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六本木ランチ最有力候補 : Le Bourguignon

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Le Bourguignon

(ル・ブルギニオン)
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4.0

per head
  • Cuisine/Taste-
  • Service-
  • Atmosphere-
  • Cost performance-
  • Liquor/Drinks-

4.0

JPY 10,000~JPY 14,999per head
  • Cuisine/Taste-
  • Service-
  • Atmosphere-
  • Cost performance-
  • Liquor/Drinks-
2024/01Visitation6th

4.0

  • Cuisine/Taste-
  • Service-
  • Atmosphere-
  • Cost performance-
  • Liquor/Drinks-
JPY 10,000~JPY 14,999per head

六本木ランチ最有力候補

再訪。 六本木ヒルズから少し離れた場所にある仏料理店。もはやレジェンド料理人とも呼べる大ベテランシェフ菊地美升(きくちよしなる)さんのお店です。
菊池さんは自らの店を繁盛させる一方で名伯楽としても有名。
広尾『ア・ニュ 』の下野昌平シェフ、西荻窪『フレンチカレー スプーン』の和田直樹シェフ、福岡『ル・シュッド』の手塚卓良シェフ、麻布台『フロリレージュ』の川手寛康シェフ、広尾『レストラン マノワ』の中村豪志オーナーソムリエ、などそうそうたる顔ぶれが門下生にいます。


そんな大御所シェフの店なので さぞかし敷居が高いかと思いきや、お料理価格は都内仏料理店の中でも控えめな部類。特にランチはしっかり作り込んだ王道仏料理を手の届く価格で頂けます。


たまにはゆっくりフレンチランチでも…と思いル・ブルギニオンさんを利用しました。
ちゅうても予約したのは訪問の一ヶ月以上前なんだけどね(苦笑) 週末ランチは特に人気あるので予約は早めにしとく必要あります。


店内は広くはないし、席間隔も狭めだが品良く配置されたインテリアやお手入れ行き届いた庭が店内の雰囲気を明るく上質なモノにしてくれている。
あいにくこの日は天候に恵まれなかったが、天気の良い昼間ならば陽射しに照らされた小さな庭を眺めながらの食事になるのでとても気分良く過ごせます。


ランチコースは2種存在。
我々がオーダーしたのは安いほうのコース。
前菜&魚料理&肉料理&デセール&カフェという構成で魚料理以外は全て選択肢アリのプリフィクスコースです。
この選択肢がホントに魅力的なんですよ。


ランチコース5500円
前菜追加1600円
グラス白1800円
グラス赤2400円
別途消費税&サービス料10%
あまりに魅力的過ぎる選択肢に負けて前菜を追加してしまいました(笑)
でも追加して良かったと思える内容のお料理だったので大満足です。


アミューズ:安いほうのランチコースでもアミューズは提供されます。
チーズを練り込んだシュー生地で塩漬け豚肉を挟んだフィンガーフード。
これはここんちの定番のアミューズなんですが、コレが妙に旨いんだよねぇ。
たぶんキモは提供時の温度。適度な温かさが豚肉の旨さを際立たせます。


前菜:ジャンボンペルシェ(豚ハムとパセリのゼリー寄せ)
フランスはブルゴーニュ地方の伝統料理を菊池シェフ流に。 お肉は豚スネ肉や豚ミミなど様々な部位が入っているので旨味が濃いだけでなく食感も多彩。
パセリの風味で品良くまとめあげてあります。
咀嚼するのが楽しく感じるほどに、噛むたびに色々な味が楽しめて美味しいですねー。
添えてある生野菜も香り高く味が濃い。
一品目からもう幸せ気分♪


前菜:牡蠣のリゾット
牡蠣大好きな私、これだけは絶対に食べると即決です。
結果→大勝利。
ほうれん草入りのリゾットの上にはムニエルにした牡蠣がゴロゴロ乗っています。白いモコモコは檸檬の泡。
表面香ばしく焼き上げた牡蠣だけでも旨いってのに、リゾットと混ぜて食べるともうアカン(笑)
重くなりそな組み合わせですが、ほうれん草と檸檬が良い具合に効いてます。
てか、檸檬を泡にして使うと酸が柔らかになっていいですね。 見た目重視のハッタリではなく、きちんと意味のある泡使いは流石です。


魚料理:ヒラメのポワレ
お魚は中はふっくら、表面カリッとのまさにポワレのお手本とも言える見事な焼き上がり。
ソースではなく、フォンドヴォライユ(鳥出汁)とキノコのコンソメに浸して食べるのがここんち流。
このコンソメがまたじんわり染み入るよに旨いんだよねぇ。
入っているお野菜は小松菜。


