠い親類かもしれないな…。
女性客が2人ほど、予約のテーブルのひとつへと座った。女性客のひとりが焼き場の男性に挨拶をし、男性が途端笑顔で挨拶を返した。
女性客ふたりは40代半ば過ぎのようで、今まさに仕事を上がったような感じだった。それから間もなくひとり、またひとりと、同年代の女性が予約席のテーブルへと集まり、総勢10人数ほどの女性グループとなり賑わいをみせた。
注文した串もの3本が、カウンターへと乗った。値段を考えると、身は厚みがあり楽しめそうだ。そして実際、そうだった。
酎ハイが空になったから、"玉露ハイ"を注文しよう。合わせて頼んだ料理は、"ねぎ入り玉子焼き"だった。
玉露ハイは粉茶ではなく、しっかり煮出しているようだ。すっきりとした飲み口を楽しめた。
"ねぎ入り玉子焼き"は薄味で、想像どおりの味だ。醤油とマヨネーズが欲しかったが、特に頼みはしなかった。
雰囲気たっぷり、昭和の香りがプンプン漂う大衆酒場だった。恵比寿ではこの手の酒場は、今では貴重だと思う。また人間観察したくなったら、カウンター席で楽しんでみよう。