家族経営だからこそ実現するコストパフォーマンス
創業1965年。先代のシェフは、有名ホテルの料理人だったそうです。今は、2代目ご夫婦とご主人のお母様の3人で切り盛りをしていて、ランチの時間帯はいつも忙しくしてらっしゃいます。
4人用のテーブル席が6卓と2人用が1卓とカウンター席で、座席間隔も狭いので窮屈な印象ですが、それでも毎日たくさんのお客さんが来店する人気店です。
見た目も中身も『街の洋食屋さん』ですが、ファンが多くびっくりすることがあります。お昼時にほぼ満席になるのは当たり前のことですが、タクシーにお店の前まで乗ってまで食べにくる杖をついた年配の方や、満席で店外に並んで待っている外国人の方などを見かけたことがあります。
客層は、男性ばかりかと思いきや近隣のオフィスや服飾関係で働いているであろう感じのする女性もよく見かけます。
品数が豊富なこのお店ですが、どれも美味しいく、すべての料理がおすすめです。好みで選んでもらって大丈夫ですが、価格が張るものはボリュームもあるので、懐よりも胃袋と相談してメニューを選びましょう。
ハンバーグなどの料理には、ライス・味噌汁・漬物が付きます。カレーなどの主食を含む料理には、味噌汁が付きます。単品での注文は80円引きです。
ライスの大盛りは120円増し、ドライカレー・カレースパゲッティー等の大盛りは150円増しとなります。
- - - ランチに関する記述 - - -
基本的には、ランチとディナーで変わりは無いのですが、一部メニューは夜のみ注文できる仕組みになっています。
近隣に勤める人で混雑しているお店なので、12~13時を外して行くのがいいでしょう。
いくつかおすすめ料理を紹介すると、
■野菜入りポークソテー(950円)
常連さんに人気です。野菜とロース肉をふるはし特製のソースで味付けしてあります。このメニューこそ、ふるはしの個性が味わえるものだと思います。
■ポークロースチーズ焼き(850円)
パン粉をまぶして焼いたロース肉2枚の間にチーズを挟み、デミグラスソースで仕上げてあります。粉チーズも振られており、肉・チーズ・ソースと旨みの3重奏です。ボリュームが比較的抑え目なので女性にもおすすめ。
■Cセット(1,000円)
アジフライ・かにクリームコロッケ・メンチカツの盛り合わせです。洋食ながら魚介のメニューですし、いろんな味が楽しめます。メンチカツがジューシー、かにクリームコロッケが濃厚です。
■Aセット(1,490円)
ハンバーグ・カニコロッケ・小エビのトマトソース煮です。ハンバーグとかにクリームコロッケは、単品と同水準で出てきます。メインが2.5皿出てくる感じの実に贅沢なメニューです。
■チキンライス・ハンバーグ目玉焼き付(1,280円)
単品のハンバーグとほぼ同様のスペックのハンバーグとチキンライスの組合せで洋食を満喫できます。
主食をドライカレーもしくはナポリタンにチェンジしたバージョン、主菜をかにクリームコロッケにチェンジしたバージョンもあります。この全6種が、若者に人気のボリューム抜群のメニューです。
■特製魚フライ盛合わせ(1,540円)
アジフライ・マグロフライ・かにクリームコロッケ・海老フライ・イカフライ2個・ワカサギフライ2尾という、お店で出す魚介系のフライがすべて揃うメニューです。
- - - ディナーに関する記述 - - -
夜は、さほど混んでいません。遠方の方でわざわざ来店するのであれば、夜の利用をおすすめします。夜だけのメニューも一部ありますので、ふるはしの料理を楽しめるかと思います。
ビールを注文すれば、白菜の漬物が付いてきたり、おつまみメニューもありますので、軽く飲むのもいいです。また、飲みながらセットメニューをシェアしているカップルなども見かけます。
夜限定メニューの感想ですが、
■Bセット(1,900円)
チキンカツ・ヒレベーコン巻き・小エビのトマトソース煮の3点がメインとなるボリューム満点です。チキンカツもヒレベーコン巻きも単品と同水準の量で出てきます。
味は、もちろん美味しいです。特にチキンカツが、上手に揚がっていて、臭みもなくいい仕上がりです。
■ビーフステーキ(2,250円)
ステーキ専門店にも負けないいい味しています。ソースはふるはし特製でしょうか?のせられたバターが溶けるとソースと混じりより濃厚になります。
■ふるはし弁当(1,950円)
お店の名前を冠するメニューは、イカフライ2個・エビフライ・白身魚フライ・ハンバーグ・牛肉のきのこ炒めがおかずで、付け合せにキャベツの千切りとハム、マカロニサラダがつくバラエティ豊富な最強メニューです。
■カツ玉ライス(900円)
一般的に言いうカツ丼ですが、洋食店なのでこの名前なのでしょう。そば屋などのものと比較して、やや味が濃い目なのがふるはしらしいです。
- - - 総評 - - -
どれを食べてもはずれは無く、ボリューム満点の洋食を満喫できるお店です。
丁寧な調理をしているので、注文してから多少待ちますが、待っただけの価値のある料理です。
洋食を食べたいすべての人におすすめしたい名店ですね。
豊富なメニューを見てみなさんにもびっくりしていただきたいので、全メニュー(価格は2014年4月~のもの)をテキスト化して投稿し、写真も食べたものはのせてあります。ご利用の際は参考にしていただければ幸いです。
ちなみにトイレはありません。どうしてもの時は斜め向かいの公園のトイレに行ってください。
