Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Teuchi Soba Fujiya
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Categories | Soba (Buckwheat noodles)、Tempura、Nihonshu (Japanese sake) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
050-5570-9690 |
Reservation Availability |
Reservations available
当店は、ランチタイムのお席のご予約は出来かねます。また、無断キャンセルの履歴がある方のネット予約は受け付けておりません。ご予約確定後、無断キャンセル履歴が確認できた場合はこちらからご予約のキャンセルをさせて頂きます、ご了承ください。 |
Address |
東京都新宿区西新宿7-21-3 西新宿大京ビル 1F |
Transportation |
1 minute walk from Nishi-Shinjuku Station on the Marunouchi Line 6 minutes walk from Seibu Shinjuku Station 148 meters from Nishi Shinjuku. |
Opening hours |
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Budget |
¥5,000~¥5,999 ¥1,000~¥1,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥8,000~¥9,999¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Accepted (Transportation electronic money(Suica)、Rakuten-Edy、nanaco、WAON、iD、QUICPay) QR code payment Accepted (PayPay、Rakuten Pay、au PAY) |
Number of seats |
29 Seats ( 3 counter seats, 4 tables for 4 people, table for 2 people, private room for 8 people) |
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Private dining rooms |
OK For 4 people、For 6 people、For 8 people |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
Smoking / Non-smoking area separated Private rooms allow electronic cigarettes only during dinner time. Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Wide seat,Counter,Wheelchair accessible |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Particular about Japanese sake (Nihonshu),Particular about Japanese spirits (Shochu) |
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Food |
Particular about vegetable |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Secluded restaurant |
Service |
Extended party hours (more than 2.5 hours),Take-out |
With children |
Kids are welcome(Babies are welcome,Preschool children are welcome,Elementary school students are welcome),Baby strollers accepted |
Phone Number |
03-5937-4414 |
この屋号の蕎麦屋は昔から青梅街道の北側、ちょうど東京医科大病院の向かい側に在り、15年ほど前に一度寄った記憶があり、店構えは洒落ていたが味については余り特徴のない町場の蕎麦屋の印象が残っている。
最近になって「ふじや」の店名の評判の良い蕎麦屋があの辺りに在ると言う情報を耳にして気になっていたが、屋号は同じでも場所が少し新宿寄りにずれている模様。
調べてみると「ふじ家」が創業したのは昭和8年で90年近い歴史のある老舗で、現在の店主は4代目。
以前の場所で営業し続けていたが、3年前に200mばかり離れた場所に新たに「ふじや」を設け、それを機に本格手打ちに切り替えたとのこと。
一時2軒を並行してやっていたが、現在はこちらだけに絞っているようだ。
立派なビルの一階に入っており、外観も店内も中々豪華な構え。
5時半の開店直後に入店。
カウンターの端の席に通されたが、テーブル席の幾つかには予約が入っているようだ。
銘々の設えには、色鮮やかな寒椿が描かれた敷紙が置かれているのが洒落ている。
まずはビール(ヱビス中瓶)を貰う。
お通しには「揚げそば」と少量の「そば味噌」が付いたが、「並木」や「まつや」を思わせる味噌がなかなか良い味。
ちなみにお通し代:330円の記載があるのは親切。
品書きを眺めると'蕎麦前'の欄に並ぶ肴類が魅力的。
その中から「蕎麦前 四種盛り」を注文。
内容は「チーズのかえし漬け」「牡蠣のオイル漬け」「板わさ」「にしん甘露煮」。
いずれも良い出来でバラエティに富んでいて楽しめた。
肴にはさらに2品を追加。
「合鴨炙り焼き バルサミコソース」は、結構な幅と程よい厚みの抱き身2枚がさっと焙り焼きされた後、バルサミコとそばつゆを合わせたと思われるソースに絡ませてある。
程よい噛み応えとジューシーさで、ソースの味も中々良い。
「自家製さつま揚げ」は、見た目は「ひろうす」のような白っぽい揚げ上がりの4個が登場。
箸で持ち上げて見ると柔らかく、齧ってみるとはんぺんの様なフワフワな食感。
中にはやや粗めに刻まれた牛蒡と茸(舞茸?)が混ぜ込まれており、そのままでも醤油を垂らしてもどちらでも美味しく、初めて出会った味と食感に感心。
酒のラインナップも充実しており、120㎖単位で手ごろな値段で色々と楽しめる点も好ましい。
注文が入ると花番さんが、小振りの洒落たタンブラーに一升瓶から注いでくれる。
「神亀」は辛口でキレが良く、「作」の奥行きのある味わいも良かった。
これらでゆっくりと蕎麦前を楽しむ。
蕎麦はこちらでは「二八のもり」と「十割」の2種類を打っている。
どちらも試してみたい気持ちから、それほど盛りは多くないだろうと高を括って「もり」と「十割の汁なし」の両方を頼む。
先につゆと薬味の設えが出されたので、徳利から猪口に注いで少量含んでみた。
江戸前伝統の鰹出汁の旨味とかえしのコクのバランスが良く、甘さ辛さの加減も絶妙。
これを舐めるだけでも酒が呑めそうな、馴染み深い味わい。
次いで「二八のもり」が平笊盛りで登場。
この日は茨城猿島の'常陸秋そば'とのこと。
中太に綺麗に揃っており啜れば香りもしっかりで、歯応え・舌触り・のど越しのいずれにも秀でた、東京人好みのスタイル。
つゆに先端のみを浸けて啜り、スルスルと完食。
花番さんの'2枚目をお持ちして良いですか'の声の後で「十割」が登場。
十割と言えども微粉がきちんと繋がれており、太さも色も「もり」と大差は無い。
香りも十割だから極端に強いと言うことも無く、食感がやや硬めなくらいの違い。
老舗系の1.5倍はある盛りを2枚となるとかなりのボリュームで、不味い蕎麦なら持て余したであろうが箸が止まらず難なく平らげてしまった。
蕎麦湯は口開け直後のため多少の手は加わっているが、自然体に近いため素直に伸びる。
つゆが美味いので、徳利の残りも全て飲み干して満足感に浸る。
まことに充実した時間を過ごせた。
蕎麦と蕎麦前がハイレベルで並立する、私にとっては理想的な蕎麦屋である。
4代目の主人自らがホールに出て客への目配りをしており、個々のスタッフの応対ぶりも好印象。
今回の勘定は7千円弱で、この内容ならば良心的。
元々の地権を有する場所のようだが、高級感あふれる雰囲気からしてもリーズナブルに映る。
客筋は勤め人だけでなく、昔ながらの住民と思われる方々も見られる。
現在のレビューは、食事目的で訪れた際の蕎麦についてがほとんど。
こちらは蕎麦も素晴らしいが、確かな腕前と創意あふれる肴類の出来を合わせて評価するのが相当。
それが店の本意であることも明らかで、ゆっくりと蕎麦屋酒を楽しんでこそ真価が問われると言える。