Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
手間隙かかったクラシカルフレンチ
2020年11月の昼です.
乃木坂というか赤坂にあるフレンチにきました. マイレビュアーさんたちの評価がこぞって高く、手始めにジビエのシーズンになったら行こうと思っていたお店です.
場所は乃木坂駅と赤坂駅の中間くらい. スマホで地図を見ながらたどり着きましたが以前訪問した互閃の斜め向かいくらいのビルでした.
ビル地下一階ですがスナックや焼肉もある食堂街の一角. そこだけ外観が白く明るいので目立ちます. 中も白一色. 一人だったので一段高くなっているカウンターに通されるかと思いきやテーブル席でした. カウンターは昼は使ってないみたい. シェフとソムリエの2人体制ですが、ソムリエさんは前評判通り柔らかく良い接客でした.
ランチ(税込5800円)+3700円
アルコール・ペアリングB(税込4300円)
◇アミューズ
(ブーダンノワールと里芋のクッキーサンド)
血というか鉄分の濃い味はさすが. それが里芋で滑らかになって食べやすい.
◇前菜
(鯖、鴨、柿、ビーツのソース)
鯖は和食ほどは〆ていない. 鴨は自家製生ハムらしく手が込んでいます. 鯖の〆具合が軽いので柿の甘さと旨い組み合わせになってます.
◇ポワソン
(カブのデグリネゾン 白身魚のヴァプールとともに)
この日の白身魚は赤ガレイ. ヴァプールにした赤ガレイに海老のムースを纏わせているけどこのムースがすごい美味しい. カブは薄切りにしてさらにムースを覆っているので柔らかい魚のいいアクセント. あ、写真撮り忘れました.
◇ヴィアンド(+3700円)
(青森県産馬肉の肩ロースのロースト 馬スジ肉の煮込み 早生みかんのソースとタルタル)
選択制なのですが欲張って2品にしました. 1品目は馬肉です. 肩ロースの方は結構あっさりしていますがそういえば馬肉ってこんな感じだったけ. でもこれがみかんやタルタルの酸味とぴったりで特にタルタルは残らず舐めとりたい. スジ肉の煮込みはモツ煮みたいな旨味に溢れています. 小松菜で包んであるのがまた良いですね. とても手が込んだ料理でした.
(キジ胸肉のロースト、フォアグラソース、下仁田ネギ・キジモモ肉のアップルパイ)
2品目はさらに2皿に分かれてます. 両方ともフランス産のキジ. 1皿目はキジの胸肉をローストしてフォアグラソースで. キジは口に入れるとキジの風味がほのかにするのですがフォアグラソースが見事にそれをカバー. というかこのフォアグラソースは旨すぎ. ブリオッシュの残りをこのソースを掬うのに使い切ってしまった. 下に敷いた下仁田ネギもソースとぴったり.
2皿目はモモ肉のアップルパイ. こっちはキジの風味はうまく隠れて旨味だけ残ってます. りんごの酸味が爽やか. ソースはよく聞こえなかったけどジュなのかな.
◇デセール
(栗とほうじ茶、フレンチコネクションのアイス 生姜のアクセント)
フレンチコネクションってカクテルでしたっけ. ブランデーの甘い香りにアクセントの生姜がちょっと効いていい感じ.
◇ミニャルディーズ
(百合根と柴漬けのミニモンブラン)
2時間弱でコースが終わりましたが終わってびっくり. シェフ1人のランチですが手の込んでそうな料理が普通に出てきます. 私の他に3組のお客でちょっと時間差スタートなのにどの皿の間隔も開けずに提供できる手際の良さもお見事ですね.
そしてソムリエさんもフレンドリーでつかず離れず絶妙なサービス. 一人で行っても退屈することはないでしょう. ソムリエさんもシェフもどちらが欠けてもいけないお店だと思うので今後も頑張って欲しいです.
後から気が付いたんですが、ここはサービス料もかからないし税込なんですね. ここまで良心的なお店も昨今珍しい. ジビエが終わる前にまた来ます.
ごちそうさまでした.