何度も再訪したので、レビューを再校正しました。また、文中のメニューの価格も2014年4月増税以降の価格に修正しました。
Restaurant name |
Kicchin Furuhashi
|
---|---|
Categories | Western Cuisine、European Cuisine、Hamburger Steak |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3444-3733 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都渋谷区広尾5-18-2 |
Transportation |
東京メトロ日比谷線広尾駅より徒歩4分 305 meters from Hiro o. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
|
Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
35 Seats ( カウンター9席、テーブル7卓26席) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Counter |
Occasion |
With family/children |Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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With children |
Kids are welcome |
広尾散歩通り(広尾商店街)にある洋食店です。
お店の場所は、商店街のメインストリートから少し入った場所にあります。
商店街の公式サイトによると創業昭和41年(1966年)とのこと。お店を取材した恵比寿新聞によると昭和40年創業とのことで、記録があいまいなようですが広尾の歴史ある名洋食店です。
店内は4人用のテーブル席が6卓と2人用が1卓とカウンター席で、座席間隔も狭いので窮屈な印象ですが、それでも毎日たくさんのお客さんが来店する人気店です。
品数が豊富なこのお店ですが、どれも美味しいく、すべての料理がおすすめです。好みで選んでもらって大丈夫ですが、価格が張るものはボリュームもあるので、懐よりも胃袋と相談してメニューを選びましょう。
ハンバーグなどの料理には、ライス・味噌汁・漬物が付きます。カレーなどの主食を含む料理には、味噌汁が付きます。単品での注文は80円引きです。
ライスの大盛りは120円増し、ドライカレー・カレースパゲッティー等の大盛りは150円増しとなります。
今回の利用は、夜に訪問し、お酒をいただきました。そのため、すべて単品での注文ですが、一般的には定食でいただくことが多いので便宜的に定食の価格を表示しています。
いただいたのは、
■チキンソテー(1,160円)
立派なチキンレッグを上手に開いて平たくしてソテーしたものです。
あっさりとした鶏肉に合わせた味わいで、ブランデーのような何か洋酒のようなもの風味がする、ちょっと上質なチキンソテーです。さすが、広尾の味ですね。
付け合わせには、キャベツの千切り、トマト、マカロニサラダが付きます。これらのボリュームもあるので、栄養バランスもいいですね。完璧な食事です。
■マグロバター焼き(1,000円)
同じようなソテーなので、チキンソテーと同じような味を想像しますが、バター焼きなのでバターの風味が加わって、また、新しい味になっています。
ピカタのように薄い衣をつけて焼いてあるので、この衣がソースを吸い、味がマグロに絡みつきますね。
■ポークロースチーズ焼き(850円)
ボリュームは求めない若者向けメニューで、特に女性におすすめしたいメニューです。
2枚の薄切りの豚ロース肉のフライの間にプロセスチーズを挟み、更に粉チーズをかけたものをデミグラスソースで仕上げてあります。
揚げたロース肉の熱でチーズが溶けて、それをデミグラスソースで食べます。これは、食事にもいいですが、お酒に合わせたい味わいになりますね。
デミグラスソースもこちらのものは苦味が無く、優しい味でそれも広尾という感じがしますね。
■わかさぎフライ(450円)
揚げるなら天ぷらのイメージが強いワカサギですが、洋食店なのでフライです。
優しい味のマヨネーズでいただくと、これも不思議と合いますね。
■オニオンスライス(卵黄入り)(400円)
夜の隠れた人気メニューです。スライスオニオンに鰹節を散らして卵黄を落としただけのシンプルな料理ですが、これに醤油をかけて混ぜると非常に美味しいです。
家庭でも真似できそうですね。コツは、玉ねぎをちゃんと薄くスライスすること。それに水気を切ってから混ぜることですね。
■えのきバター(400円)
こちらも家庭料理のようですが、なかなかの美味しさです。
えのきを軽くほぐして、バター醤油で炒めてあります。
えのきは、細かくほぐしていないのと、加熱の加減が絶妙なので食感がいいですね。
●ビール大びん(590円)
広尾という土地柄で大瓶でこの価格ですから良心的です。キリンラガーという銘柄も大人な感じがします。
広尾の街では閉店時間も早いお店ですし、お酒もビールと日本酒しかないのですが、ここでお酒を飲めたら『広尾の大人』という感じですね。落ち着いたお店の大衆的ですが歴史と品のある料理で軽く飲むというのは非常に贅沢なことです。