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店主は華麗なベネンシアドール、たまにはモルトやカクテルから離れ、シェリーバーとして使うのも面白い。 : Arujanon Shinfonia

Official information

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Arujanon Shinfonia

(アルジャーノン シンフォニア)
Budget:
Fixed holidays:
Sunday、Public Holiday
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4.0

¥6,000~¥7,999per head
  • Cuisine/Taste3.5
  • Service4.0
  • Atmosphere4.0
  • Cost performance3.2
  • Liquor/Drinks3.7
2020/03Visitation3th

4.0

  • Cuisine/Taste3.5
  • Service4.0
  • Atmosphere4.0
  • Cost performance3.2
  • Liquor/Drinks3.7
JPY 6,000~JPY 7,999per head

店主は華麗なベネンシアドール、たまにはモルトやカクテルから離れ、シェリーバーとして使うのも面白い。

[東京都港区][来訪回数:13回]
2020/3/21(土)
赤坂見附にあるショットバー。
店舗情報は、1回目の「行った」をご参照あれ。

店主の小栗さんといえば、その華麗な経歴でメディアにも引っ張りだこの存在だが、
それ以上に努力家さんで「可愛いだけのバーテンダーじゃなくて、本物の技術を見せてやる」的な
気概に満ち溢れているところが、本当の魅力だと感じる。

2018年には「最優秀ベネンシアドール」を受賞。
ベネンシアドールというのは、スペイン原産のシェリー酒を、長い柄のついたひしゃく(=ベネンシア)で
高所から一気にグラスへと注ぎ入れる技術を持った人のこと。
その美しい所作は一種のパフォーマンスであると同時に、酒に空気を触れさせて
香りを開くエアレーションの効果も持ち合わせる。
一般的なワインとは異なる、シェリーならではの魅力を伝える伝道師的存在ともいえる。

そんなベネンシアドールがいる店なのだから、
たまにはウイスキーやテキーラを忘れて、シェリーに溺れてみましょうか♪

シェリーは、スペイン南部だけで造られる特別なワイン。
通常のワインにアルコールを添加し(酒精強化)、木樽で最低3年寝かせて仕上げる。
使われるぶどうには 3種類あり、甘い品種か酸っぱい品種か、その違いが一つのポイント。
次に、酵母膜(フロール)の下で熟成するか、膜の上で酸素に触れながら熟成するかが、二つ目のポイント。

これらの違いにより、シェリーは 8種類に分類される。
〔辛口〕  フィノ、マンサニーリャ(マンサニージャ)、アモンティリャード
〔中口〕  オロロソ、パロ・コルタド
〔やや甘口〕ペールクリーム、ミディアム
〔甘口〕  クリーム
〔極甘口〕 モスカテル、ペドロヒメネス

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■マンサニーリャ「デリシオサ」
スペインの南端近くにあるサンルーカルで醸造される、辛口のシェリー。
酵母膜の「下」で熟成するのがポイント。

大西洋に面するため、潮(塩味)のニュアンスが感じられるという。
このあたり、アイラモルトと同じような考え方で親しみやすい。
またマンサニージャ(マンサニーリャ)とは "カモミール" という意味で、
ほんのりと、林檎に似たニュアンスの香りも感じられるという。
甘みはほとんど感じず、辛口であっさりした味わい。
「シェリーは甘すぎる」イメージをお持ちの方には、まず飲んでみてほしい銘柄。

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■マンサニーリャ・パサダ「ルスタウ」
マンサニーリャより熟成期間が長く、酵母膜の裂け目からわずかに酸化熟成を行う。
美しい小麦色を呈し、良い意味で複雑味を増す。

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■アモンティリャード「XECO」
はじめに酵母膜の下で熟成し、それから膜の上部で酸化熟成、二段階熟成を経ている。
香りは十分甘いのに、味わいは酸味が効いており、キリっとした一品。
ゴルゴダの丘を思わせる個性的なラベルも印象に残る。

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■オロロソ「ゴンザレス・ビアス・アルフォンソ」
ここまでのシェリーと同じパロミノ種のぶどうを用いるが、酵母膜の「上」で酸化熟成を経るのが相違点。
フィノに比べると甘みを感じるが、まだ辛口の部類。
甘みをまとった分、香りに厚み(複雑味)が増すのを実感できる。

