Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Kanzesui(Kanzesui)
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Categories | Soba、Izakaya (Tavern)、Tempura |
Phone number (for reservation and inquiry) |
050-5571-2681 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都港区赤坂3-12-22 竹下ビル B1F・2F |
Transportation |
Tokyo Metro Chiyoda Line [Akasaka Station] 4 minutes walk from the ticket gate Tokyo Metro Ginza Line/Marunouchi Line [Akasaka Mitsuke Station] 4 minutes walk from the ticket gate 261 meters from Akasaka. |
Opening hours |
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Budget |
¥6,000~¥7,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥10,000~¥14,999¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Table money/charge |
サービス料:17時半以降 10% |
Number of seats |
26 Seats ( We have a private room on the 2nd floor of the same building, Kanzesui Betsuan (32 seats).) |
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Private dining rooms |
OK For 2 people、For 4 people、For 6 people、For 8 people、For 10-20 people、For 20-30 people If there are more than 20 people, we can also offer reserved tours. |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed Coin parking available nearby |
Space/facilities |
Comfortable space,Wide seat |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine,Particular about Japanese sake (Nihonshu),Particular about Japanese spirits (Shochu) |
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Food |
Particular about fish |
Occasion |
Business |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Service |
Extended party hours (more than 2.5 hours) |
Website | |
The opening day |
2002.10.10 |
Phone Number |
03-3589-4556 |
連休、平日の部、夜。
夏にトライした時、緊急事態宣言で営業できないってんでゴメンナサイされたお店。その時は、なんだ、酒抜きでやればいいじゃないの、なんて思ったが、「酒無し」という選択肢が無い店なのだというのは来てみてすぐわかった。
机に広げられた見事な酒肴(蕎麦前)の数々に、門外漢の私でも聞き覚えのあるプレミアムな日本酒の数々。ここは蕎麦を〆に出すだけで、基本的には蕎麦屋というより居酒屋。
そうとなったら楽しみ様は自ずと蕎麦屋とは異なるもので。
恥も外聞もなく、食べたいものを適当に選んでいく。その日の仕入れで変わる手書き風のメニューの横に朱を引いたのがおススメだということだが、カンパチの刺し身、焼きシイタケ、鴨と万願寺唐辛子の焼き物に始まり、焼き白子、穴子の天ぷらを当てていく。酒は久保田千寿、飛露喜、九平次。焼き物が多くなったが、火を入れる料理はどれも素材の旨みを巧みに引き出していて、刺身もけして悪くなかったのだが、個人的には天ぷらおよび焼き物を中心に組み立てたほうがいいのではないかと思った。特に、味をつけてある添え物の大根おろしとともに食べる焼き鴨は見事。キメの細かい衣をまとった穴子天、レアに焼きを入れられた白子も素晴らしい出来映えだった。
〆は二種の蕎麦を大盛りにしてもらった。醤油が前面に立つ、塩辛いつゆが江戸前の出自を物語る。かわり蕎麦(しそ切)とせいろを選んだが、しそ切、せいろの順で出された。かわり蕎麦はどうしても香りを楽しもうとするとネギとワサビが邪魔になるので、この順で出される、せいろの時に薬味を入れられて有難い。日本酒三合入れて、酔いも回った中で食べていたので繊細な評価はしにくいが、しその香りも生きていたし、細めの蕎麦で酒の〆に手繰る蕎麦の本道を行っているように思った。
サービス面でも言うことはない。赤坂という立地で居酒屋商売をやって生きていくには、相当に日々、研磨されるはずで、そういう緩みの無さはある。
また、「蕎麦屋ではなく居酒屋」という言葉に収斂するのだが、多分に万人向け・優等生的な傾向があり、誰を連れてきても拒絶されることのない安心感と裏腹に、コアな拘りのある向きには面白みが少ないかもしれない。個人的には、会社の仲間と飲むときに使うにはいいなと思うし何ならそういう使い方をしたいなと思うが、ここで蕎麦を手繰りに何度も訪れるのは違う気がする。蕎麦屋としての機能は恐らく、姉妹店〈沙伽羅〉のほうに寄せているのだろう、というのを確かめに近々行ってみるとしようか、と思う。