シンプルこそ至高！引き算の美学を織り込んだ、絶品焼き菓子！ : LESS

☆オススメポイント☆
①引き算の美学を吹き込んだ、シンプルこそ至高のスイーツ
②絶品の焼き菓子の数々

【オススメ利用シーン】
テイクアウト

【メニュー】
「小田原蜂蜜のスパイスケーキ(450円)」
「レモンのパウンドケーキ(450円)」
「栗のパウンドケーキ(450円)」

今回は「小田原蜂蜜のスパイスケーキ」を自分用に、他二つは贈答用に購入したため、感想は「小田原蜂蜜のスパイスケーキ」のみとなることをご了承いただきたい。

「小田原蜂蜜のスパイスケーキ」は、
ライ麦粉をベースとしたパウンドケーキで、やや水分の少ないパサッとした食感。

一口目、シナモンやカルダモン、ジンジャーといったスパイス系の香りがほのかに香るが、小田原蜂蜜を利用しているせいか、口当たりはとてもマイルド。
また、甘すぎず、非常に食べやすい。

キャロットケーキをイメージして食べると少しスパイス感に物足りなさを感じるかもしれないが、どんな方でも美味しいと思える塩梅で、かつどんな飲み物にも合いそうな味わいだった。

時々出会うオレンジピールの爽やかな酸味もアクセントになって美味しかった。

【まとめ】
恵比寿駅から、線路沿いに目黒方面に進み、「恵比寿ガーデンプレイス」の近くのエリアにある「LESS」さん。
2019年9月にオープンしたこちらのお店は、クリエーション担当でイタリア出身の「ガブリエレ・リヴァ」氏と、オーナーシェフで日本人の「坂倉 加奈子」氏の二人がタッグを組んで、数々のスイーツ、焼き菓子を生み出している。

リヴァ氏は12歳にして実家のパティスリーでパティシエのキャリアをスタートし、若干22歳でロンドンのレストランにパティシエとして招かれ、ニューヨークやラスベガスでも経験を積んだという世界で活躍したパティシエであり、そんな彼が好きな言葉が「LESS is more(より少ないことは豊かなこと)」であり、店名の由来にもなっている。
由来通り、引き算で本当に必要なものだけを残し、余分なものを削いだスイーツを目指していたリヴァ氏が目をつけたのが、引き算の美学をもつ和食の文化。
そのため、坂倉氏とタッグを組み、ここ日本にお店を出店したのだそう。

現在「LESS」の店舗は工房としての役割となっており、営業は休止中。
ただ、近くにある姉妹店「RIVA chocolatier」さんで焼き菓子や名物パネットーネは販売されているので、そちらに訪問して欲しい。