桜満開前、お気に入りのパティオで珈琲とケーキ : Restaurant PATIO

歳になると病院通いが日常となり、きょうも元気にお茶の水の病院まで
愛妻の通院だ。
吾輩は車を運転してのアッシー君か、いや付添だ。

愛妻の親友も同じ病院に通院していて、きょうは受診日時を示し合わせ
てのドッキングだ。
互いに「元気に来られた」と健康を祝い讃え合う変な通院だ。
病院の待合室が元気な老人のサロンとは、よく言ったものだ。
ともに受診と会計を終え、どっさり処方薬を抱えて吾が車に乗り込み、
きょうは３人で皇居半蔵門前の警察共済組合直営のグランドアーク半蔵
門の中のパティオでお茶の時間だ。

途中の靖国神社も千鳥ヶ淵も桜の名所だが、開花前なのが残念だったが、
何回も両方の満開を見ているので、今回は満開でなくてもいいか。
ただの桜なら家の近くでいくらでも見られるし……。

パティオは食べログに何回か書き込んでいるが、実は二人で10回以上は
来ているお気に入りの食堂のひとつで、吾輩自身は友人らと何回も来て
いる。

窓側のテーブルは４人掛けだったのにコロナのためか２人掛けになって
いた。
ここでは大きな窓際が特等席なので、愛妻と親友で１卓、吾輩は１人で
１卓を占めた。

珈琲or紅茶とケーキのセット（1000円。数年前は900円）は数種のケー
キから我々はアップルパイとチョコムースを選んだ。

注文は、吾輩が珈琲とチョコムース、女性軍は紅茶とアップルパイ。

天井に届く大きなガラス窓は、東日本大震災後に飛散防止のためのフィ
ルムが貼られたが、気泡が目立つようになって外の景色が歪んで見える
ようになった。

ゴールドブレンドが美味しいと思っている吾輩だが、珈琲の種類は分か
らないものの流石に帝国ホテルが受託しているパティオの珈琲は美味し
い。

紅茶好きの二人は、「本格的に淹れた紅茶」だそうだ。

珈琲、紅茶は適当な頃合いにお替わりがくる。

愛妻らは「甘味が抑えられたケーキは上品で美味しかった」と喜んでい
た。

店員諸氏はホテルマンの如く礼儀正しく覇気があって気持ちがいい。

駐車場を出て、隣の警視総監公邸の白壁を右に見て国立劇場の裏手を通
る路地を通って国会図書館から国会議事堂を経て新橋駅まで彼女を送り、
次の再会（通院日？）までバイバイ　(;_;)/~~~

追記　
有料地下駐車場は1,000円以上で何分間か確認しなかったが無料だ。

愛妻と所用のため上京し、時間が遅くなったが昼食を摂ることとし
た。
全国で新型コロナの二次感染の状況となり、とりわけ東京は「東京
アラート」ならぬ「東京アラアラ」状態で感染者が増えている。
爆発的感染の震源地・新宿から数キロ離れているので大丈夫だろう
という根拠のない期待から、警察共済組合から運営委託されている
グランドアーク半蔵門の帝国ホテル直営パティオに入った。

昼食時間帯からだいぶ送れていたため先客は１割程度の入りで、遮
光目的かガラスの飛散防止目的かわからないが全面にシートが貼ら
れた大きな窓に面した席に案内された。
天井が高いので窓に面している席でも下げられたブラインドのお陰
で暑さを感じない。
店内は閑散としていたが、店員たちは微笑んでいて、動きは機敏で
無駄がなく、流石帝国ホテル直営のレストラン。

正確な料理名は忘れたが、要するに吾輩はカツカレー、愛妻はハン
バーグパンを注文した。
両方ともサラダと南瓜のスープがセットになっていて、別に珈琲を
注文した。
ホット珈琲はお代わりができるので、紅茶派の愛妻もホット珈琲を
求めた。

珈琲は直ちに供された。
給仕人が吾が席に来てお盆からテーブルに珈琲を移すときから珈琲
の香りが鼻をくすぐった。
二人ともブラックで、食前の飲む。
珈琲好きの吾輩だが、珈琲の種類などには無知なるものの、香りは
「珈琲」で、味も「珈琲」だ。
この美味しさに紅茶派の愛妻も「香りで暑さを忘れ、一口で疲れが
とれた」と言うほどだ

続いて、南瓜の冷製クリームスープとサラダが運ばれてきた。
サラダは、そのドレッシングとともに特筆するほどのものではない。
南瓜のスープは、全体的に濃くなく薄くなく、口の中に素直に溶け
込んだ。