肉料理:鹿肉とフォアグラのパイ包み焼き
冬という事で、肉料理はアツアツのパイ包み焼きを選択。
鹿肉のミンチをパイ生地で包んでじっくり焼き上げてあります。
提供時から良い香りを放っていますが、ナイフを入れると更に香りが爆発します。この香りもパイ包み焼きの醍醐味。
ソースはマデラで来るかと思いきやポワブラードソース。 なるほど、確かに鹿肉はポワブラードソースが良く合いますもんね。
美味しいパイ包み焼きなんだけど前菜や魚料理のほうが感動具合は上だったかな。


デセール:チョコレートとマスカルポーネのムース
かなりビターなチョコムースにしっかり甘いキャラメルアイスと軽いマスカルポーネという組み合わせ。
これはね、各パーツを別々に食べるのではなく全てまとめて口に入るよに食べてみて。
各パーツがお互いをフォローしあってがっちりスクラム組んだよな一体感ある味になるからです。
久しぶりに食ったが、やっぱり美味しいなぁ♪


カフェ:食後の飲み物は珈琲を選択。この珈琲もさりげなく美味しい。このさり気なさがまたニクい。


お料理の美味しさのみならず、接客もまたお見事。特にソムリエ氏がワイン勧めに来る間合いと勧め方が絶妙過ぎて昼から飲んでしまいました(笑)
でも楽しく飲ませてくれる店こそ良い店ね。
菊池シェフもコース終了時と退店時に満面の笑顔で挨拶しに出てきてくれました。
お料理も設えも良いが、人材も良いお店なのですね。長年愛されているのにも納得です。
六本木近辺でちょっと贅沢に美味しいランチ食べたい場合はル・ブルギニオンさんを選べば間違いありません。

  • Le Bourguignon - ジャンボンペルシェ

    ジャンボンペルシェ

  • Le Bourguignon - 牡蠣のリゾット

    牡蠣のリゾット

  • Le Bourguignon - ヒラメのポワレ

    ヒラメのポワレ

  • Le Bourguignon - 鹿肉とフォアグラのパイ包み焼き

    鹿肉とフォアグラのパイ包み焼き

  • Le Bourguignon - デセールはこの中から選びます

    デセールはこの中から選びます

  • Le Bourguignon - チョコレートとマスカルポーネのムース キャラメルアイス。

    チョコレートとマスカルポーネのムース キャラメルアイス。

  • Le Bourguignon - セッティング

    セッティング

  • Le Bourguignon - アミューズ

    アミューズ

2022/06Visitation5th

4.0

  • Cuisine/Taste-
  • Service-
  • Atmosphere-
  • Cost performance-
  • Liquor/Drinks-
JPY 10,000~JPY 14,999per head

極上の午餐時間

再訪。
六本木駅から少し離れ場所にある仏料理店。2021年まではミシュランガイド東京で1つ星を獲得し続けていたが、2022年版では星無しに。だがコレは、ミシュランガイドの審査員が よりモダンかつ より日本的な料理を推す傾向が以前に増して強くなったからで、ブルギニオンのお料理のクオリティが落ちたワケでわない。
まっ、観光ガイドであるミシュランガイドが 本場フランスに近い料理を東京で出してる仏料理店を推さない事には納得はするよ。 フランスと同じ料理を食べるなら日本ぢゃなくフランスに行けばよいんだもんな。


けっこう人気の店なので訪問の二週間ぐらい前にしっかり予約。
訪問日、六本木駅から歩いて向かう。
予約しといて正解!この日もやっぱり満席。ミシュランガイドの星なんかなくたって、ブルギニオンさんのお料理を食べたい客はたくさんいるって事ね。

にしても 天気の良い日にココでランチするのは本当に気分いいね(*^^*)
温かい日射しが射し込む店内で お庭を眺めながら美味しいフランス料理を食べるという贅沢な時間。
極上の午餐時間がここにある。


ランチメニューは二種。どちらもコースで我々が選んだのは安いほう。前菜&魚料理&肉料理&デザート&カフェという内容だ。安いほうと侮るなかれ。このランチコース最大の魅力は 豊富な選択肢にある。
なんと前菜は六種類から、肉料理も四種類から好きな料理をひとつ選ぶプリフィクスコースになっているのだ。
で、この選択肢がもう魅力的過ぎて(*^^*)
お肉の選択肢もかなりの悩ましさだったが、前菜の選択肢の豊富さに我々二人の脳が完全にフリーズ(苦笑) てか、こん中から一個だけ選べだなんて酷やで‼️

