鮨好きの終着駅
およそ半年ぶりのはしぐちさん。この日もつまみから一通りと追加のにぎりとおかわりのにぎりを少々。今年は本当に市場に魚が少ないらしく、橋口さんもご苦労なされる感じでした。
そして、この日は心なしかシャリがいつもより大きかったような。ただ、途中シャリを少し小さくしてもらったらびっくりするほどバランスが崩れてしまってて、道を極めた職人の凄みの一端にまた触れた気がしました。
【2023年9月のおまかせ】
(つまみ)
★真子鰈
★みる貝
★生いくら
★しまあじ
★鯵
★えび
(にぎり)
★平目昆布締め
★新いか
★赤身
★新子
★小鰭
★赤貝
★小柱
★中トロ
★大トロ
★小柱おかわり
★生いくら
★ウニ
★新いかゲソ
★蝦蛄
★穴子
★玉子
鮨好きの終着駅
いただいたものだけメモ。
(つまみ)
★鯵なめろう
★墨烏賊げそ
★かわはぎ
(にぎり)
★平目昆布締め
★墨烏賊
★赤身ヅケ
★いくら
★鯵
★赤貝
★青柳
★小柱
★中トロ
★大トロ
★〆鯖
★海老
★生ウニ
★酢烏賊
★穴子
★玉子
★赤貝紐巻き
鮨好きが辿り着く終着駅
3月以来のはしぐちさん。
この日も鯵をなめろうで出してもらった以外はにぎりを一通り。玉子もシャリ付きで握ってもらったので合計で19貫。
橋口さんのにぎりを称してよく「沈むお寿司」なんて言われることがあるみたいだけど、はっきり言ってそんなことはどうでもいい。今時の寿司屋はどこもしゃりに空気を含ませながら握るからよっぽどの下手くそでもない限り、普通に沈みます。
橋口さんのにぎりの特徴はネタとシャリの一体感。やや甘みがあって人肌くらいの温かさのシャリ。ネタの切りつけはやや小ぶりで、どのにぎりもシャリの存在感が前面に出てくる。
赤酢でうま味出して、脂や味の強いネタを大きめに切りつける今流行り寿司とは明らかに一線を画すにぎり。一瞬他でも真似ができそうに思えるけど、あのバランス感を再現するのは至難の業な気がします。
また次回が楽しみ。
【2022年8月のにぎりおまかせ】
★鯵のなめろう
★真子鰈昆布〆
★赤身
★白烏賊
★新いくら
★小鰭
★締めた鯵
★青柳
★小柱
★中とろ
★大とろ
★みる貝
★蒸し鮑肝乗せ
★海老の頭
★海老
★雲丹
★酢烏賊
★生の鯵
★烏賊げそ
★穴子
★玉子(海老おぼろ付)
(お酒)
★瓶ビール小瓶
★日本酒を2人で2合
究極に良い塩梅
実に5年半ぶりの訪問。
当時は当たり前のように帰り際に次回の予約を取って帰るなんて習慣もなく、また店に連絡すればいいや、くらいの感じで店を後にしたのですが、まさかそれが6年後になろうとは。。。
前回の記憶は曖昧ではあるのですが、多くの寿司屋、飲食店がこの5年の間に大きく変化するなか、こちらは良い意味で何も変わっていないなという印象を強く受けました。寡黙な大将とてきぱきと仕事をこなす女将、都内の寿司屋にしてこの空気感はとにかく独特。銀座の寿司屋とも違う心地よい静けさ。
席に着くと大将から今日はいかがしますか?と聞かれる。つまみからでもにぎりからでもはたまたお好みも受けてくれる懐の深さ。この日はにぎりを一通り。
ネタもシャリもやや温度は低め。シャリは赤酢は使わないまろやかタイプ。ただ、とにかくネタとシャリの一体感がどのにぎりもハンパない。橋口さんのにぎりを食べてしまうと世の中にはいかに独りよがりの寿司が溢れているんだと痛感する。
味付けは心持ち甘め。砂糖を多用しているのではなく、魚や米、醤油そのものの甘みだと思われ、なんとも心地の良い。
この5年である程度食べ込んだからこそわかる良さがあるのかもしれないけど、とにかく素晴らしかった。今回は忘れずに次回の予約をお願いしたよ。
【2022年3月のおまかせ】
★平目
★えんがわ
★赤身づけ
★墨烏賊
★小鰭
★春子鯛
★〆鯖
★赤貝
★赤貝ひも
★中とろ
★大とろ
★青柳
★小柱
★鰯
★帆立
★海老
★雲丹
★酢烏賊
★穴子
★干瓢巻き
★玉子
(飲み物)
★瓶ビール2本
お勘定:約32,000円
店に流れる”空気”が素晴らしい/はしぐち
元赤坂にある寿司屋。以前は紀尾井町にお店がありましたが、5年ほど前に今の場所に移って来たそうです。
こちらの常連の方からお誘いいただき、初めてお邪魔しました。こちらの評判を伺っていましたが、初見さんだけではなかなか難しそうな雰囲気でしたので、お誘いいただいた時はふたつ返事で「参ります」と返答(紹介制ではなさそうですが、予約時は紹介者がいる場合は紹介者の名を告げた方が良さそうです)。
お店は、待合場所などもあってゆったりとした造り。カウンターは8席だけですが、席間も広く、ピンと張りつめた空気が流れ、心地よい緊張感が漂います。もちろん、リラックスできないわけじゃないですが、握る方も食べる方も何やら真剣勝負のような雰囲気です。