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■パロ・コルタド「グレートデューク」
オロロソに似ているが、何らかの理由で酵母膜が生成されず、結果として酸化熟成となったシェリー。
最低でも 1年熟成しているので、樽熟成を感じる甘い香りが花開くが、
もとは辛口シェリーの製法なので、味わいはさっぱりしているのが特徴。

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■ペールクリーム「クロフト」
辛口シェリーに、あとからモスカテル種の濃縮果汁を加え、甘みとコクをプラスしたもの。
4年の熟成を経たと聞くと、なおさら有難みが増す。
このあたりから甘口に感じられてくるが、後味に、チーズを思わせる複雑な香りを残す。
とにかく香りが凄い! チーズはもちろん、フォアグラとも合うというから、納得である。

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■ミディアム「ミカエラ」
ミディアムと名が付くシェリーは幅広く、一通りでくくれないバリエーションの豊富さが魅力。
甘さはだいぶあるが、口の中でさっと切れて、くどさを残さないのが評価ポイント。
妖艶な赤い花をあしらった、アールヌーボーを思わせるラベルも印象的。

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■(番外編)ベルナッチャ・ディ・オリスターノ
シェリーはいずれもスペイン産だが、こちらはイタリア・サルデーニャ産の「シェリーみたいなワイン」。
樽熟成の際、あえて空間を残すことで、液体を酸素に触れさせて酸化熟成を促進させる。
これによりシェリーと同じ酵母膜(フロール)が生成され、長期熟成とあいまって、独特な風味が醸される。
穏やかで柔らかく、奥の深い印象。
分類的には白ワインながら、濃いオレンジの色合いも美しく、一度は試す価値のあるワイン。
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このお店がきっかけとなり、新しいジャンルのお酒に興味を持つことができた。
人とのつながりが人生の幅を広げる、まあ大袈裟にいえば、そういうことなのかもしれない。

  • Arujanon Shinfonia - マンサニーリャ「デリシオサ」。海の近くで醸され、ほんのり林檎・カモミールのニュアンスを持つ

    マンサニーリャ「デリシオサ」。海の近くで醸され、ほんのり林檎・カモミールのニュアンスを持つ

  • Arujanon Shinfonia - マンサニーリャ・パサダ「ルスタウ」。マンサニージャより熟成期間が長く、美しい小麦色を呈する

    マンサニーリャ・パサダ「ルスタウ」。マンサニージャより熟成期間が長く、美しい小麦色を呈する

  • Arujanon Shinfonia - アモンティリャード「XECO」。酵母膜の下部と上部、二段階熟成を経ている。香りは十分甘いのに、味わいは酸味を効かせてキリっとした一品

    アモンティリャード「XECO」。酵母膜の下部と上部、二段階熟成を経ている。香りは十分甘いのに、味わいは酸味を効かせてキリっとした一品

  • Arujanon Shinfonia - 左:オロロソ「ゴンザレス・ビアス・アルフォンソ」。フィノに比べるとやや甘みが強いが、十分辛口の部類に入る

    左:オロロソ「ゴンザレス・ビアス・アルフォンソ」。フィノに比べるとやや甘みが強いが、十分辛口の部類に入る

  • Arujanon Shinfonia - パロ・コルタド「グレートデューク」。樽熟成を感じる甘い香りなのに、味わいはさっぱりなのが特徴

    パロ・コルタド「グレートデューク」。樽熟成を感じる甘い香りなのに、味わいはさっぱりなのが特徴

  • Arujanon Shinfonia - ペールクリーム「クロフト」。辛口シェリー(フィノ等)に、濃縮ぶどう果汁を加えて甘みとコクをプラス

    ペールクリーム「クロフト」。辛口シェリー(フィノ等)に、濃縮ぶどう果汁を加えて甘みとコクをプラス

  • Arujanon Shinfonia - ミディアム「ミカエラ」。甘さはだいぶあるが、さっと切れてくどくないのが特長

    ミディアム「ミカエラ」。甘さはだいぶあるが、さっと切れてくどくないのが特長

  • Arujanon Shinfonia - モスカテル「エミリオ・ルスタウ」。原料ぶどうはモスカテル100%、非常に甘口な部類に入るが、レーズンのように濃縮された芳香を楽しめる

    モスカテル「エミリオ・ルスタウ」。原料ぶどうはモスカテル100%、非常に甘口な部類に入るが、レーズンのように濃縮された芳香を楽しめる

  • Arujanon Shinfonia - ペドロヒメネス「NOE」。深いチョコレート色、これはまさにレーズンの味!