さて困り果てた我々はいかなる選択をしたのでしょうか?
ランチコース(4800円+税)
前菜追加(1600円+税)
グラス白(1500円+税)
グラス赤(1700円+税)
別途 サービス料10%

六種からひとつ選ぶのが無理ならば、2つ選べばい~んだよ♪
うん、我ながら天才的閃きだわ(^_^)
ちゅうても それでもかなり悩んだんだけどね。
ランチなんで酒は一杯だけで我慢するつもりだったが、誘惑には勝てませんでした(苦笑)
そんぐらい ここんちのお料理はワインによく合うんだよねぇ。


アミューズ:塩漬け豚肉を挟んだグジュール。ブルギニオンさん定番のアミューズ。これ食べるとブルギニオンさんに来たんだなぁ……って実感 わいてくる。豚肉も旨いんだけど、温かいグジュールが良いんだよね。


前菜:グリーンアスパラと水茄子のサラダ。菊地シェフのインスタグラムで見て気になってたお料理です。茹でたアスパラと生の水茄子をモッツァレラの泡や温泉玉子に絡めていただきます。
お野菜の質がとても良いですね。アスパラも美味しいんだけど個人的には水茄子がツボりました。水茄子とか使うと和食っぽくなりがちなトコを、キャビアドオーベルジーヌも使う事でフレンチテイストに持っていくあたりはさすがやね。


前菜:鮎のリゾット。毎年 夏が近くなると始まるブルギニオンさん定番のお料理だそうです。このリゾットも美味しかった(#^.^#)
肝のソースと生の胡瓜が凄く良いアクセントになってます。レモンのエスプーマで爽やかさ付与してあるのもグッド。やっぱ鮎は肝やねぇ。


魚料理:アイナメのポワレ。フォン ド ヴォライユ キノコ 小松菜のスープと共にいただきます。お魚の焼き具合バッチリね。ちょっと火入り過ぎると全く味のしなくなるアイナメですが、この日のヤツは良かったですわ。
でも 何と言ってもスープな。優しいんだけど しっかり旨味 香りのあるスープが、アイナメをもり立ててくれます。


肉料理:花悠仔豚のロースト。これまた菊地シェフのインスタ以下略。肩肉はローストに。バラ肉と豚足はテリーヌにして表面カリカリに焼いてあります。
仔豚なんで肩肉でも柔らかいですね。脂身はほとんど無い(子供やしね)のですが、ミルキーでしっとりした肉と カリっと焼かれた皮との対比がなんとも素敵。
こりゃ旨いわ(#^.^#)
脂身のない肩肉に対し、テリーヌのほうはガツンとたっぷりコラーゲン。中はトロトロのコラーゲンの甘さ&外側はカリッカリッで香ばしく塩もバチっと効かせてあって非常にわかりやすく美味しい。これ好きだわぁ。


デザート:デザートは六択問題。スペシャリテの赤ピーマンプリンなんかもありますが、私の目がロックオンしたのは桃コンポート。桃があるなら迷う事はありません❗️
今シーズンの初桃をブルギニオンさんでいただきました\(^^)/
まだちょっと早い感もあったけど、やっぱ桃コンポートは美味しいよねぇ。


カフェ:紅茶をいただきました。ファーストフラッシュとセカンドフラッシュを用意されてるあたり、抜け目無しですな。


食後は 笑顔全開の菊地シェフが挨拶に出てきてくれました。もはやレジェンド枠のシェフでありながら、全てのお客さんへ挨拶しに出てくる謙虚な姿勢は 菊地シェフのお師匠五十嵐シェフと同様ですね。
お料理はどれも美味しく、店の雰囲気良くて、接客もバッチリ。さらにランチコースの価格はさほど高くないという素晴らしいお店。
都内でフレンチランチしたい時の候補として真っ先に思い付く名店です。

  • Le Bourguignon - 塩漬け豚肉を挟んだグジュール

    塩漬け豚肉を挟んだグジュール

  • Le Bourguignon - グリーンアスパラと水茄子のサラダ

    グリーンアスパラと水茄子のサラダ

  • Le Bourguignon - 鮎のリゾット

    鮎のリゾット

  • Le Bourguignon - アイナメのポワレ

    アイナメのポワレ

  • Le Bourguignon - 花悠仔豚のロースト

    花悠仔豚のロースト

  • Le Bourguignon - 桃のコンポート

    桃のコンポート

2019/12Visitation4th

4.0

  • Cuisine/Taste-
  • Service-
  • Atmosphere-
  • Cost performance-
  • Liquor/Drinks-

2019年フレンチ納め(たぶん)