いよいよカツカレーとハンバーグパンのお出ましだ。


カツカレー

カツカレーは、白いご飯の上に二枚のカツが乗っている。
カレーはカレーポットの中だ。

カツがやけに小さい。直径約60mm、厚さ約8mmの円形。
衣は薄くパリパリ感はなく、肉は柔らかいがハムカツのような食感
で、カツを食べているという実感には程遠い。

ポットからカレーをご飯に移す。次いで福神漬けと粉砕フレーク
(？)もご飯の白い部分に乗せた。
カレーの辛さを増す液（名称は忘れた。）はカレーポットで混ぜて
からご飯にかけるよう指示され、その指示のとおり処方してご飯に
かけた。
カレーの味は濃厚で美味しいが、「液」をかけても辛くない。
辛い物好きな吾輩にとっては、幼稚園レベルの辛さというか甘さ。

そして、付け合わせはフレークよりラッキョウの方がいいと思う。

このレストランの難点のひとつは、ご飯が少ないということだ。
カレーライスを食べても、一食分の食事をしたとは思えない胃袋が
不満を訴える。


ハンバーグ

ハンバーグも他の食堂より小さいが、愛妻から一口貰って食べたが、
これは並級よりやや上の級で美味しい。
愛妻によると「ソースは他の食堂より美味しい」とのことで、「ハ
ンバーグとソースはまずまず満足かな」との評である。
吾輩的には、「他の食堂並の大きさなら……」と思うところだ。


食後に２杯目の珈琲。
給仕人の「ごゆっくり」の言葉に甘えて、庭の植え込みを眺めて話
し込む。
夏場でたっぷり繁っている緑がいいが、剪定が大変だろうなと二人
で余計な心配をしたが、植木屋さんが剪定するので店の人は大変で
はなかったと気づいた。
３杯目の珈琲を飲むと、店に入ってから70分も経過していた。

窓ガラスに貼られたシートに大きな気泡ばかりが目立つのには興醒
めだ。
桜の季節なら、気泡桜を眺めることになる。

愛妻と九段の靖国神社、千鳥ヶ淵、英国大使館の桜を歩いて観賞し、
パティオで食事。

パティオのある警察共済組合直営のグランドアーク半蔵門は、警視
総監公舎と警視庁幹部宿舎に隣接し、帝国ホテルがホテルとレスト
ランを受託している。

窓辺の席に案内され、庭の桜を目の前にしての食事だ。
献立を見ると「ふわとろオムライス・ハヤシソース」が美味しそうに
見えた。
本当は別のものを食べたかったが、少し前の京都旅行で、美味しいと
いう評判にもかかわらず美味しさに欠けたオムライスを食べたので、
味比べの気持ちも働き「ふわとろオムライス・ハヤシソース」を注文
した。

スープは、オニオンスープを注文した。
食後用として珈琲も注文したがケーキセットで珈琲はお代わり自由。

最初にスープが供された。
濃厚で満足感に浸れるスープ。
スープを蓋するように浮かんだフランスパンは、スープを十分含んで
口の中で溶けるような感じだ。

オムライスは、ふわふわトロトロの玉子に包まれ、玉子の味と感触は
天空の味だ。
ハヤシソースを付けて食べてもよし。
オムライスをそのまま食べてもよし。
オムライスのご飯は、やや固めの焼き飯で小さな牛肉が混ざっている。

ここの食事はどれも美味しいが、ご飯の量が少ないのが難点、不満だ。
オムライスも少なく、大人の一食としては物足りない。
しかし、京都でオムライスが「売り」の食堂で食べたオムライスには比
べようもない。

窓からの景色、落ち着いて上品な店内。洗練された店員諸氏、そして美
味しい食事は胃も心も満足感を与えてくれた。
吾輩らが何度も利用するはずだ。

(26年11月 利用)

前回25年03月以来の利用で、今回は久しぶりに妻と一緒。

前回のタイトルは、今回と同じ標記のとおり。ただし、「食事」の結果から評価点を
変更した。
サービスと雰囲気は「3.5」のままだが、総合は「3.5」から「3.0」に、料理・味は
「3.5」から「2.5」に、ＣＰは「3.5」から「2.5」に変更した。