    ペドロヒメネス「NOE」。深いチョコレート色、これはまさにレーズンの味!

  • Arujanon Shinfonia - ベルナッチャ・ディ・オリスターノ。イタリア産で、シェリーの製法を取り入れた「シェリーみたいなワイン」

    ベルナッチャ・ディ・オリスターノ。イタリア産で、シェリーの製法を取り入れた「シェリーみたいなワイン」

  • Arujanon Shinfonia - 今回いただいたシェリーの数々。ワインクーラーには、まだまだ種類があるという

    今回いただいたシェリーの数々。ワインクーラーには、まだまだ種類があるという

  • Arujanon Shinfonia - なかなかに充実したバックバー。プレミアムテキーラのユニークな瓶も並ぶ

    なかなかに充実したバックバー。プレミアムテキーラのユニークな瓶も並ぶ

  • Arujanon Shinfonia - 繁華街から一本入った裏路地に、赤いサイン

    繁華街から一本入った裏路地に、赤いサイン

2017/07Visitation2th

4.0

  • Cuisine/Taste3.5
  • Service4.0
  • Atmosphere4.0
  • Cost performance3.2
  • Liquor/Drinks3.7

何故だか、パローマがとても美味しい。酒に合うパスタも逸品、鮭とばにもこだわってます!

[東京都港区][来訪回数:4回]
2017/7/4(火)更新
赤坂見附にある、オーセンティックバー。
店舗情報は、1回目の「行った」をご参照あれ。

相変わらず、とびきり明るくて可愛らしい店主。
カクテル作りを見ていると、独自の工夫が各所に感じられる。
先日は "季節のモヒート" をつくるのに、ローズマリーを軽く炙って添えていた。
炙ることで香りが立つのだろう… 思わず、同じものをお願いしたくなる。

5月の International Bar Show "なでしこカップ" には、選手として再び参加するという。
昨年は2位でちょっと残念。今年こそは1位に輝いてほしいと期待している。

店主は北海道出身のため、北海道風のおつまみには人一倍こだわりがある。
せっかくなのでメニューを載せると…
〔乾きもの〕北海道産鮭とば、ミックスナッツ、ドライフルーツ
〔小料理〕 じゃがバターアラモード、半熟煮卵といくら、雲丹といくらのクロスティーニ
      北海道産お刺身生ハム、氷下魚の一夜干しスモーク、帆立の松前焼き
      銀ムツの煮付け、ワイン漬けジンギスカン、帯広風豚バラ巻きおにぎり
〔パスタ〕 アイヌ葱とホタテの和風、ズワイ蟹とじゃがいものジェノベーゼ、レモンチーズクリーム
〔チーズ〕 大地のほっぺ、味噌漬けチーズ、チーズの盛り合わせ

このほか、裏メニューでスープカレーもやってます(^-^)

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■パローマ、お通し(チャージ¥756)
テキーラを、グレープフルーツジュースとトニックでアップした爽快カクテル。
初回訪問時にこれをお願いしたところ、想像以上に美味だったので今宵も発注。

ベースは "サウザブルー" というプレミアムテキーラ(原料:竜舌蘭100%)。
生のグレープフルーツを使っているので、とても風味が良い。
ダイヤモンドカットの角氷も美しい。

「特別なことはしてませんよ~」と店主は仰るが、何故だかほかの店で飲むより、美味しく感じる。
店主が美人だからか? いや、そんなことは決して無いはずだ(笑)

お通しは、少量だが 2品提供される。
今宵はアーリオソース(ガーリック風味)で和えられた菜の花と、いちじく入りクリームチーズ。

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■キウイの炭酸フローズンカクテル
熊本からやってきた新兵器「炭酸氷」を使用。
これはすごい! 驚くほどの炭酸感!
特殊な氷の中に閉じこめられた炭酸ガスが、その威力をいかんなく発揮する。
シュワシュワに加えて、キウイのフルーティな酸味が加わる。
昔好きだった "パチパチ綿菓子" を連想させる味。
これはすごいなー。

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■カンチャンチャラ
カウンターにジャムのような瓶が置かれていたので、店長に尋ねてみたら
"都内のビル屋上で取れた蜂蜜" だという。
それで、蜂蜜を使ったカクテルをお願いしてみた。

