Restaurant name |
Kashou Kikuya(Kashou Kikuya)
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Categories | Japanese sweets |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3400-3856 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都港区南青山5-13-2 菊家BLDG 9F |
Transportation |
東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線【表参道駅】改札口 徒歩8分 450 meters from Omote Sando. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Accepted QR code payment Accepted (PayPay) |
Private dining rooms |
not allowed |
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Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Occasion |
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Service |
Take-out |
Website |
南青山にある和菓子店です。
季節の上生菓子や季節のお菓子、干菓子を揃え、創業より宮家やお茶席にお菓子を納めてきた実績ある店。
「水羊羹」(5月中旬~9月上旬に販売)は向田邦子氏のエッセイ「眠る盃」にも登場する逸品です。
1935(昭和10)年創業。
場所は表参道駅B3出口から約5~6分。
青山通りを渋谷方向へ進んで南青山五丁目交差点で左折、骨董通り沿いに建つビルの9階。
通りに看板が出ています。
午後訪問。
エレベーターで9階へ。
扉が開くと、正面にお店の看板が目に入りました。
店内は明るく、すっきりした空間。
ショーケースに上生菓子と季節のお菓子の見本と干菓子が並び、上生菓子は初夏の訪れを予感する美しいデザインです。
奥から出てきたのは、若旦那さん。
接客は感じが良く、お菓子について質問すると丁寧に説明してくれました。
購入したのは以下の通り(価格は税込み)。
日持ちは当日中。
お茶と共にいただきましょう。
通年のお菓子。
●瑞雲(ずいうん)(420円)
一子相伝の技で作った、卵生地だけの「黄身しぐれ」。
薄黄色の表面がひび割れ、一見不格好ですが、繊細なお菓子です。
口に入れると卵生地はほろほろとほどけ、さらりとした上品な甘さと卵の風味。
これは好みです。
季節の上生菓子。
●唐衣(からごろも)(550円)
白・紫・緑に色付けした「山芋あん」でつくった美しい茶巾。
若旦那さんの説明によると、「山芋あん」は(手間と費用がかかるため)作る店は少ないとのこと。
私も「山芋あん」をいただくのは初めてです。
では、一口。
「山芋あん」は(澱粉質の)密度があり(クリームのように)滑らか。
山芋の風味は「かるかん(山芋を原料)」を思い出させました。
こちらも後に残らない上品な甘さです。
季節の上生菓子。
●燕子花(かきつばた)(550円)
青と白の燕子花が水草に浮かぶ様を表現した卯月のお菓子です。
上層は錦玉羹、下層は羊羹。
寒天は歯ごたえがあり、羊羹は滑らか。
こちらも甘さは控えてあり、美しくておいしい。
お菓子は上品で繊細、季節を感じさせる品でした。
評判の高い「水羊羹」も気になるところ。
季節を変えて再訪したい1軒となりました。