食事は、吾輩が「海老フライカレー(サラダ添え) 1,600円」で、
　　　　妻は「ふわトロ オムライス ハヤシライス 1,600円」。

注文して一番早く「らっきょと福神漬け」一呼吸遅れて「サラダ」が運ばれて来て、
その２～３分後に「海老フライカレー」、次に「ふんわりオムライス ハヤシライス 」
で、10分以内に勢ぞろいした。
食事の提供は早い。


海老フライカレー(サラダ添え)

サラダはレタスが中心で、レタスの葉は1枚分程度という寂しさ。
『サラダが付いていればいいだろう』という程度の物。

カレーは、カレーポットに入っていて、少し高級感を味わえる。
ただし、今回はカリフラワー無し。

海老は、その種類は知らないが、長さ11cm位、直径1cm弱。
見た目は貧弱だが、衣も身も美味しい。

ご飯の米質は『並』。
問題はご飯の量。少ない。
ご飯の量に比べてカレーは多い。
いや、カレーの量に比べてご飯が少ないと言うべきか。
ここのご飯の量はいつも少ないく、それを承知で利用しているとはいえ、コンビニの
お握り２個程度の少なさで、とても男子の食事にはならない。


ふわトロ オムライス ハヤシライス

オムライスは玉子がふわふわしていて美味しい。ハヤシライスも良い味を出している。
しかし、如何せんご飯の量が少ない。


⇒　値段との兼ね合い

物事は値段なりとはいえ、美味しいものの胃が満たされないという少々残念な気持ち。


次は、桜の季節に珈琲を飲みに利用しようかな。


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（25年03月 利用）

この店を多くは妻と利用しますが、今回はひとりで利用だ。

レストラン・パティオの入っているグランドアーク半蔵門は、皇居半蔵門の向かい側に
ある旧名称を半蔵門会館という警察共済組合直営施設。

利用したのは、平日の午後３時ころ。
玄関の車寄せや１階ロビーには、結婚式参列者の姿や大学の卒業証書、学位認定書を持
った袴姿の女子大生が記念撮影をしていた。

ビル内の３Ｆにラウンジ・ラメール、２Ｆに天ぷら・羽衣、Ｂ１に和食処・門、１Ｆに
レストラン・パティオがある。

レストラン・パティオは、間口約３０m、奥行き約１０m、天井高約１０mの巨大な空間
で、全体的に円周の５分１位の大きな弧の店で、扇の紙の部分のような形をしている。

ガラスは内堀通りに面して外側にゆったりした弧を描き、上から下にかけて外側に張り
出す大きなガラス窓が店内を明るくしていて、皇居の石垣や緑を劇的に見せ、半蔵門から
警視庁、国立劇場が望める。


その日のランチ・メニューは、次のとおり。

シェフおすすめ
肉料理「鶏もも肉と白インゲン豆のトマト煮込み」
魚料理「鰆のムニエルきのこ添え」
でスープ、サラダ、ライス又はパンで1,260円

今週のカレーは「白身魚のフライカレー（サラダ、スープ付：1,050円）」

今週のハンバーグは「ハンバーグステーキ・マデラソース（スープ付：1,050円）」

シェフおすすめは「桜えびとそら豆のスパゲッティ（スープ：1,050円。大盛り＋
　　　110円）」

カレー、ハンバーグ、スパゲッティには＋250円で、コーヒー、紅茶、グラスワイン
　　　　　（赤、白）、グラスビールから選択できる。


利用時のパティオの客の入りは３０名ほど。

窓際の席に案内され、白身魚のフライカレーを注文した。
まず、コンソメスープ、サラダ、可愛い容器に入ったらっきょうと福神漬けが供された。

スープはぬるすぎて特に美味しいとは感じなかった。

サラダはレタス中心のもので、変哲のないもの。


５分くらいでカレーライスが供された。

カレーは、カレーポットに入っていて、少し高級感を味わえる。
こげ茶色に近い濃厚なカレーで、カリフラワーとブロッコリー入りで、辛さは中辛。

ご飯の味などは並で量は少ない。多くの女性にとっても少ないのではないと思う。
大盛りがあるのかな。あるならば大盛りを頼めば良かったと思いました。

白身魚のフライがご飯の上に二つ乗せられていましたが、チッチャイ！
二つ合わせてもお弁当屋さんの白身魚のフライひとつ分にもならない。

しかし、２年前にいただいたランチの肉料理（こまかい内容は覚えていませんが）の味は
絶妙だった。


半蔵門界隈で安く高級感が味わえ、店の雰囲気、眺望を楽しむためにも訪れている。
このあたりを訪れた際は、再訪、再々訪したい所だ。