再訪。
フレンチ納めをドコの店にしようか悩んだ末に選んだのがコチラ。理由は抜群の安定感。コースの中で一品ぐらいは「うん、微妙」なんて料理が出ちゃうのはドコでもわりと良くあるわけだが、ル ブルギニオンさんだと そうした事がない。アミューズからデセールまで終始「旨いなぁ」と呟きつつ食事を終える事ができるのだ。
やっぱね、年内ラストのフレンチで微妙な気分になりたくないから……って事で大安定のコチラを予約する事に。かなりの人気店ですので予約は早めにしときました。

訪問当日、我々が到着したら既に店内はお客さんでいっぱい。やはり予約は必須です。

コースは 8800円(税込みサ別)のシェフおまかせコースを予約時にお願いしておきました。アミューズ&冷前菜&温前菜&魚料理&肉料理&デセール&カフェ のオーソドックスな皿構成。そして お料理の内容もまたオーソドックス。ですが、味は抜群。調理や調味の技術が高いようで 味がビシッと決まっています。また お料理の提供温度やワインの状態といった細かいとこまで気を配ってあるあたりも見事。変わった食材の取り合わせや奇抜な調理法とは無縁のお料理ですが、確実に旨い飯にありつきたいなら コチラを選んで間違いありません。

今日の料理もまた全て美味しかったけど、中でも特に良かったのが温前菜のフォアグラと メインの鳩。
フォアグラは あまり好んで頂く事がない食材。が、今日のフォアグラは火入れが良いらしく エグみや重さを感じません。林檎や栗との取り合わせも気にいりました。添えてある栗と林檎のパートフリック包みもフォアグラに良くあいます。

鳩も素晴らしい。以前同様、鳩の火入れはやはり強め。ですが 肉の旨味は損なわれておらず、かつ強めに焼かれた事で たいへん皮目が美味しくなっております。ブレス鳩なので、ラカン産ほどの荒々しいまでの血の風味はありませんが 肉質の繊細さではブレス産のほうが上ですね。繊細な肉質にあわせてソムリエさんが選んでくれたワインはブルゴーニュのピノ。少々意外でしたが、なるほど この鳩の風味であればピノでも合いますね。たいへん美味しい肉とワインでした♪

あっ、デセールも旨かった!洋梨のコンポートなんてベッタベタの品なのに妙に旨い。洋梨への香り付けと レモングラスのソルベがポイントですね。やはりフランス料理は、デセールも美味しくないとね。あとは、お師匠さんである五十嵐シェフの店ぐらいデセールのバリエーションがあれば最高なんですが。

たいへん素晴らしいフレンチ納めとなりました。お料理の安定感、こじんまりしてるけど雰囲気の良い空間、的確に管理されたワイン、挨拶に出てきた菊池シェフの笑顔。良い店とは コチラみたいな店の事だと改めて感じさせられました。

ランチおまかせコース

アミューズ:豚リエットを詰めたグジュール

冷前菜:蕪のムースをまとった オマールとホタテ ビネガーでマリネしたビーツ

温前菜:カルバドスと林檎のピューレを塗ったフォアグラのロースト 栗と林檎のパートフリック包み 林檎のフリット 砂糖をまぶした胡桃


魚料理:ヒラメのポワレ ムール貝のスープ 皿の底にはジャガイモピューレとパプリカ

肉料理:ブレス産鳩のロースト 鳩のジュのソース


デセール:洋梨のコンポート バニラアイスとレモングラスソルベ(デセールは選択制)

カフェ:珈琲

  • Le Bourguignon - 蕪  オマール  ホタテ  ビーツ

    蕪 オマール ホタテ ビーツ

  • Le Bourguignon - フォアグラ  林檎  栗

    フォアグラ 林檎 栗

  • Le Bourguignon - ヒラメ   ムール貝

    ヒラメ ムール貝

  • Le Bourguignon - ブレス産鳩

    ブレス産鳩

  • Le Bourguignon - 洋梨コンポート

    洋梨コンポート

2019/05Visitation3th

4.0

  • Cuisine/Taste-
  • Service-
  • Atmosphere-
  • Cost performance-
  • Liquor/Drinks-

スペシャリテ

再訪。
ランチで印象良かったので、今回はディナーで訪問してみた。

週末夜の訪問だったが、今回も満席。やはり予約は必須である。

料理は予約時に7000円(税サ別)のコースをお願いしてあるので、酒だけ注文してすぐに晩飯のスタートだ。

今回頼んだコースは、魚料理以外はシェフのスペシャリテで構成されたコース。何年も内容が変わっていない 定番のコースだそうだ。

アミューズ:豚リエットを詰めたグジュール。これは毎回出る模様。そして毎度ながら たいへん美味しい。凄くありふれた料理を こんなに美味しく作るとは……

冷前菜:ニンジンムースとコンソメジュレ。生雲丹添え。師匠のマノアール ダスティンで出しているのと同じ品。弟子である菊地シェフもこの料理をスペシャリテとしている。肉料理の付け合わせでしかなかったニンジンムースを、前菜の一皿にまで昇華させた功績は凄いと思うが ぶっちゃけ一回食べれば充分かな。カクテルグラスを乗せたプレートまでキッチリ冷やしてあるあたりはさすが。