ホワイトラム(ハバナクラブ)をベースに、小さくカットしたレモンと蜂蜜を入れて
モヒートのようにザクザクつぶす。
トリニダードトバゴの名物カクテルだという。

グラスを近づけると見事な香り、蜂蜜が香り立つ!
レモンの酸味も効いていて、さっぱりと美味しい。
ビタミンCで元気になれそう、これは "大人のはちみつレモン" だな(^-^)

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■ブラッディバットマン
ブラッディマリー(トマト+ウォッカ)のベースをラムに変えたもの。
ラムとしてバカルディを使うが、コウモリ柄のロゴから連想した命名。
出来上がりに七味唐辛子を振って、
さらにはコクを加えるため… なんと「ジンギスカンのタレ」を投入!

なかなかの冒険だが、ブラッディマリーにクラマト(蛤エキス入りトマトジュース)を
使ったりするのを考えれば、あながちおかしくはなさそう。
実際に飲んでみると、旨味が詰まっており、後味がほんのりジンギスカン(笑)

北海道でメジャーな「ベル 成吉思汗のタレ」を使用。
醤油・酢・てんさい糖をベースに、ニンニク・玉ねぎ・生姜・みりん・蜂蜜など、
タレの原材料を見るだけでも、旨味が詰まっているのが分かる。

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■北海道産鮭とば(¥540)
最近 仕入れ先を変え、硬いのから柔らかいのに切り替えたという。
新商品は、その名も "鮭とばイチロー" (^-^)

ハーフレア。身に透明感があり、口当たりが優しい。
つまみが硬すぎると、お酒よりつまみに意識を奪われてしまうから、
酒を引き立てる相棒役としては、確かにこの方が良いだろう。
スモーキーな風味は、ウイスキーにぴったりである。

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■氷下魚の一夜干しスモーク(¥850)
「こまい」。居酒屋でたまに目にする名前だが、バーで出しているのはここくらいでは(^-^)
ししゃもくらいの大きさで、身が締まっていて味がある。
ウイスキーとはミスマッチと思いきや、スモーク香があるので、これが意外と合うのである。
アイラモルト、ラフロイグのソーダ割りと合わせてみては。

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■帯広風豚バラ巻きおにぎり(2個¥1080)
宮崎の肉巻きおにぎりっぽいけれど、これはあくまでも帯広風(^-^)
豚丼用の甘辛いタレがたまらない♪

この味付けと豚バラのこってり感が、ウイスキーにぴったり合う。
散らされた刻みネギもグッドアシスト(豚丼はグリンピースだけど)。
昨年訪れた、帯広駅前の豚丼「ぱんちょう」を思い出すな~

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■北海道風パスタ・大地のほっぺレモンチーズクリーム(¥1080)
平打ちパスタに、十勝産のカマンベールチーズ "大地のほっぺ" を使用。
少し時間が掛かるので、客側の配慮としては、店主に余裕があるときに注文したい(^-^)

チーズがかなり濃厚で、やや強めの味付けだが、酒に合わせるつまみとして考えれば妥当と思う。
レモンの酸味が爽やか、ピンクペッパーの香りが効いている。
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このほか、モルトウイスキーのトゥワイスアップを 2杯いただいたが、
改めて、ウイスキーの美味しさを実感できたような気がする。

あくまでオーセンティックな店舗でありつつ、ふらっと気軽にドアを開けられる「ギャップ」が魅力の店。
今度は、なでしこカップの優勝カクテル「マザーズブロッサム」を頂いてみたい。

  • Arujanon Shinfonia - パローマ。生グレープフルーツを使っているか、やたらと美味しく感じる

    パローマ。生グレープフルーツを使っているか、やたらと美味しく感じる

  • Arujanon Shinfonia - キウイの炭酸フローズンカクテル。新兵器「炭酸氷」を使用、口の中でシュワシュワ~

    キウイの炭酸フローズンカクテル。新兵器「炭酸氷」を使用、口の中でシュワシュワ~

  • Arujanon Shinfonia - カンチャンチャラ。ラムベースに蜂蜜とレモンをイン、東京産の蜂蜜が香り立つ!

    カンチャンチャラ。ラムベースに蜂蜜とレモンをイン、東京産の蜂蜜が香り立つ!

