Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Saci Perere
(Saci Perere)- Nearest station：
- Categories：
- Budget：
-
Restaurant information
Details
| Restaurant name |
Saci Perere
|
|---|---|
| Categories | Brazilian |
| Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3353-7521 |
| Reservation availability |
Reservations available
ホームページからの予約可 |
| Address |
東京都新宿区四谷本塩町4-40 光丘四谷ビル B1F |
| Transportation |
ＪＲ中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線・南北線【四ツ谷駅】徒歩５分 375 meters from Yotsuya. |
| Opening hours |
|
| Average price |
￥5,000～￥5,999 ￥1,000～￥1,999 |
| Average price（Based on reviews） |
￥6,000～￥7,999～￥999
|
| Method of payment |
Credit Cards Accepted （JCB、VISA、Master） Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
| Table money/charge |
ライブ時 ミュージックチャージ:2000～3500円 |
Seats/facilities
| Number of seats |
70 Seats |
|---|---|
| Private rooms |
Unavailable |
| Private use |
Available For over 50 people、For 20-50 people |
| Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
| Parking |
Unavailable |
| Space/facilities |
Relaxing space,Counter seating,Sofa seating,Live music,Free Wi-Fi available |
Menu
| Drink |
Wine,Cocktails available |
|---|---|
| Food |
English menu available |
Feature - Related information
| Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
|---|---|
| Website | |
| Remarks |
FAX：03-3353-7529 |
| Restaurant highlights |
ブラジル音楽と料理の店「サッシペレレ」
ブラジル音楽と料理が楽しめる店として東京・四ッ谷にオープンして50年が過ぎました。 |
食べログワンコイン。
（定価なら、CP3.5で、総合3.5）
雨が降るという。
天気予報は今週はずらりと傘マークが並んでいる。
今日の昼は、近場でと思って外に出たら、
晴れ間が覗いていた。
気分が軽くなり、少し遠出をしてみようかと。
11時半過ぎの訪問で、地下へと続く階段は薄暗く、
扉は閉まっている。
重い扉を開けてみると、先客1名。
スマホの食べログワンコインの画面を見せると、
慣れていないのか、私のスマホを手に奥に確認しに。
慌てて、一緒についていく。
携帯電話の時代だと、見ず知らずの人が困っていると
電話を貸すなんてこともあったが、
スマホぐらいいろんなものが詰め込まれいると
他人の手に渡すことに抵抗感を感じる。
守るべきものなんて大してないと思っていても。
無事発券して、無料のライス大盛りが可か聞いてみると
大丈夫だと。
ドリンクはセルフ。
マンゴージュースとコーヒーと水。
マンゴージュース、うん、そのまま。
10分弱で提供となるが、
その間に続々とお客さんが。
後で知ったのだけど、
毎月第二月曜日は、ランチの時間帯
12時からライブがある。
ライブ目当てのお客さんもいたし、
純粋に食事目当てのお客さんも。
いずれにしても、ライブが始まる12時前には
ほぼ満席になった。
ワンプレートに、フェイジョアーダ、ご飯、
パステス、サラダ、スープが乗っている。
フェイジョアーダ。
思い出せる範囲内では、食べたことがない。
少なくとも、イカスミ？と思うような
真っ黒な豆料理は食べた記憶がない。
一口。
あ、あの味だ。
舌が記憶していた。
アメリカに留学していたときの
ホストマザーの味だ。
ホストマザーのものは、
黒ではなく、赤い豆だったように思う。
ほんのりニンニクがきいていて、
豆のコクがある。
ネパールでよく出てくるダルに近いけど
肉類も入っているせいか、それよりも濃厚だ。
豚の角煮みたいなのが
小さいけど、少し入っている。
うまい。
そして、懐かしい。
振りかけられたチーズもいいし、
青菜（ケール）の炒めものもアクセントになっている。
パステス、
チーズを餃子の皮みたいな生地で
挟んで揚げたもの。
ねっとりチーズの食感がいい。
サラダのドレッシングはよくあるイタリアンだけど
テーブルビートなどの根菜類の
ほくほく食感がおもしろい。
コンソメスープは具だくさん。
なんだか、ブラジルに旅行に来たみたい。
20代前半、肉体労働をしたり、海外に行ったり、
がむしゃらに動き回ってた頃が自然と思い出されて、
ほんのり胸が熱くなった。
食後のコーヒーを取りに行く。
ちょうど、ボサノバのライブが始まる。
ギター一本、ささやくような優しい声。
幸せということについて考える。
哲学的な大きな命題ではなくて、
もっと限定的で、外食するということの幸せについて。
もし外食がWin-Winだったら、
つまり、お店の人は
これに850円出してくれたらうれしい
と考えていて、お客は
これが850円で食べれたらうれしいと、
そうなったら、人生は日に三度
とまではいかなくても、かなりハッピーだ。
そのために。
お互いが欲張らないこと、
それは強力な魔法になるだろう。
こちらのお店は、謙虚だ。
ご飯の大盛り無料、ドリンクバー、ライブ。
そんなサービスをしてないお店は山ほどある。
後は、私、
もう少し大きく出ていいなら、
お客さんの側の問題。
最初のボサノバが終わった。
拍手が起きる。
食べているお客さんも手を止めて
拍手をする。
二曲目。
しっとりとやさしい。
雨に似合う曲。
外が小雨だったら、ぴったりだ。
傘は持っていない。
それでも、ちょっと気分のいい雨に
濡れてもいいと思った。
（2016.9.12）