Restaurant name |
Sachifukuya Kafe
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Categories | Cafe |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-6380-6625 |
Reservation Availability | |
Address |
東京都新宿区四谷1-6-1 コモレ四谷 2F |
Transportation |
286 meters from Yotsuya. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (AMEX) Electronic money Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
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Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK |
Occasion |
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The opening day |
2020.8.4 |
四ツ谷駅前の商業施設に「さち福カフェ」っていう店がある。
まいどおおきに食堂やかっぽう着といった食堂業態を得意にしている会社のお店。
「カフェ」と名前についているから女性向けに作ったのかなぁ。
男性向けの食堂をやってる会社が女性にふったコンセプトを作るとたいていしたたか火傷する。
大戸屋も一時期、カフェメニューを押し出したけど思うようにカフェ需要をとれず、結局、男性客を手放す結果になっちゃった。
さてここはどうなんだろう…。
サンプルケースをみると、野菜をたくさんとれる定食メニューが揃ってて今のボクの気分にピッタリ。
そういえばサンプルケースを置く店がずいぶん減った。サンプルケースがあることで古い感じがするから敬遠するのだろうけど、「昭和な感じ」はある意味、武器になると思うんだけど、勿体無い。
暖簾をくぐり、店に入ると見えてくるのは大きな厨房。羽釜がおかれたおくどさんがあり調理器具が整然と並ぶ明るい空間は典型的なる食堂空間。この会社が得意にしている業態の姿をしているところになんだかホッとする。
まいどおおきにやかっぽう着に比べてゆったりとした客席配置ではあるけれど、テーブルや椅子、色調、デザインは他のお店に通じるもので、これまた見事に食堂的。てがるな価格とおいしい料理以外のものを約束しないよき空間がボクは好き。窓の外の再開発で作られた四ツ谷の森の木々もゴチソウ。
箸袋におさめられた割り箸がある…、というのにもホッとする。
環境配慮のためにと箸袋を排するお店が多くなった。
ただ衛生基準はどうなってるんだろうって心配になる店もあり、それはそれでなやましいコト。
むつかしい。
BGMはジャズでした。
鯖と大根の味噌煮をたのんだ。
一緒に卵焼きをと思って追加。すると厨房の方からジューっと卵を焼く音がする。
それはとても当たり前のことなのだけど、それの当たり前にホッとする。それほど当たり前でないことが今の外食産業には溢れているんだ…、と思うとなんだかさみしくなっちゃう。
お待たせしましたとやってきた今日の定食。
メインのお皿にご飯に汁。小鉢が3つ、漬物ひと皿。小鉢は切り干し大根にほうれん草のおひたし、きゅうりとマカロニのマヨネーズ和えと味がそれぞれ違った趣向でいいなと思う。
サバは分厚くしっとりとした仕上がりで甘辛味がなつかしい。添えられている大根はサクッと硬めでけれどしっかり味が芯まで入ってる。圧力かけて仕上げてるのでしょう…、こういうシンプルで普通の料理が普通においしいってありがたい。
できたばかりの卵焼きの出来栄えはいささか素人くさくって、とはいえ味は整っている。五穀米が選べるところがありがたく、しかもおかわり自由だという。とはいえご飯一膳でおかずはしっかりお腹に収まる。骨だけ残してごちそうさん。
男臭いわけじゃなく、かといって女性におもねるわけじゃない。ジェンダーフリーな定食屋っていいなと思った、オキニイリ。