こちらの大将はあまり口数の多い方ではなく、ネタの説明なども必要最低限ですし、自ら進んでお客さんと談笑するタイプではありません。最近の若手職人さんに多く見られるように、食材のプレゼンテーションやSNSなどを駆使して、写真もバンバン撮らせてお客さんとの一体感を作り出すエンターテイメント系の寿司屋も僕は大好きですが、こちらはその対極にあるような寿司屋です。なのに僕はこの店の雰囲気にもすっかり魅了されてしまいました。何か今まで忘れていたものを思い出させてくれるようなそんな感じ。
こちらでは、つまみは手の込んだものはなく、切って簡単に盛り付けてくれる程度。なので、最初からにぎりというのもありのようですが、この日はつまみを出してもらってからにぎりという流れ。台風の合間ということで、ご主人も認めるようにネタの種類も少なくて、やや弱い印象。7、8品つまみを出してもらった後はにぎりに移って10貫強。
シャリは、軽い味付けで、シャリ単体では主張の強いタイプではありません。温度は比較的高め、サイズはネタの大きさの割にやや大きくに感じましたが、軽いシャリだからか、このくらいのサイズで握ってもらった方が逆に全体のバランスが取れてる気がしました。
にぎりの技術はよく「沈む寿司」と言われるようですが、確かにつけ台に置いた瞬間にふっと沈んでいるように見えますね。口に入れてもぱらっと心地よくほどけるので、本当によく空気を含ませて握られているようです。
ネタは、先に述べた通りこの日は天候の影響で十分なものが用意できてなかったと思われますが、特徴としては江戸前寿司のクラシックなネタが中心。
中でも面白いな、と思ったのはこちらの名物にもなっている「酢烏賊」。酢に付けたスルメイカの身をにぎりで出してくれました。イカ特有のネットリとした食感はないものの、イカの持つ旨み(特にスルメイカは旨みの強いイカ)を酢に漬けることで最大限引き出した物凄い一貫でした。
今度はネタの強い時期(11月、12月だそうです)にまた再訪致します。
【2016年8月のおまかせ】
(つまみ)
★真子鰈
★真子鰈えんがわ
★みる貝
★鯵のたたき風
★新いくら
★新烏賊下足のつけ焼き
★車海老
★蒸し鮑
(にぎり)
★真子鰈
★新烏賊
★こはだ
★赤身づけ
★締め鯵
★中とろ
★大とろ
★鰯
★酢烏賊(するめいか)
★馬糞雲丹
★穴子 塩
★穴子 つめ
★かっぱ巻き
★玉子
(お酒)
★ビール(小瓶)
★お酒1合
お会計:約31,000円
Restaurant name |
Hashi Guchi
|
---|---|
Categories | Sushi |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3478-3588 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都港区元赤坂1-5-20 ロイヤル赤坂サルーン1F |
Transportation |
About 7 minutes walk from Akasaka-mitsuke Station (Exit B). 456 meters from Akasaka Mitsuke. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥40,000~¥49,999
|
Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
8 Seats |
---|---|
Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu) |
---|---|
Food |
Particular about fish |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
---|---|
Location |
Secluded restaurant |
The opening day |
2011.11.3 |
Remarks |
The use of mobile phones is prohibited at the counter. Street View http://hokkaido-sv.com/shop/sushi_hashiguchi |
今年最初のはしぐちさん。この日もつまみからのおまかせで。親方の大きな手から繰り出されるにぎりはどこもまでも優しい味。本当にこの店の空気は格別です。
【2024年1月のおまかせ】
(つまみ)
★平目
★細魚
★青柳
★みる貝
★トロ
★帆立磯辺焼き
★車海老
★鰯の生姜胡麻和え
(にぎり)
★平目昆布締め
★墨烏賊
★づけ
★小肌
★中トロ
★大トロ
★〆さば
★小柱
★赤貝
★ウニ
★煮蛤
★煮烏賊
★墨烏賊ゲソ つまみ(追加)
★みる貝(追加)
★〆さば(おかわり)
★穴子
★玉子
(飲み物)
★お酒おまかせで2合