Lawn
(Lawn)- Nearest station：
- Categories：
- Budget：
-
- Fixed holidays：
- Saturday、Sunday、Public Holiday
Restaurant information
Details
| Restaurant name |
Lawn（Lawn）
|
|---|---|
| Categories | Traditional Café |
|
03-3341-1091 |
|
| Reservation Availability |
Cannot be reserved |
| Address |
東京都新宿区四谷1-2 |
| Transportation |
東京メトロ丸ノ内線・南北線【四ツ谷駅】徒歩２分 157 meters from Yotsuya. |
| Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
| Budget（Aggregate of reviews） |
～￥999～￥999
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| Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Seats/facilities
| Private dining rooms |
not allowed |
|---|---|
| Private use |
not allowed |
| Non-smoking/smoking |
Smoking establishment Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
| Parking lot |
not allowed |
Feature - Related information
| Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
|---|
新宿通りにある目立たないけれども、知る人ぞ知る物件は建築家の高橋靗一氏の手がけた（弟子という説もあり）近代建築。コンクリート打ちっぱなしというと安藤忠雄氏の専売特許のようだけども。
店名の「Lawn」とは芝生の意で、建築当時の裏庭に芝生が生えていたことに由来するらしい。今はもう見る影もなく裏庭どころか芝生さえもない。
都会から芝生が消えた代わりにネットでは嘲笑の表現として芝生が散見され。。。
気をつけていないと見落としてしまいそうなほどに喫茶店ばなれした外観、パッと見は何かのスタジオの類かとも思えてしまう。エントランスが濃いスモークのガラスドアだから余計に中の様子が分からず、知らなければスルー案件。
ランチタイムがそろそろ終わって、これからティータイムへと流れ込む微妙な時間帯。喫茶店が混み始めるタイムゾーンなので、恐る恐るガラスドアを開けるといきなりタバコの臭いがぷんと鼻を突く。
都内では今どき珍しい全面喫煙可とあって、愛煙家やサボリーマンらでごった返す店内。満席かと思ったら飴色に磨かれた螺旋階段を上がって2Fへと通された。
こころなしか、目の前が紫色にかすんで見える。分煙などされず、螺旋階段の上に開けられた通風口から煙が絶え間なく流れでている。大音量でがなり立てるビートルズが、タバコのポイ捨てが当たり前だった往時を忍ばせるというか。
タバコを吸わない人間からすると、まわりにタバコを吸ってる人がいなくてもタバコを吸った形跡があるだけで敏感に臭いを感じとってしまうもの。その場では気にならなくとも、後で服がタバコ臭くて2〜3日部屋に吊るしておく羽目になる。
幸いなことに、フロアには見た限りではプカプカやってる客はいなかった。とはいえ、長年のヤニに燻された証拠に壁が黄ばんでいる。天井のクロスが剥がれかけてめくれていることから、経年劣化と言えなくもないけど。。。
歩き回って軽く汗ばみ、喉が渇いたのでクリームソーダをオーダー。
メニューは飲み物とサンドイッチのみという潔さ。ナポリタンやオムライスといった喫茶店定番の軽食類の提供がない。
にもかかわらず1人2時間までとの時間制限がある。
人と来て談笑するならともかく、コーヒーを味わうでもなく、純粋に（食べ歩き的には不純だが）建築を愛でたい一心で来訪したまで。都内近郊の名建築と呼ばれる物件はだいたい見てきたつもりだったが、どうしてまだまだあるものだなと己の無知を嘆きながら、バニラアイスを緑色に泡立つ液体に溶かしてはいそいそと飲み干すのだった。