温前菜:ウナギとフォアグラのテリーヌ。メニューを見た時にはまるで味の連想ができなかった品だが、これが絶品!フォアグラのテリーヌをウナギで包み、粉をふってカリカリに焼いてある。外はクリスピーだが、中はトロっとした最高の焼き具合。フォアグラにウナギでは脂がキツいかと心配したが、この絶妙な焼き具合と 適度に効かせたスパイスの香りで重さを感じさせません。下にはサフランで香りをつけたリゾットを敷いあり、これにフォアグラを絡めていただけば もうたまりません。この料理は また食べたいですね。

魚料理:ヒラメのポワレ。ナージュ仕立て。コチラのシェフのお得意らしきナージュ仕立て。これは前回も頂いた料理ですが、今回もやはり美味しかったです。

肉料理。仏産鴨のロースト。タップナードソース。オリーブの香りが食欲を掻き立てます。鴨肉はレアっぽく見えますが、火は優しく入っており 切ってもナイフに血が付くことはありません。鴨肉の風味こそ、マダムビュルゴーやクロワゼなんかには負けますが それでも充分美味しい鴨料理です。まあアラカルトメニューに書いてあったシャラン鴨を食べてみたくはなりましたが。付け合わせの野菜達も ひとつひとつしっかり風味があり たいへん美味しいです。

デセール:赤ピーマンのプリン。デセールは五種類からのチョイスですが、今日はスペシャリテコースでしたので デセールもスペシャリテのコレを選びました。見た目は ただのプリンに見えますが、なるほど 赤ピーマンの香りがしっかりありますね。かなり独特ですが、なかなか旨いプリンです。添えてあるアイスクリームも抜かりなく美味しく、またアイスクリームの固さもジャストの状態。アイスクリームの温度管理ができてない店って けっこう多いのですが、ブルギニオンさんは料理の提供温度が どれも適切に管理されているのが好印象。

美味しいコーヒーと 小菓子をいただいて終了です。今回も満足できる内容でした。ほんとにコチラの料理は安定して美味しいですね。なのに お値段がそこまで高くないのも嬉しいです。欲を言えば、お師匠さんの店のようにデザートが季節によって変わると さらに選ぶ楽しみが増えるのですが。

それでも この値段でこれだけ素敵な料理を頂けるのですから、ほんとに良い店だと思います。味だけでなく、接客も隙なしですし、料理のテンポもよろしい。行く度にますます好きになる……そんな魅力に溢れた店ですね。

  • Le Bourguignon - ニンジンムースとコンソメジュレ

    ニンジンムースとコンソメジュレ

  • Le Bourguignon - ウナギとフォアグラのテリーヌ

    ウナギとフォアグラのテリーヌ

  • Le Bourguignon - ヒラメのポワレ

    ヒラメのポワレ

  • Le Bourguignon - 仏産鴨胸肉ロースト

    仏産鴨胸肉ロースト

  • Le Bourguignon - 赤ピーマンのプリン

    赤ピーマンのプリン

  • Le Bourguignon - 小菓子

    小菓子

2019/04Visitation2th

4.0

  • Cuisine/Taste-
  • Service-
  • Atmosphere-
  • Cost performance-
  • Liquor/Drinks-

究極の選択

再訪。
前回訪問時の料理が素晴らしかったので再訪。したら、話を聞いた相方も行きたいと騒ぎだしたので二人で訪問。春だし、日に照らされた庭を眺めながらのランチタイムと洒落こもうか。
予約は数週間前に予約サイト経由で。前回は予約時にコースも決めたが、今回は席のみの予約。というのもランチのコースは前菜が数種類から選べるらしく、その内容を見てからコースを決定したかったのだ。ちなみに訪問当日は満席だったので予約は必須。