  • Arujanon Shinfonia - オリジナルカクテル「ブラッディバットマン」。なんと、ジンギスカンのたれを使用!

    オリジナルカクテル「ブラッディバットマン」。なんと、ジンギスカンのたれを使用!

  • Arujanon Shinfonia - ジャックローズ。カウンターに紅色が映える、定番の一杯

    ジャックローズ。カウンターに紅色が映える、定番の一杯

  • Arujanon Shinfonia - ブルームーン。使うリキュールにより、仕上がりの色が異なる。こちらは優しいピンク色

    ブルームーン。使うリキュールにより、仕上がりの色が異なる。こちらは優しいピンク色

  • Arujanon Shinfonia - テキーラ「サウザ・ブルー」アネホ。この銘柄はブランコ(無熟成)のイメージが強いが、熟成バージョンもあったんです

    テキーラ「サウザ・ブルー」アネホ。この銘柄はブランコ(無熟成)のイメージが強いが、熟成バージョンもあったんです

  • Arujanon Shinfonia - ガイアナ産のラム「ブリストル」。11年という熟成年数は初めて見た

    ガイアナ産のラム「ブリストル」。11年という熟成年数は初めて見た

  • Arujanon Shinfonia - 北海道産鮭とば(¥540)。北海道生まれの店長が、こだわって仕入れてます

    北海道産鮭とば(¥540)。北海道生まれの店長が、こだわって仕入れてます

  • Arujanon Shinfonia - 身に透明感があり、適度にソフトだから「噛み疲れ」しない。ウイスキーなどのハードリカーにぴったり合う

    身に透明感があり、適度にソフトだから「噛み疲れ」しない。ウイスキーなどのハードリカーにぴったり合う

  • Arujanon Shinfonia - 氷下魚の一夜干しスモーク(¥850)。バーのフードとしてはユニーク、でも意外とウイスキーに合うよ!

    氷下魚の一夜干しスモーク(¥850)。バーのフードとしてはユニーク、でも意外とウイスキーに合うよ!

  • Arujanon Shinfonia - 帯広風豚バラ巻きおにぎり(2個¥1080)。甘辛い味付けが、ウイスキーにぴったり合う♪

    帯広風豚バラ巻きおにぎり(2個¥1080)。甘辛い味付けが、ウイスキーにぴったり合う♪

  • Arujanon Shinfonia - 大地のほっぺレモンチーズクリーム(¥1080)。濃厚なカマンベール風味、レモンの酸味で酒が進む

    大地のほっぺレモンチーズクリーム(¥1080)。濃厚なカマンベール風味、レモンの酸味で酒が進む

  • Arujanon Shinfonia - なかなかに充実したバックバー。プレミアムテキーラのユニークな瓶も並ぶ

    なかなかに充実したバックバー。プレミアムテキーラのユニークな瓶も並ぶ

  • Arujanon Shinfonia - 猫も私も酔っ払い、心を合わせて千鳥足のワルツ

    猫も私も酔っ払い、心を合わせて千鳥足のワルツ

  • Arujanon Shinfonia - ころん♪ もう駄目~

    ころん♪ もう駄目~

2017/02Visitation1th

3.7

  • Cuisine/Taste3.5
  • Service4.0
  • Atmosphere3.7
  • Cost performance3.2
  • Liquor/Drinks3.7

クラシックが似合う重厚な雰囲気と、天真爛漫なマスター。北海道素材を使ったフードも見逃せない!

[東京都港区]
2017/2/1(水)
赤坂見附(赤坂3丁目)にあるオーセンティックバー。

場所は… メトロ赤坂見附駅を西口に出て、繁華街を南下。
どら焼き「雪華堂」を見つけたら、その角を右折して小道に入る。
路上に置かれた紅いサインが目印。同ビルの3階。
赤坂見附駅から徒歩2分。赤坂駅(1番出口)から徒歩5分。

客席はカウンター6席、4人掛けテーブル×2卓程度。
全席喫煙アリ。シガー(葉巻)の用意あり。

大半のバーでは、BGMとしてジャズが流れているものだが、こちらはクラシック。
しかも大型スピーカーが設置され、音質にはこだわりがありそう。
バックバーにはヴァイオリンが飾られる。

