Restaurant name |
Jonno Hottoku
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Categories | Korean cuisine |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
東京都新宿区大久保1-12-6 |
Transportation |
367 meters from Shin Okubo. |
Opening hours | |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
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Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
− |
Parking lot |
OK |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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人は、忘れる生き物である。
『カメラマンの関根史郎氏、韓国人留学生の李秀賢氏は、2001年1月26日午後7時15分頃、新大久保駅において線路上に転落した男性を発見し、自らの身の危険を顧みず救助しようと敢然と線路に飛び降り、尊い命を落とされました。両氏の崇高な精神と勇敢な行為を永遠にたたえ、ここに記します。』
今も新大久保駅の階段の途中の踊り場に掲げられている。
今年もそうだったが、毎年、李秀賢氏のお母さんが命日に、その場所に来ている。
個人的な思い込みや思い入れもあるのかも知れないのだが、僕自身にとっては、かなり大きな出来事だった。特に、雲行きの怪しかった日韓関係に、何かプラスに働いた政治色的な意味合いもあった。イヤな書き方かも知れないが、そうだったと思う。
今の価値判断で論じているのではない。その時の価値判断である。
日韓ワールドカップも、冬ソナも、その後のコトである。
今、彼が望んだ、日韓関係にはなっていないんじゃないかな。
ソレが、何より悲しい。
この店ができたのは、さらに遡り、1995年だと云う。
物珍しさと、韓国人の友人を持つ僕だから、かなり早い時期に訪れた。
その当時も、新大久保ほどでは全然なかったが、池袋にも韓国料理店はいくつもあった。
何回目かわからないが、訪れるたびに、この店、どんどん、メニュー数を増やしている。
ホットクの店だが、ハットグやトッポギも。それに、チーズダッカルビや韓国おでんまで。
いやいや、最近は、韓国餅まで並んでいたりする。
でも、僕が食べるのは、ホットクである。
「ホットク・はちみつ」(250円)+「ホットク・あんこ」(300円) ―― 写真の通り。
と言っても、わかりづらいか。
小さなホットケーキの中に、最初から具材が入っている感じ。
でも、ホットケーキとは生地が違うし、油で焼いているので、雰囲気は異なる。
どう説明したらイイのかわからないが、ホットクである。(笑)
過去には、チーズやいろいろ食べたが、結局、落ち着くトコロは、はちみつ・あんこだと、韓国人の友人と同意見なのである。
あんこが50円高くなったが。
アツアツ、ウマし。
ごちそうさまでした。
冒頭に書いた事故の後、JRもいろいろ変わった。
物理的には、線路脇の避難帯の設置や、その後のホームドア。
こういう事故を論じるとき、必ずと言っていいほど、反対側から冷静に論じる人が出てくる。
線路に飛び降り、人を救助するコトの是非だ。もちろん、JR側も推奨していない。
しかし、…である。
僕らには、今、時間がある。
いや、この先の将来の時間や、子供たちの将来の時間まで先回りして考えたりできる。
でも、目の前のその瞬時に、どんな判断ができるのだろう?
どんな、言い訳があるというのだろう?
そして、どんな、崇高な精神と勇敢な行為があるというのだろう?
反対意見を論じる前に、無駄な時間を持て余してはいないだろうか?
心が、乾きすぎていやしないだろうか?
僕は、韓国に度々赴く。
少しでも、民間レベルでの交流をしたいと思う。
「国」というレベルでは、隣人は、代えられないのである。
(文責:京夏終空、2020.1.31)
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