来店しメニューを渡されたが、なるほど 確かにこれはなかなか魅力的なメニュー構成だ。ランチコースは三種類。その中の最高値コースは前回頂いたおまかせコース。そして 金額の異なるプリフィクスコースが二つ。安いほうは 前菜&メイン(肉か魚をチョイス)&デザートの構成。少し高いほうは前菜&魚&肉&デザートの構成。なんと二つのコースは肉も魚も違う品となっている。下のコースメインの鴨も食いたかったが、魚料理も食べたいので 真ん中のコースに。次に前菜を選ぶのだが、これが良い意味で難関。食いたい料理ばかり並んでいるのだ。スペシャリテの人参ムースやブータンノワール。季節メニューの新玉ねぎスープや ヤリイカのリゾット等々…いや、こっから一つだけ選ぶって究極の選択ぢゃんか❗️ぜんぜん決まらない(・・;) 相方も頭抱えて悩んでるし……

さんざん悩んで私の前菜は鴨のパートブリック包みに。連れはヤリイカのリゾットに。
そして肉料理も三種類からチョイスなのだが、私はテット ド フロマージュ 豚セルベルのムニエル添えに。連れは牛頬肉マデラ酒煮込み。

まずはアミューズに何の変哲もないように見えるグジュール。だがコレが旨いんよ。リエットを挟んだだけのグジュールなんだけど 何故か旨いんだよなぁ。

私の前菜はコンフィにした鴨モモ肉をパートブリックで揚げた まあ春巻みたいなヤツ(正式には春巻は米でパートブリックは小麦粉だけど)これがまた旨いのよ♪鴨コンフィだけでも旨いんだけど松の実なんかと一緒に春巻にしてあるから食感と香りがぐっと良くなってます。緑色のはキャベツのムースに西洋ワサビで風味づけした物。ほのかな辛味が揚げ物の油を綺麗に切ってくれます。付けあわせのキャベツも エチュベにしてある手のこみよう。揚げ物の付けあわせにキャベツとは、シェフもトンカツ好きかしら?

連れのヤリイカリゾットも旨そうだったのですが、一口たりとも貰えなかったのでレビュー不可ですチックショォォ❗️

魚料理は平目のナージュ仕立て。ポワレにした平目にフォン ド ヴォライユが注いであります。野菜は小松菜。魚の火入れも見事なのですが特筆すべきはスープ。フォン ド ヴォライユと一言で言ってましたが、いやコレそんな簡単なモンぢゃないでしょ?このスープ、焼き鳥屋のシメで出る鳥スープより旨いんですけど!Σ( ̄□ ̄;)そういや前回の魚料理もナージュ仕立てで あれはタマネギスープだったけど、コチラのシェフはこうした仕立てが得意なようですね。スープの中で泳いでる小松菜も また旨い。当然、スープを含んだ平目の身も抜群の旨さです。素晴らしいですね。

私のメインはテット ド フロマージュ(豚頭肉テリーヌ)上に乗ってるのは豚のセルベル(脳ミソ)のムニエル。テット ド フロマージュの出来も見事ですが、やはりセルベルの濃密な味わいに魅了されちゃいます。白子を更に濃厚にしたような味わいは セルベルならでは。表面の香ばしい焼き目がまた嬉しい。旨いですわ(*´ω`*)

また連れのメインを一口だけ貰えたのですが、これがまた絶品でありました。まあ店名が店名なだけに この料理には力が入るのかな?

デザートも数種類からチョイス。これは二人とも同じ品を選択。
チョコムースの上にマスカルポーネのクリーム。マスカルポーネクリームの中にはキャラメルアイスが入っています。もうね、これは組み合わせ聞いただけで旨いと思ったけど やっぱり旨かったですわ。甘さ控え目なのも個人的にツボ。欲を言えばわずかでも酸味を加えてくれてたら完璧だったかと。
コーヒーを頂いて終了です。

いやぁ旨かったですね。前回より安いコースを頼んだにも関わらず満足度が下がるような事は無し。品数こそ少なくなりますが、好きな品を選ぶ楽しみがあるので このプリフィクスコースはかなりオススメですね。お師匠さんたる五十嵐シェフの店より少し安いのもポイント高し。駅から少し遠いけど、この価格でこの内容なら 再訪必至ですね。

でも優柔不断な人は メニュー選びが大変かもね。コースだけでも魅力的なのにアラカルトまであるんだもん♪食前酒飲みながらメニュー見て悩むのもフレンチの楽しみの一つですね。

  • Le Bourguignon - 鴨のパートブリック包み

    鴨のパートブリック包み

  • Le Bourguignon - 平目のナージュ仕立て。

    平目のナージュ仕立て。

  • Le Bourguignon - テット ド フロマージュと豚セルベルのムニエル

    テット ド フロマージュと豚セルベルのムニエル

  • Le Bourguignon - チョコムース マスカルポーネクリーム キャラメルアイス

    チョコムース マスカルポーネクリーム キャラメルアイス

2019/02Visitation1th

4.0

  • Cuisine/Taste-
  • Service-
  • Atmosphere-
  • Cost performance-
  • Liquor/Drinks-