そう書くと重厚なバーを連想するが、カウンターに立つのは若き女性マスター。
この方がすっごく明るくて、いつも笑顔を絶やさない、天真爛漫な感じ。
可愛いだけでなく、2016年女性バーテンダーカクテルコンテストで 2位(惜しい!)に入賞するなど、
オーセンティックバーに立つにふさわしい実力がある。

店主はテキーラ・マエストロであり、シガーマスターでもある。
数年前に別のバーから独立し、自らの店を立ち上げた。
近いうちにワインのソムリエ資格(難関!)も取りたいという勉強家だ。

バックバーを眺めると、ウイスキー・ブランデー・テキーラ・ラムと全方位的な品揃え。
ワインセラーも設置されており、好みのテイストを伝えれば適切なボトルを選んでもらえるだろう。
カクテルを頼み、バーテンダーならではの腕前を確かめてみるのも良さそうだ。

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■パローマ、お通し
アガベ100%テキーラをグレープフルーツ・ライムジュースで割り、炭酸でアップしたロングカクテル。
単純なレシピなのだが、これが素晴らしい香りで驚かされる。
くいっと飲み干してしまい、自分でもびっくり(笑)

今日のお通しは、燻製にした柿の種と、芽キャベツのアーリオオーリオ。
スモーク香が深くて、ちびちびと口に運ぶ動きがとまらない…

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■スコッチウイスキー「オクトモア」セカンドエディション
イギリス・アイラ島のシングルモルトウイスキー。
真っ黒でスタイリッシュなボトル。初めて見たら、ウイスキーの瓶とは思わないだろう。

アルコール度数60°、ピート(泥炭)をたっぷり焚き込んで、
正露丸を思わせる、特徴的な香りをまとわせている。

その香りは極めて個性的で、好みが合わなければ、およそ飲み物とは思えないほど…
私はこういうのが大好きである(^-^)

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■ベリーズ産ラム「fair」
3杯目には、中米ベリーズ産の熟成ラムを選んでみた。
ベリーズというのは、メキシコの南側にある海沿いの国。
マスター評によれば「バナナのような香りがします」とのこと。

各国におけるラムの味わいは、旧宗主国(植民地を支配していた国)の影響を強く受けるという。
ベリーズはイギリスから独立した国であり、そのラムはスコッチウイスキーの製法を受け継いだ関係で
一般論としては「どっしり力強い」ということになっている。

こちらのラムは、長い樽熟成を経て濃い琥珀色に色づいている。
香りは甘くて濃厚。熟成ラムの魅力を改めて体感できる一杯。

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■じゃがバターアラモード(¥756)
店主は北海道のご出身。
だから、フードは北海道食材推しなんです。

プリンじゃないのに、アラモード。
ホクホクじゃがいもの上に、刻みベーコンと粒マスタードを乗せて旨味UP。
この芋が本当に甘いんです!
甘さつながりで、ラムとの相性も抜群であった。

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■スコッチウイスキー「シン・ゴジラ」ラベル
日本の酒屋さんが企画したヴァテッドモルトウイスキー。
話題性のあるラベル。私のホームタウン=蒲田に上陸したゴジラは退治せねばなるまい。
最後の残り1杯、飲みきり分を提供いただいた。
ピーティーだけど、怪物のような荒々しさというよりは、フルーティーさを強く感じる一杯。
ゴジラ、食べてみたら実は美味しいかも… 放射線を発してる設定ですが(^-^;)

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■ワイン漬けジンギスカン(¥972)+赤のグラスワイン
じゃがバターが美味しかったので、次なる北海道フードを求める。
この店の人気メニューだというが、実際 私を含めて 3人のお客さんが注文していた(^-^)

薄切り羊肉とパプリカなどの野菜が、コクのあるソースに漬け込まれて登場。
濃いめの味が、お酒を進ませる。
特に、ワインで下味を付けてあるそうだから、ワインとの相性は間違いなし!

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■水餃子入りスープカレー(¥1080)+ラフロイグのソーダ割り
まだまだ食べますよー(いよいよ酔ってきた)
札幌生まれのスープカレーを、バーで食べられるとは面白い!