Restaurant name |
Furansuryouri tammoa
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Categories | French |
Phone number (for reservation and inquiry) |
050-5596-8326 |
Reservation Availability |
Reservations available
苦手なもの、アレルギーはご予約時にお知らせください。 |
Address |
東京都港区赤坂8-13-19 インペリアル赤坂壱番館 B1F |
Transportation |
6 minutes walk from Nogizaka Station on the Tokyo Metro Chiyoda Line 7 minutes walk from Akasaka Station on the Tokyo Metro Chiyoda Line 9 minutes walk from Roppongi Station on the Toei Oedo Line 522 meters from Nogizaka. |
Opening hours |
|
Budget |
¥10,000~¥14,999 ¥8,000~¥9,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥10,000~¥14,999¥10,000~¥14,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Accepted (Transportation electronic money(Suica)、Rakuten-Edy、nanaco、WAON、iD、QUICPay) QR code payment Accepted (PayPay、d Barai、au PAY) |
Table money/charge |
サービス料なし |
Number of seats |
14 Seats ( 4 counter seats, 5 table seats (for 2 people)) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK Up to 20 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed Coin parking available nearby |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine,Cocktails,Particular about wine |
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Food |
Particular about vegetable,Particular about fish |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Secluded restaurant |
Service |
(Surprise) Party accommodations,BYOB,Sommelier |
With children |
Kids are welcome
From 10 years old (reserved possible) |
Dress code |
none |
Website | |
The opening day |
2018.9.1 |
Phone Number |
03-6447-1996 |
Remarks |
* reserved are available for <8 people and up>. |
2022年9月の夜です.
乃木坂のフレンチにやってまいりました. マイレビュアーさんのレビューで9月が開店4周年記念コースだと知り、そのメニューを見るてこれを逃す手はないと慌てて予約をとりました.
お店は赤坂と乃木坂の間にあるちょっと古めのマンションの地下. まあこんなフレンチレストランがあるとは知らないと誰も思わないでしょう. 同じ通路沿いにあるのはバーとか居酒屋だし.
そんなお店はSNSでの映えを目指したりそんなに露出をすることないもののしっかりリピーターを掴んで今や人気店になったみたいです. このお店の4周年メニューですから食べに行く方もちょっと胃袋に気合いを入れて行きました.
テーブルについたらメニューが冊子になってセットされてました. だいぶ気合いが入ってますね.
さて夜のコースにメインをダブルにしてワインペアリングまでつけてこっちも準備万端.
◇アミューズ
・ひよこ豆のデクリネゾン
3種のアミューズを全部ひよこ豆でというチャレンジ. ブイヤベースだったりラタトゥイユだったりパニスと南仏の名物と合わせたところが面白い.
◇前菜
・いかきゅうと馬肉のタルタル ルーロー仕立て
烏賊と馬肉、同じようなねっとりした食感の食材を合わせてたらこんなに美味しくなりました、という感じ. アンチョビソースやらニンニクやらオイスターソースと合わせて旨く1つにまとまってます.
◇前菜
・ジビエのパテドカンパーニュ 牛蒡のソルベ
ジロールのサラダ
ジビエは猪と鹿だったか. ジビエの野生味のジビエの出汁のジュレがしっかりハマっていました.
◇仏産舌平目と日本のキノコのボンファム風
主役の舌平目よりもソースが美味しかった一品. ちょっと酸味が効いた白ワインとクリームソースが舌平目を喰ってました. このソースはパンで最後まで回収. とは言っても舌平目が悪いわけではなく値段相応だったと思います.
◇オマールを巻いた埼玉県産ウズラのロースト
オレンジソース
メインは追加料金でダブルメインにしてもらいました. このオマール海老はプリっとして海老って感じで美味かったですね. ウズラはあんまり存在感を感じず. でもこのオレンジソースは全体をまとめていてよかった.
◇仏産リードヴォーとエスカルゴと国産ウナギのパイ包み焼き マルサラ酒のソース
サクッとした生地の中にリードヴォー、エスカルゴ、鰻と個性の強い3食材が同居したのにしっかりまとまったのは下のマルサラ酒のソースが相性抜群だったのかな. 食べ応えあってフレンチのメインに相応しい味.
◇シェルブールチーズの軽いムース 梨と紫蘇のグラニテ
苦手な個性強めなチーズだったらどうしようと思ってたら予想以上に食べやすくて良かった.
◇デザート
イチジクの赤ワインマリネ マスカルポーネのサバイヨン ヴァローナ・アラグアニ・ショコラのソルベ
このショコラのソルベは美味かった.
◇お茶菓子
かぼちゃとプラリネ プラリネとかぼちゃ
プラリネはフレンチ版求肥かな.
さすが開業記念のコース. ボリュームも味も満足度高いコースでした. さすがに食材の質的にはもっといいものを使っているお店もたくさんあるでしょうけどこのお店はこれでいいんじゃないかな.
毎月のメニュー見てまたこよう.
ごちそうさまでした.