屹立

初訪問。
ミシュラン一ツ星をキープし続けている店って事で名前だけは知っていた。モダンフレンチに甘いくせに、クラシックフレンチには厳しいミシュランが評価してる事は気になってはいた。
また先日、銀座 マノアール ダスティンさんで美味しい料理をいただいたのだが コチラのシェフはマノアール ダスティン五十嵐シェフの門下生だという事を知り訪問を決定した。

予約は数週間前にネットでポチっとな。いきなり男一匹ディナーは怖かったので、ランチにしておく。コースはランチ最高値のおまかせコースで予約しておいた。

店の場所は六本木駅から離れた場所で、お世辞にもアクセス良好とは言えないが 店に着いたら一気にテンション上がる!
六本木なのに素敵なファサードがあるのよ!こっから既に 良い店のオーラをビンビンにかんじる。
店内も良い感じ♪小さなホールかつテーブルも小さめだけど、セッティングは決まってるし、内装なんかも素敵。また大きな窓があるんだが、そこから見えるファサードの緑を眺めながらのランチは たいへん気分がいい。カジュアルな服装だと確実に浮くね。一人フレンチするような店ではなかったかも(苦笑)カトラリーは肉用ナイフ以外はクリストフルで統一。まっ近くにクリストフルのショップあるしね。ロゴが見えないほど磨かれたカトラリーから店のキャリアが伺えます。

そして なんといっても お料理が素晴らしい!冷前菜だけアレだったが、他のお料理はどれも 食べた後に口の中で素材の旨味が屹立するかのような見事さ。しかも屹立した味には一本 太い幹が通っているような印象。幹を構成するのは、高い技術や丁寧な下ごしらえ更には長い経験に裏打ちされたアタリの的確さ と素材の組み合わせの巧みさ。むちゃくちゃレベル高いです。美味しいお料理です。奇抜な組み合わせや 面白い調理&調味とは無縁ですが、そうした料理を食べたいなら他の店へ行けばいい。逆に「とにかく旨いフランス料理が食べたい」となった時の選択肢にはコチラを是非入れておくべきでしょう。
現に 今日の私は、ランチの場所にコチラを選んだ自分を誉めてやりたいぐらいでした。
また今日の私は おまかせコースでしたが、それより安価なプリフィクスコースでも 楽しめるでしょうね。なぜならシェフのスペシャリテである 人参ムースやブーダンノワールをプリフィクスコースで頂けるからです。隣の方が召し上がっていたプリフィクスコースメイン料理「鹿肉パイ包み焼き」は素晴らしい香りで 隣の私まで魅了するほどでしたし。次は あれ食ってやるぜ。

本日のメニュー。
シェフおまかせコース8640円(内税 サービス料10%)
アミューズ:豚リエットを挟んだグジュール。凄くありふれた品が出たと思ったが、食べたらぶっ飛んだ!むっちゃ旨いの(゜ロ゜; 単なるグジュールでこの旨さとは……

冷前菜:たらば蟹に蕪のフラン ラディッシュとビーツのサラダ。 蕪のフランが旨い。が、蕪が旨すぎて蟹が食われちゃってんの。もっと良い蟹を使うか、もしくは思いきって蟹を抜いたほうが良かったんでは?

温前菜:フォアグラのソテー パンデピスに乗せて 金柑と林檎添え。これもムッチャ旨かった(*´∇`*) フォアグラの火入れも文句無しだが、パンデピスや金柑との相性も完璧。パンデピスって単体で食うと あまり美味しくない菓子なんだが、フォアグラと合わせるとこんなに旨いとは… また金柑も良い仕事してる。かなり鮮烈な味なのだが、それがフォアグラを引き立てている。金柑は生かと思ったが 軽く火を入れてあるらしい。

魚料理:甘鯛鱗焼き。甘鯛の質はそこそこだが、焼き方で美味しく仕上げてますね。またソースが素晴らしい!新玉ねぎのソースなんたが、これが激ウマ(*´ω`*) 玉ねぎの優しい甘さが存分に味わえます。ぶっちゃけ、これだけで前菜一皿になるレベルだわさ。ソースの下にはグリンピースのピューレ。グリンピース自体も隠れています。コイツらも味わいを深めるのに役立ってます。

