Restaurant name |
Mineya(Mineya)
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Categories | Bread |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3351-6794 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都新宿区新宿6-19-9 |
Transportation |
都営大江戸線 若松河田 徒歩8分 524 meters from Higashi Shinjuku. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Accepted QR code payment Not Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
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Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Service |
(Surprise) Party accommodations,Take-out |
With children |
Kids are welcome |
Remarks |
【2012年 新宿区新宿6-20-10より移転】 |
ハンバーガーのバンズはどこが作っているかご存知でしょうか?
全てのハンバーガー屋さんがバックヤードでバンズを焼いているとはとても思えませんよね。
地域によって多少のブレはありますが、大手チェーンについては、マクドナルドはフジパン、モスバーガーは山崎製パンと思っておけば凡そはずれていないだろうと思います。
ところが、大手チェーンはそういうことでも、町のハンバーガーショップとなると、仕入れ先はマチマチで、ここで幅を利かせているのが、パンの製造卸を主業とする中小規模のメーカーということになるんですね。
パンと言えば、食べログをやっている人にとっては、店でパン作りをしているベーカリーやセントラルキッチンで冷凍パン生地を作るベイクオフスタイルのベーカリーチェーンなどがまず思い浮かぶと思います。
そして、それに劣らず日頃目にするのがコンビニやスーパーなどで売られてる製パンメーカーの量産パンということになるのでしょう。
実は、これらの狭間で目立たないのですが、業務用パンの製造卸のメーカーというのも、パンの業界では一定の勢力を有しています。
かつてと比べるとその業界での地位はかなり地盤沈下しているのは否定できませんが、それらのメーカーの主要販路である学校給食や外食産業などでは欠かせない存在と言ってもいいのではないかと思います。
東新宿を本拠とする当店=峰屋も、そんな業務用パンの卸が本業ですが、小売直売部門も持っており、当店はその本店直売店的存在のお店ということになります。
最近、掲載保留になったので、私の利用後、2021年10月中に何か新たな動きがあったのかもしれませんが・・
考えてみたら、かつては、当店からほど近い場所に「ミネヤキッチンラボ」というベーカリーカフェも営業するほか、池袋の東京芸術劇場内にも直営小売店があった(峰屋 東京芸術劇場店)のですが、これらが閉店したこともその伏線だったのかもしれません。
峰屋のパンで有名なのは、冒頭に記したハンバーガーのバンズで、首都圏の有名ハンバーガーショップではかなりのお店が使用しており、シェア等は公表されていませんが、20程度の有名店が使用しているとの情報もあります。
パンの製造卸と言うと、まず学校給食が思い浮かぶように、量産パンの親戚みたいな感じで、町のベーカリーのパンとは品質的に差があると思いがちなのですが、こちらは、ちょっと異質な存在なのかもしれませんね。
ただ、ハンバーガーショップに限らず、飲食店には業務用のパンを嫌うお店もかなりあるのも事実で、そういうお店は、自家製のパンを出したり、親しいベーカリーから仕入れたりしていますね。
私も峰屋のパンは、ハンバーガーショップのほか、イタリアンの店などで食べたことがありますが、さすがにバンズは美味しかったですが、バゲットの方はイマイチという印象を持ったこともあります。
もっとも、そのお店は狭くて暗くて料理の手際もあまり良くないやや冴えないお店だったので、それに影響されたのかもしれませんけどね。
この日は、後楽園でランチをとった後、都営大江戸線に乗って春日駅から若松河田駅まで移動して当店にやって来ました。
若松河田駅の河田口から出て裏道を抜けて徒歩5〜6分といった距離感です。
当店のある場所も裏路地のちょっとゴミゴミした住宅街という感じのところで、店構えもあまり洒落た感じでは無く、ごく普通の町のベーカリーという趣きです。
この日は12時15分頃の訪店になりました。
店内はちょうど先客が出てきたところで、誰もおらず店内は私一人になりました。
パンは、主として窓側の三段棚に並べられていますが、一部はレジ横の平台にも置かれています。
食パン、バゲット、惣菜パン、菓子パンとひと通りのジャンルは揃いますが、品揃えはいかにも町のベーカリーという感じで、古典的なパンが中心という感じです。
ただ、その分、買い求めやすい比較的リーズナブルなお値段でのラインナップで、さすが業務用卸という感じですね。
外食店などのユーザーも、やはり卸値には敏感ですからね。
購入したのは以下3点です。
・チーズフランク@240円
・塩バターパン@160円
・酒種あんぱん(つぶあん)@160円
合計560円
昔ながらのパンを選んだ印象ですが、他の商品も大体同じような価格帯です。
サービスであんドーナツを1個つけてくれたのは嬉しいですね。
持ち帰って、翌日の朝食に供しました。
チーズフランクは、レンジで20秒チンした後、串をはずして600Wのオーブンで4分間加熱していただきました。
フランクソーセージの中にとろけるタイプのチーズが入っているちょっと珍しいフランクロールですが、チーズとソーセージは合わないわけはないですよね。
ただ、両者のコラボはあまり噛み合っていない感じもして味自体はイマイチでしたね。
塩バターパンは、レンジで15秒チンした後、600Wのオーブンで3分間加熱していただきました。
かなり空洞の大きい塩バターパンですが、その分バターがたっぷりで滴り落ちるくらいです。
今やどこのお店にも置いている塩バターパンですが、当店らしい個性が感じられて美味しかったです。
酒種あんぱんは、持った感じがずっしりと重く、つぶあんがぎっしり詰まっているクラシックなタイプのあんぱんです。
酒種の風味とあんとのコラボは鉄板ですので、あんぱんらしさが楽しめました。
サービスのあんドーナツの方はこしあんでしたが、オーソドックスなあんドーナツという感じですね。
パンは、全体に悪い言葉で言えば平凡ですが、よく言えば、基本に忠実なパンとも言えると思います。
それでもハンバーガーのバンズという強みを持っているところは、町のベーカリーのあり方に一つの処方箋を投げかけていると言えるような気もします。
先日もあるハンバーガー屋さんで「当店は峰屋のバンズを使用しています。」と堂々と謳っているお店がありました。
そのことからも分かるようにそこには「峰屋」というブランドが成立していますので、そのブランドの力は卸部門の安定的な販路確保にも結びついていますよね。
ただ、バンズ以外のパンのクオリティについては、それほど過度な期待はしない方がいいとも思いますけど。。
繰り返しになりますが、掲載保留・・・あまり好ましくない展開では無いことを祈ります。