Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Akasaka Gohan Yamane Ya
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Categories | Japanese Cuisine |
03-6277-6743 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
東京都港区赤坂7-8-1 |
Transportation |
赤坂駅 7番出口徒歩5分 344 meters from Akasaka. |
Opening hours |
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Budget |
¥1,000~¥1,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥8,000~¥9,999¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Accepted (Transportation electronic money(Suica)、Rakuten-Edy、nanaco、WAON、iD) QR code payment Accepted (PayPay、d Barai、Rakuten Pay、au PAY) |
Number of seats |
20 Seats |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Occasion |
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Remarks |
完全キャッシュレス決済 |
拙者が初めて訪れたのは昨年の11月。当時は3.5ちょっとだった食べログの点数も1年足らずで3.68までアップ(2019年10月現在)。アルゴリズムの変更もあっただろうが何よりも店主、スタッフの実直な性格と努力が徐々に点数にも反映されているのであろうと思う。
というのも、昨年訪れた新規のお店の中で「山ね家。」は最も満足度の高い店のひとつだった。丁寧な接客はもちろん、一品一品に工夫が感じられ、お客様にこの値段でいかに美味いものを食わせるか、満足して頂けるか、そんな息遣いすら感じられるほどに滲み出る店主の人柄の良さ。思わず応援したくなるそんな「山ね家。」のお話。はじまり、はじまり。
ビール
まずはビール。富士山型のグラスに1杯目を注いでくれる。ビールの注ぎ方、幾度となく注いで来たのであろう。見事な富士山ビールの出来上がり。キレイ。
グビっと一飲み。すぐに自分で継ぎ足す。うーむ、自分で入れた1杯、この泡は高尾山か。いや、もはやエベレストか。
酒肴3種
まずは酒肴を3種から。
ワカサギの南蛮漬け
初手、ワカサギの南蛮漬け。
ひんやりと冷たく味の染みたワカサギはキツ過ぎない甘酢でさっぱりと美味。玉ネギとパプリカもシャキシャキしっかり食感を残しつつ、甘酢を吸って美味しい野菜に。
タラの白子
続いてはタラの白子。上にかかっているのはポン酢のジュレ。
濃厚な白子は文句なしに美味い。液体ではなくジュレになったポン酢は白子と一緒に口に運びやすく、濃厚な味わいに良い酸味のアクセント。
カブのあんかけ
ほんのりと柚子の皮がすりおろしてあり、優しい味のかぶにふわっと香る柚子。これまた美味い。
薄めの優しい味なので最初にこれを食べるべきだったかもしれないが、空腹のあまりにわかさぎと白子を平らげた後に手を出してしまった。笑
お造り3種
続いてはお造り3種。この日は北海ダコ、ヒラメ、炙りしめ鯖。
まずは平目、白身の旨味がじんわりと感じられ美味。塩かポン酢、はたまた煎り酒があれば尚最高。
北海ダコはゴマ油で食べるのがオススメとのことで試してみる。確かにアリ。塩で食べても美味しいがゴマ油も合う。付け過ぎると甘くてくどいので、ちょぴっと付けるぐらいが良い。
吸盤部分は特に美味しく、コリコリとした良い食感に北海ダコの甘みがGood.
最後に炙りしめ鯖。脂のノリがよく〆加減もよく、大変美味。大葉と一緒に食べても美味しい。
牡蠣の茶碗蒸し
今宵の茶碗蒸しは牡蠣。運ばれてきた瞬間、牡蠣の匂いがぷんぷん香る。
一口喰らうと牡蠣エキスが充満。こりゃ美味い。
牡蠣の出汁が抜群に効いていて牡蠣を食べずとも口の中が牡蠣。
中をほじくり返すと大きな牡蠣がごろっと2つほど。広島の牡蠣だそうな。
茶碗蒸しの中に入って相当蒸されたであろうにそれでもなお大きさを保つ牡蠣、ぷりぷりで安定の美味しさ。
下の方にはゴマが入っていてかき混ぜるとこれまたゴマの風味も入って良い隠し味に。レベルの高い茶碗蒸し。
銀ダラの西京焼き
焼き物は銀ダラの西京焼き。「自家製の西京焼きです」と言っていたのだが、味噌床を作って自分たちで漬けているのだろうか、それともまさか銀ダラを釣るところからなのか….!?
という冗談はさておき、この西京焼きもまた非常に美味しい。
鱈の脂のノリもよく、身もぷりぷりしっとり。西京味噌も濃すぎず薄すぎずで思わず白米とみそ汁が欲しくなる。
蓮根さんま肝挟み揚げ
揚げ物はレンコンのはさみ揚げ。中にさんまの肝が挟んである。
これは大人な味。濃厚ながらちょっぴりビターな秋刀魚の肝に衣とレンコンのほんのりとした甘み。塩を振って頂くとこれが粋な美味さ。
誠鏡 純米吟醸
これを食べるには日本酒やな、ということで日本酒と合わせるとやはり美味い。
付け合わせの金針菜もほくほくな食感で美味い。金針菜は焼鳥屋で焼き物として食べることしかなかったので、この食感は意外。焼きより揚げの方が美味いかもしれない。
香箱蟹の土鍋ご飯
最後は「山ね家。」の醍醐味、土鍋ご飯。常時8種類ぐらいから選べて、この日は香箱蟹があったのでもちろんチョイス。カニと雲丹の土鍋ご飯はプラス2,000円。
香箱蟹の土鍋ご飯店主さんがかき混ぜてくれ、1杯目をよそってくれる。香りがもうたまらなく良いのだが、一口食べると….もう悶絶級の美味さ。
香箱蟹のぷちぷちとした外子の食感に内子の濃厚な旨味、ほぐし身も相まって最高の味。香箱蟹が美味いのはもちろんなのだが、ふっくらつやぴかなご飯自体も出汁を吸って美味しい。
この回以外で秋刀魚の土鍋ご飯や鳥そぼろの土鍋ご飯も食べたが、どれも最高の美味しさ。
しじみの赤だし味噌汁とお新香もついて最後はハイクオリティ過ぎる定食のような〆。
お漬物
いぶりがっこも美味い、ご飯がさらに進む。
今回は香箱蟹なので6,500円だがデフォルトで4,500円、この値段でこれだけのパフォーマンスを発揮する店が赤坂にあるということに非常に驚き。
一人ではさすがに土鍋ご飯完食とはならずだったのだが、残ったご飯はお土産のおにぎりにしてくれる。丁寧に包んで手提げ袋まで用意してくれるホスピタリティ。
次の日にレンチンして食べたがめちゃくちゃ美味い朝ごはんになり感動。
間違いなく定期訪問店の仲間入り。常時満席になっていないのが驚きなぐらい拙者としては最高点なお店でした。
このままのメニューで値段が上がってもいくだろうし、値段を上げてさらにグレードアップしたのも食べてみたい、大絶賛な晩飯でした。ご馳走様でした。