肉料理:ブレス産ピジョンのロースト。ラカン産を使う店が多いが、コチラはブレス産。ラカン産のような荒々しいまでの力強さはないが、エトフェにした鳩の身は血の風味を携えつつもキメ細やかで どこかエレガントな味わい。火入れも皮目部分を特に強めに焼いてあるようですが これが皮の旨さを見事に引き出しています。ソースは鳩のジュをさらに煮詰めたモノ。当然ながら肉との相性は完璧です。たいへん美味しいですヽ(*´▽)ノ♪付け合わせのシャントレルの香りも嬉しいですね。

デセール:鳴門金時のモンブラン。おまかせコースでもデセールは選べます。こうした部分をキッチリ押さえてあるあたりがニクいですねぇ。モンブランは鳴門金時の甘さ主体の優しい味わい。リオレが添えてあります。芋クリームとリオレは美味しいのですが、優しい味わいの両者に対し ベースのメレンゲの主張が邪魔に思えました。キノシタさんみたくメレンゲ無しでよいのでは?中心のアイスクリームも美味しいです。デセールの味わいはよろしいのですが、白い皿に淡い色のクリームとリオレでは 色彩的に少々寂しい。やはりフィナーレを飾るデセールには食べ手を萌えさせる華やかさも欲しいかな?美味しいだけに、そこが残念。
カフェ:コーヒー。可もなく不可もなく。

接客はきちんと人を見た丁寧な接客。店の雰囲気の良さもあり リラックスして食事できました。まっ、もう少しサービスが前に出てきても良いとは思いますが。ワインはグラスで白 赤 一杯づつ頂きましたが、これは普通。どちらもブルゴーニュを持ってくるあたりは店名どおりですが ピジョンには別のワインのほうがいっかな。

最後は笑顔の素敵なシェフに見送っていただきました。たいへん美味しいお料理でした。また訪問してスペシャリテなんかを食べてみたいですね。
そうそう、平日ランチでもほぼ満席でしたので予約は必須ですね。

  • Le Bourguignon -
  • Le Bourguignon -
  • Le Bourguignon - 蟹 蕪 ラディッシュ ビーツ

    蟹 蕪 ラディッシュ ビーツ

  • Le Bourguignon - パンデピス フォアグラ 金柑 林檎

    パンデピス フォアグラ 金柑 林檎

  • Le Bourguignon - 甘鯛鱗焼き 新玉ねぎのソース

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  • Le Bourguignon - ブレス産ピジョンのロースト ジュのソース

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  • Le Bourguignon -
  • Le Bourguignon - 鳴門金時のモンブラン  リオレ

    鳴門金時のモンブラン リオレ

Restaurant information

Details

Restaurant name
Le Bourguignon(Le Bourguignon)
Categories French
Phone number (for reservation and inquiry)

03-5772-6244

Reservation Availability

Reservations available

Address

東京都港区西麻布3-3-1

Transportation

7 minutes walk from Roppongi 2 minutes walk from Grand Hyatt

603 meters from Roppongi.

Opening hours
  • Mon

    • 11:30 - 14:30

      (L.O. 12:30)

    • 18:00 - 22:00

      (L.O. 19:30)

  • Tue

    • 11:30 - 14:30

      (L.O. 12:30)

    • 18:00 - 22:00

      (L.O. 19:30)

  • Wed

    • Closed
  • Thu

    • 11:30 - 14:30

      (L.O. 12:30)

    • 18:00 - 22:00

      (L.O. 19:30)

  • Fri

    • 11:30 - 14:30

      (L.O. 12:30)

    • 18:00 - 22:00

      (L.O. 19:30)

  • Sat

    • 11:30 - 14:30

      (L.O. 12:30)

    • 18:00 - 22:00

      (L.O. 19:30)

  • Sun

    • 11:30 - 14:30

      (L.O. 12:30)

    • 18:00 - 22:00

      (L.O. 19:30)

  • ■ 定休日
    第2火曜・第4火曜
Budget

¥15,000~¥19,999

¥5,000~¥5,999

Budget(Aggregate of reviews)
¥20,000~¥29,999¥6,000~¥7,999

Check the distribution of amounts spent

Method of payment

Credit Cards Accepted

(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)

Electronic money Not Accepted

Table money/charge

サービス料 10%

Seats/facilities

Number of seats

20 Seats

( 16 seats at tables, 4 seats in semi-private rooms)

Private dining rooms

not allowed

Semi-private rooms available

Private use

not allowed

Non-smoking/smoking

No smoking at all tables

Parking lot

not allowed

Space/facilities

Comfortable space

Menu

Drink

Wine,Particular about wine

Feature - Related information

Occasion

With friends/colleagues

This occasion is recommended by many people.

Location

House restaurant

Service

Sommelier

With children

Children must be junior high school age or older.

Website

http://le-bourguignon.jp/

Remarks

Online reservations are available via the website.