Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Menyuu Issei(Menyuu Issei)
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Categories | Ramen、Tsukemen、Izakaya (Tavern) |
03-3360-6336 |
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Reservation availability |
Reservations unavailable |
Address |
東京都新宿区高田馬場3-13-3 |
Transportation |
JR高田馬場駅 徒歩8分 389 meters from Takadanobaba. |
Opening hours |
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Average price |
~¥999 ~¥999 |
Average price(Based on reviews) |
~¥999¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Accepted (PayPay) |
Table money/charge |
なし |
Number of seats |
14 Seats ( カウンターのみ) |
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Private rooms |
Unavailable |
Private use |
Unavailable |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking |
Unavailable 近隣にコインパーキングあり |
Space/facilities |
Counter seating |
Drink |
Shochu (Japanese spirits) |
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Occasion |
Family friendly |Solo dining friendly |Friends This occasion is recommended by many people. |
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Family friendly |
Children welcome |
The opening day |
2002.8.8 |
Remarks |
・奄美直送の島豚をぜいたくに使ったあっさりとんこつラーメン |
この日は高田馬場駅西口のとあるラーメン店に向か
ったのですが振られてしまい、さてどうしようか?
と考えた。駅東口から早稲田方面には有名店が数多
あり方向転換することもできたが、久々に行き当た
りばったりでラーメン店探しでもしてみようかと、
早稲田通りを西へ向かった。見つからなければその
まま落合の「中華そば児ノ木」まで行ってしまおう
かとそんな勢いでひたすら西へ7分ほど歩いた脇道
に、ふと一軒のラーメン店が目に留まった。
その名は「麺友一誠」。一見隠れ家のような佇まい
に引き込まれていくかのように暖簾を潜った。
後に調べたところ、創業は2002年。店主の松田さん
は鹿児島県奄美群島の徳之島のご出身。姉との二人
三脚で19年間このラーメン激戦区で営み続けてきた
息の長いラーメン店だ。屋号の"友一"は亡き父の名
をとり、"誠"は修行先でもあるロス発のラーメンチ
ェーン店「新撰組」のシンボル"誠"にちなんでいる。
ちなみに「新撰組」を創業した重田氏も徳之島のご
出身でその縁が切っ掛けとなり今がある、と考えれ
ば、屋号の"麺友"は重田氏との繋がりを暗に意味し
ているのかもしれない。
さてそういう背景も何も知らない状況で店内に入る
と、狭い空間にコの字のカウンターに10席あり、
その席も昼時とあってほぼ満席状態。外に待ち客が
でるほどではないが、後客は途絶えない盛況ぶり。
入口正面の席が空いていたので着席すると狭いなが
らもアクリル板の衝立でコロナ対策も施されている。
年季は入ってるけど清潔感があり、接客は丁寧で挨
拶も気持ち良く木訥でも誠実さがどことなく伝わっ
てくる。
厨房は松田姉弟お二人での切り盛り。券売機はなく
お品書きから選んで注文し、料金は後払い制。
お冷やはカウンター越しに提供される。卓上には数
多調味料が並ぶ。胡椒・一味・お酢・辣油・白胡麻
、自家製のタレ・豆板醤・おろし大蒜・小口切りネ
ギ、いった面々。ネギが入れ放題というのも嬉しい
が、蓋を開けてみれば大蒜もネギも新鮮でたんまり
と入っている。
メニューは、"あっさりらーめん"¥680、"背脂入りら
ーめん"¥680、"皮付きらーめん"¥730、"皮付き背脂
らーめん"¥730、"つけめん"¥680、"まぜそば"¥630、
"皮付きまぜそば"¥680、の各麺類に"辛"も選択でき
価格は同額で辛さの程度を選べる。また、らーめん
の麺は申し入れれば太麺への変更も可能。更に、ご
飯・麺大盛・もやし増量のいずれかがサービスとし
て付けられる。高田馬場駅周辺という立地でこのコ
スパは素晴らしい、と思う。また、夜からメニュー
には酒のアテが並び、その中にゴーヤのおひたしや
ゴーヤチャンプルがあるのは徳之島の島料理を感じ
させる。
そんなメニューの中から私が選んだのは、"背脂入り
らーめん"とサービスのもやし。
暫し待ったところに"背脂入りらーめん"のご登場!
反高台丼とおぼしき器に珍しげな鍋用木製レンゲ。
スープは豚骨の白濁した色合いに背脂がプカプカ
と浮いている。具は提供直前まで網焼きしていた
焼豚が2枚、もやしはたんまりと盛られ、他はほう
れん草、海苔が2枚といった構成。
早速スープから頂いてみると、ありゃ旨いなー!
豚骨臭はほとんど感じられず、とにもかくにも円
やかな豚の旨味が際立ち、背脂の甘味やコクも一
体となり実にいい味わいだ。"新撰組"で修行され
ていたと聞けば、博多ラーメンをイメージしてし
まうが、博多ラーメンのこっさり感とはちょっと
違う。くどさは無いのに旨味は濃厚で今まで味わ
ったことの無い感覚。何が違うのか?と調べてみ
たら、豚は豚でも徳之島の島豚を使用していると
のこと。その島豚、脂が上質で甘味がありしかも
くどさを感じさせないところが一般的な豚との違
いのようにも感じる。
麺は、九州豚骨の極細ではなくモチッとした弾力
のある中細ストレート麺。喉越しも良いが、何と
言ってもこのスープとの相性が実に良い。麺は、
福島の羽田製麺製。羽田製麺と言えば、早稲田通
りを早稲田方面に向かえば、昨年オープンした、
「らぁ麺やまぐち」の三号店「つけ麺 麦の香」
ではらぁ麺やまぐちプロデュースの麺で話題とな
り、同じく昨年復活オープンとなった両国の「ら
・めん風」の麺も羽田製麺だったことが思い出さ
れる。いずれの麺も美味しかったが、この麺も美
味しい。
具のチャーシューは網焼きした香ばしさがあり、
身は柔らかく美味しい焼豚だ。島豚でしょうね。
皮付きも食べてみたかったですが、ノーマルでも
十分に美味しい。また、直前まで網焼きすること
で温められるのでスープとの温度差も気にならな
い。更に、網焼きしている時に何かを表面に塗っ
ていたので何だろう?と思ったら、ラードのよう
だ。食べてみて、表面にパサつきがなく舌触りも
滑らかに感じられて島豚を美味しく食べられるよ
う細部にまで拘っているようにも感じた。
もやし増しで野菜も多く、優しさに溢れるような
一杯で罪悪感なくスープも完飲!
この日は行き当たりばったりで一時はどうなるか?
と思いましたが、こんなに美味しいラーメンに出
会えて良かったー。流行りのインパクトのあるよう
なラーメンではないが、シンプルで優しく、食べて
いくうちにその美味しさに引き込まれていくような
ラーメン、こういうラーメンと出会うとラーメン食
べ歩きは止められないなー。笑
ごちそうさまでした!(^^ゞ
《味の評価》
・スープ★★★★☆
・麺★★★★☆
・チャーシュー★★★★☆
・他の具★★★☆☆
《全体の評価》
・ビジュアル★★★★☆
・ボリューム★★★★☆
・トータルバランス★★★★☆
以上