清涼感のある伊勢うどん : Ise man

明治通りと早稲田通りの交差する馬場口交差点近く、松屋の脇を入り階段を下って突き当り正面のアパートの２階「いせ万」冷やし肉おろしおうどん750円をずずずっっっ。

アパートなどの間に飲食店が点在するこの界隈。こちらのお店はアパートの２階の１室になります。平日のランチタイムだけの営業で土日祝はお休みという、界隈に縁がないとなかなか訪れにくいお店です。

夏の暑い日、開店少し前にお店に着くと、女性主人さんがどうぞ、と招き入れてくれました。メニューは伊勢うどん、それもこの時期は納豆冷汁おうどん、ごま汁冷やし肉おうどん、冷やし肉おろしおうどんと冷たいメニュー中心の４種のみ。シンプルな伊勢おうどんもありますが（これが温かいものかどうかは不明）、お店側としても冷たいものをおすすめのようだったので、冷やし肉おろしおうどんをいただくことにしました。店内はカウンター数席と奥にテーブル席、ＢＧＭにはＦＭが流れています。奥には有名人の色紙が数枚貼られていました。

４、５分で到着。うどんの丼の他、出汁をはった小ライスがついています。伊勢うどんというと極太でやわらかい麺にかかったたまり醤油のタレを絡めていただくのですが、今回は冷やしのおろしバージョンということで見た目にもスマート。これにたっぷりの薄切りの肉と大根おろし、すだちが添えられています。麺は冷たいこともあり、ブワブワではなくごく軽く抵抗感があり、小麦の風味も感じられるもの。胃に優しく美味しいじゃないですか。肉も硬い部分はなく美味しいですし。なにより大根おろしの清涼感が心地よいです。

うどんをあらかた食べ終わり、出汁漬けのご飯を。おそらくいりこと昆布でとられた出汁だと思いますが、胃袋を温めつつさらさらといただけてホッとします。冷たいものばかりだと胃が弱ってしまいますが、温かいものをいただくことで消化も促進され、食欲も維持されます。ちらされた胡麻の風味がいいアクセントです。

今回いただいたメニューに限れば本来の伊勢うどんとは少々違うスタイルのような気がしますが、これはこれでおいしくいただきました。とはいえ、もう少し涼しくなったら、より本場に近い伊勢うどんを食べに来たいものです。営業日・時間ゆえ、再訪はなかなかハードルが高いですが、、、ごちそうさまでした。