ゴアの郷土料理に特化したインド料理店 : Viva goa indian cafe

竹下通りから少し入った裏通りに隠れ家的に存在していたデヴィ。
いつの間にかビバゴアインディアンカフェというゴア料理のお店に変わっていました。

店内に入るといきなり感じるのがインドの匂い。
スパイスの香りということではなく、インドの空港に降り立った時に感じるあの匂いに近い空気感なんです。
今月インドに行ってきたばかりなのでよく覚えています。

ゴアといえばポークビンダルーが有名ですが、これは日本で有名なだけでインドではそれほど有名ではないという説があります。
事実、インドに行った際、インド在住でもう10年以上毎年ゴアに行っているというゴア好きの知人にポークビンダルーについて聞いてみたところ、「何ですかそれは？」という返答がありました。
料理に対して興味を強く持っている人でないとわからないくらいの名物なのかもしれません。

閑話休題。
こちらのメニューを見てみるとどうなのか。
ポークビンダルーはありません。
かわりにチキンビンダルーはありました。

しかしビンダルーだけがゴア料理ではないのです。
有名なところだとゴアフィッシュカレーなんてのもありますが、せっかくですからマニアックにゴアンマトンサクチを注文。

ココナッツの甘味とチリの辛味の甘辛さが絶妙なバランスで、マトンの旨味もしっかりと行きわたり、基本的なレベルがしっかりと高いインドカレーです。
ロティにも合っていて美味しいですね。

ゴアは南インドと言われることもありますが、正確には西インド。
このカレーは北インドと南インドの止揚的なカレーであり、そういう意味でもゴアらしいカレーです。

インド料理の奥深さを知れるお店ですね。

原宿竹下通りから一本入った路地裏にあるインド料理店です。
以前も違うインド料理店だったのが、いつのまにかデヴィになっていました。

デヴィと言えば品川を中心に各地に展開している高級インド料理店ですが、原宿にもあったとは気づきませんでした。
竹下通りとなると若い子が多い地域です。
そんな子達に高級なインド料理で大丈夫なのかな？と入ってみました。

入ってみると若い女の子二人組がバターチキンを食べていました。
やはり若い子にはバターチキンが人気なのですね。
それにしてもここでカレーを食べられるなんて裕福な家庭の子なのかなと思いながらメニューを見てみると、お得なセットメニューがありました。

セットメニューをおいていないデヴィもありますが、そこは流石に地域柄を意識したのでしょう。
せっかくなのでカレー1種とタンドリーチキンとサラダとドリンクとナンがつくマハラニセット1650円をお願いしました。

この値段はインド料理店の平均から比べると少し高めではありますが、デヴィは単品でカレーとナンを頼んだだけで下手すると同じくらいの値段になるので、そう考えればお得です。

味はデヴィらしく一定以上のクオリティをしっかり保ったレベルの美味しさ。
タンドリーチキンもジューシーでした。
マトンは、よくあるインド料理店のマトンがそのままちゃんとした感じと言いますか、基本の味付けは近いのですが使っているスパイス等の素材が良く、調理のタイミングも間違っていないからこそできる美味しさという感じになっていて良かったです。

考えてみれば今の原宿は世界から注目を集める街です。
外国人観光客も多いので、その中でやはりインド料理店があるというのはちゃんとした需要があってこその事なのでしょうね。