Restaurant name |
Asahi Honten
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Categories | Udon、Soba、Izakaya (Tavern) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3971-6550 |
Reservation Availability | |
Address |
東京都豊島区東池袋4-5-1 エアライズタワー 1F |
Transportation |
東京メトロ有楽町線「東池袋」駅改札徒歩1分。 48 meters from Higashi Ikebukuro. |
Opening hours | |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (JCB、AMEX、Diners) Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
16 Seats |
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Private dining rooms |
OK |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
Smoking establishment Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu) |
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Occasion |
Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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お蕎麦屋さんのカツ丼の肉の下味のコショーは?
どうなんだろうと、思うコトがある。
和の世界観から、急に洋の世界観に連れて行かれる瞬間があるのだ。
カキフライは和食か洋食かという他店のレビューを書いた直後に、やや似通った話題なのだが。
さて、モーニングを食べ終わった直後にランチをするバカ者である。
創業大正12年の老舗のお蕎麦屋さんである。
現在はエアライズタワーというタワービルの1階に入っているが、タワーができる前も、ほぼこの場所の道路寄りの角にあったと記憶する。
その当時、この界隈、スナックなども多く、諸先輩方に連れられてウロウロしていた。
昭和の終わり頃から平成の初め頃だった。
「ミニカツ丼ともりそばのセット」(1,200円) ーー 写真の通り。
いつも書いているが、こういうミニ丼のセットでは、まず先にそばをやっつけ、その後、そば湯でミニ丼を楽しむという食べ方を常としている。
但し、ミニ丼に少々向かい合い、その種類により冷めるのが惜しいと思われる場合は、半分ぐらい先に食べる食べる場合もある。
今回は、ミニカツ丼を食べた瞬間、そのダシ汁の味の濃さに、熱いうちにある程度先に食べようと思ってそうした。
コレ、きっと冷めたらかなりしょっぱい部類の味付けだと思われる。
そばをすすりながら、カツ丼も食べる。
そばは、風味の強いモノではないが、細切りでコシがあり、よく〆られている。
そして、そばつゆが何とも奥ゆかしく美味しいと思った。
このそばを活かすには、これぐらいのそばつゆが望ましいのであろう。
また、この奥ゆかしきそばつゆに、田舎そばのような風味の強いそばは向かない。
相変わらず、そばをすすりながら、カツ丼も食べている。
その時、フワッとコショーの香りが突き抜けたのである。
もちろん、カツ丼の方からである。
肉でなく、玉子でなく、ダシ汁の味わいでなく、コショーの香りが鼻から抜けた時に、若干の居心地の悪さを感じてしまった。
どうしてだろう?
「ザ・和食」の中の「洋」だからか?
お蕎麦屋さんの中華そばには、コショーをかけても問題無い。
いや、カツ丼の肉の下味にコショーだって問題無いような気がしてきた。
きっと、そばのつゆとの相性である。
この店のそばつゆ、醤油が濃い昔ながらのお江戸のつゆでなく、淡いダシが下支えしている。
カツオ節の質感の良さが伝わってくる。
そう、そのそばつゆのダシ感と、コショーがケンカしてしまうように思った。
「好み」の問題かも知れない。
また、お蕎麦屋さんに必要以上に「和」を背負わせてしまっている僕の歪な感覚かも知れない。
ランチセットには、ミニサラダやみそ汁も付いている。
うん、美味しかった。
ごちそうさまでした。
この1年いろいろあった。
しかし、年の瀬、お歳暮のやり取りや、その先の正月を迎えるべく日本人のしきたりとして、いろいろな準備もある。
今回、きっと微量のコショーの風味対してそう感じてしまったのは、日本の年の瀬と正月を強く意識してしまっている自分自身の問題かも知れないと思った。
そんなコトを思いながら駅に向かうと、街中にクリスマスソングが溢れていた・・・。
(文責:京夏終空、2022.12.21)
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