カレーは甘口で、やさしい店主の性格が出ているようだ(^-^)
さまざまな野菜に加え、水餃子が入っているのがユニーク。
カレーに餃子といえば、「みよしの」を連想させるな… と思いつつパクパク。

合わせるのは、アイラモルトのハイボール。
ソーダ割りにすると、正露丸のかおりがますます華やかに立ち上り、
心から楽しい気分になってくるから不思議だ。
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今夜はこれで満腹になったが、北海道素材を使ったパスタも
バーメシとしてはお手頃で、次回ぜひ食べてみたいと思った。

バックバーにはヴァイオリンが飾られ、店名には「シンフォニア」と付いている…
そのあたりの理由は、マスターに直接尋ねてみてほしい。

店主の笑顔と美味しいお酒、北海道フードのコンビネーション。
今まで知らなかったのが悔やまれる、再訪必至の一軒である。

  • Arujanon Shinfonia - ベリーズ産ラム「FAIR」。バーボン樽で5年熟成、「バナナのような香り」と店主

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  • Arujanon Shinfonia - 信濃屋オリジナル(ボトラーズ)スコッチウイスキー「シン・ゴジラ」。ピーティーでフルーティー!

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  • Arujanon Shinfonia - じゃがバターアラモード(¥756)。みじん切りのハムと粒マスタード、芋が甘いんです♪

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  • Arujanon Shinfonia - ワイン漬けジンギスカン(¥972)。薄切り羊肉は濃いめの味付けで酒が進む、玉ねぎも旨い

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  • Arujanon Shinfonia - 餃子入りスープカレー(¥1080)は裏メニュー! ラフロイグのハイボールがぴったりはまる♪

    餃子入りスープカレー(¥1080)は裏メニュー! ラフロイグのハイボールがぴったりはまる♪

  • Arujanon Shinfonia - なかなかに充実したバックバー。プレミアムテキーラのユニークな瓶も並ぶ

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  • Arujanon Shinfonia - アルジャーノン・シンフォニア。ヴァイオリン弾きだった店主の想いが感じられる店名

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  • Arujanon Shinfonia - 雪華堂ビルの3階。どんなお酒と時間が、待っているのでしょう

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  • Arujanon Shinfonia - 赤坂見附駅(西口)から南へ歩き、どら焼き「赤坂雪華堂」脇の小道を入る

    赤坂見附駅(西口)から南へ歩き、どら焼き「赤坂雪華堂」脇の小道を入る

  • Arujanon Shinfonia - 17時半~19時まではハッピーアワー。金・祝前日は翌2時まで営業

    17時半~19時まではハッピーアワー。金・祝前日は翌2時まで営業

  • Arujanon Shinfonia - 「小料理」という表現がイイネ。いくらに帆立にアイヌ葱、店主の北海道愛が伝わってきます

    「小料理」という表現がイイネ。いくらに帆立にアイヌ葱、店主の北海道愛が伝わってきます

Restaurant information

Details

Restaurant name
Arujanon Shinfonia(Arujanon Shinfonia)
Categories Bar
Phone number (for reservation and inquiry)

03-3586-0535

Reservation Availability

Reservations available

Address

東京都港区赤坂3-10-6 TMビル 3F

Transportation

東京メトロ銀座線・丸ノ内線【赤坂見附駅】徒歩2分
東京メトロ半蔵門線【永田町駅】徒歩5分
東京メトロ有楽町線・南北線【永田町駅】徒歩7分
東京メトロ千代田線【赤坂駅】徒歩6分

106 meters from Akasaka Mitsuke.

Opening hours
  • Mon

    • 17:30 - 00:00
  • Tue

    • 17:30 - 00:00
  • Wed

    • 17:30 - 00:00
  • Thu

    • 17:30 - 00:00
  • Fri

    • 17:30 - 02:00
  • Sat

    • 17:30 - 00:00
  • Sun

    • Closed
  • Public Holiday
    • Closed
Budget(Aggregate of reviews)
¥5,000~¥5,999

Check the distribution of amounts spent

Method of payment

Credit Cards Accepted

(VISA、Master、JCB、AMEX)

Electronic money Not Accepted

Table money/charge

チャージ¥1,000

Seats/facilities

Number of seats

14 Seats

Private dining rooms

not allowed

Private use

not allowed

Non-smoking/smoking

Smoking establishment

Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information.

Parking lot

not allowed

Space/facilities

Stylish space,Comfortable space,Wide seat,Counter,Sofa seats

Menu

Drink

Wine,Cocktails,Particular about wine,Particular about cocktails

Feature - Related information

Occasion

Date |Alone

This occasion is recommended by many people.

Service

Sommelier

Website

http://atcf.jp/algernonsyn/

The opening day

2013.8.6