Restaurant name |
K-B KEIJI(K-B KEIJI)
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Categories | Bread、Cake、Chocolate |
03-3582-6312 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
東京都港区赤坂6-3-12 |
Transportation |
東京メトロ千代田線赤坂駅 徒歩5分 175 meters from Akasaka. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
( テイクアウトのみ) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Occasion |
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Service |
Take-out |
Website |
ドイツパンと言うと、最近では首都圏にもかなりの数のお店が見られるようになってきましたが、一般的なベーカリーの中では、ドイツパン専門店についてはまだまだ少数派なのだと思います。
それでも、私の住まいのすぐ近くの大岡山にはドイツパンの名店が2店あることもあり(ベッカライヒンメル、ショーマッカー)、両店は食べログを始めて比較的早い段階で訪問しており、ドイツパンも自然に身近な存在と感じるようになっていました。
これら以外で印象に残っているドイツパンのお店の中で、最もコスパ面での評価が高かったのは、何と言っても、浜町の「タンネ」になります。
同店以外でも、御茶ノ水の「ベッケライ テューリンガー ヴァルト」、桜新町の「ベッカライ・ブロートハイム」、恵比寿の「フラウクルム」、吉祥寺の「リンデ」、横浜・南太田の「カッセルカフェ」といったあたりは印象に残っていますが、コスパ評価ではかなりばらつきがあるというのが率直な感想で、テューリンガー ヴァルトやフラウクルム、カッセルカフェあたりは、レビューの中でコスパ的な疑問を呈していますね。
この日は、長女の誕生祝いの会食で赤坂に出ましたので、まずランチは赤坂通り沿いの「サライ 赤坂店」でトルコ料理を堪能し、その後、夕食後に皆で食べるケーキを調達に同じ赤坂通り沿いにある「リベルターブル 赤坂店」に立ち寄りました。
そして最後に、翌日の朝食用パンの調達で立ち寄ったのが当店ということになります。
カー・ベー・ケージとは、K-B KEIJIと書き、K-Bというのは、恐らくお店の看板に書かれているDEUTSCHE KONDITOREI&BACKEREIのKONDITOREI(コンディトライ=製菓)、BACKEREI(ベッケライ=ベーカリー)の略ではないかと推測しました。
KEIJIは、直感的に店主さんのお名前ではないかと考えました。
そこで、ちょっと調べてみたのですが、とある情報では、K-Bはクーヘン(Küchen:ケーキ)の「K」、ブロート(Bröt:パン)の「B」だということとされていました。
私の推測とどちらが正しいのか微妙な気はします。
KEIJIの方は、私の推測通りシェフのお名前(齊藤敬二さん)から来ているみたいですね。
当店の場所は、東京メトロ千代田線の赤坂駅の6番出口から出て赤坂通りを乃木坂方面へ進み、一つ目の信号を左折して40mほど進んだ左手になります。
とんがり屋根の2階建ての民家の1階部分がお店になっています。
元々は、白金で1972年に創業したお店らしいですが、1990年代終盤にこちらに移転してきて既に四半世紀以上になるそうです。
昨年が区切りの創業50年であったわけですね。
その間には、新横浜方面で移動店舗を営業していた時代もあったとの情報も見つかりました。
この日の訪店時刻は14時ちょっと前。
比較的広めの店内ですが、売場の雰囲気は古い昭和のベーカリーといった趣きです。
それでも、この時間帯だと既にかなりのパンが完売になっていました。
菓子類はまだたくさん残っていましたが、パン目的の方は午前中に訪れた方が良さそうです。
お店は老店主さんらしき方が1人で切り盛りされています。
この方が齊藤敬二さんなのだろうと推測されます。
恐らく70歳代くらいとお見受けしましたので、20歳代で創業されたと考えると、昨年の50周年も勘定が合いますね。
今回は、残っているパンの中から以下3点を購入しました。
・ミートパイ@300円
・ブレツェル@230円
・マジパンツイスト@220円
小計750円
消費税60円
合計810円
商品は、紙袋に入れた後に無料のレジ袋に入れてくれるので嬉しいのですが、レジ袋を見ると、無料化の例外と位置付けられているバイオマス25%以上や厚さ50ミクロン以上表記入りには該当しないと思われるので法に抵触していないのかは心配になります。
しかし、平均単価@270円ですので、やはりお値段はかなり強気の設定ですね。
持ち帰って、翌日の朝食に供しました。
ミートパイは、レンジで20秒チンした後、650Wのオーブンで4分間加熱していただきました。
小ぶりなミートパイですが、中には牛肉のひき肉のフィリングがぎっしりと詰まっています。
バターたっぷりでサクサク食感のパイ生地の中に、牛肉の風味が広がり、なかなか美味しいです。
まさに山椒は小粒でもぴりりと辛いという感じの秀逸なミートパイでした。
それでも、@300円+税は高いことは高いです。
ブレツェルは、レンジで15秒チンした後、650Wのオーブンで3分間加熱していただきました。
ブレツェルという名前からラウゲン液をくぐらせて焼き上げるラウゲン・プレッツェルを想像していましたが、こちらのブレツェルは甘いパンで、ちょっと予想と違いました。
それでも、独特な結び目の形に作られているのはプレッツェルらしいですし、こういうタイプのものもあるのでしょうね。
焼き上げてからかなり時間が経過しているような風味(カビ臭い?)も感じたのは事実ですが、こういう味なのかもしれません。
マジパンは粉末に挽いたアーモンドと砂糖、卵白などを混ぜてペースト状にかためた洋菓子で、マルチパンとも呼ばれるパンです。
ツイストということで、これにひねりを入れて焼き上げていますが、アプリコットジャムがトッピングされていることもあり、これもかなり甘いです。
ブレツェルと同じようなカビ臭さというか、ともすればパルメザンチーズ?のような風味も口の中に広がりますが、この味自体は嫌いでは無かったです。
ドイツパン専門店は広がりを見せてはいますが、当店のような昭和の香りを引きずっているドイツパン専門店というのは、私は今回が初めてでした。
そういう意味ではとても貴重なお店ということが言えるのではないかと思います。
ご主人の高齢は気になりますが、昭和の名残りを感じられるお店として出来るだけ長く頑張ってもらいたいものですね。