1日2組限定の隠れ家的レストラン
狭い小路の坂を下った右手にあります。
知らないと分かり辛い立地条件で、1日2組限定。
シェフ1人、サーブのマダム1人で切り盛りされてます。
春は桜が綺麗なんだそうで、ガラス張りのセラーが見える個室へ。
隣は家族連れでベイビーもいるからもしうるさかったらごめんなさい、と
我々は気にしないからと言うのに、マダムがしきりに謝っってました。
まぁ~赤ん坊は泣くもんですから。だから小さなお子様連れがここ選んだ理由でもあるんでしょ?
・・・と、そんな1979年創業の、(2014年時点で)35年目になるという
昔から政財界等のお偉い方々をも相手にしてきたというせいか、
個性的というか、ちょっと自己主張の強いマダムのサービスを懸念しつつ、
グラスシャンパーニュを頂きお話しつつの、お料理(お任せ)スタート!
途中、白ワインをグラスで頂き、赤ワインは
Gevery Chambertin Cazetiers Frederic Magnen 2009
をデキャンタージュして貰いましたが、やや未だ若いかなぁ・・・
ワインの価格設定も、やや強気。少々割高感を感じる。
・冷菜:カリフラワーのムース 北海道産帆立貝と車海老 ソース クリスタッセ
大ものの本車海老を使用しているとのこと。こってりムースが飲む前に胃をコーティングしてくれそう。w
・温菜:フレッシュフォアグラのポワレ 秋映のタルトレット
甘みの強い秋映という品種の林檎を使用しているとのことですが、そのコダワリに反して?
個人的にはそんなに甘みは感じず、寧ろ酸味が強くフォアグラをリフレッシュするのに良いかもと。
しかし下に小さなタルトもあるし、林檎の量がやや多すぎに感じた。頑張って食べましたが。w
・スープ:コンソメドゥーヴル
こちらはシェフ渾身のスペシャリテ。そぅ、始めは「ドゥーヴル」って聞いて、
(Mr.味っ子か!笑)ゼリー寄せにしたコンソメの上に液体のスープのスタイルかな?
と思っていたら、そうではなく、2種類のビーフから取ったコンソメを合わせているらしい。
脂が多いとジュレ状に固まってしまうため、赤身の肉を使用しているらしく、
冷水から低温でゆっくりと抽出するため1種類が4時間もかかるので、計8時間で完成!?
確かにとても清んだそのスープは少々のワイルド風味を残しつつ、さっぱりとした喉越し。
・温菜:牡蠣の一品
バターソテーされたどでぇ~んと大きな牡蠣の下には麦入りリゾット
最近ローカーボを卒業しつつあるドラミ(その時々でコロコロ変わるけど?笑)のツボっ♡
・魚料理:五島列島産 アラカブのポワレ ソース ボンファム
アラカブとは五島列島(九州)で言う、カサゴ。愛知県産銀杏が添えられ、
カサゴも銀杏も大好きなんだけど、(ついでにキノコも)先程のリゾットの次だったせいもあり?
ソースのメリハリ機転がもう少し欲しかったかもぉ~折角のカサゴだし、感動が欲しかった。。。
・お口直し:アールグレイのグラニテ
・肉料理:牛舌のグリエ
分厚い牛舌は1度煮込まれ軟らかくなったところをグリエして焼き目をつけたもの。
敷かれたラタトゥイユがソース変わり?山葵も添えられシンプルな仕上がり。
添えられたカリカリポテトも、逐一押しの強いマダムの手前残すのが憚られ完食。w
そぅ、途中、しきりにパンを勧められる。本当にしつこく「ちょっと味見だけでも」と
強いられること、3・4度目にして、もぅメインまで、ここまで来たら食べちゃろじゃないか!
と、最初に供された1個目の白パンはほんのり甘くて美味♡2個目のクルミパンも完食してやりましたYO!w
バターは塩分控えめ。購入後、このお店で造り直してるらしいです。
・デザート:フォンダンショコラ バニラのアイスクリーム添え
むぅ~残念っ!バニラアイスは美味しいが、肝心のチョコレートの風味・仕上がりがビストロ級だぁ~!
使用してる小麦の量が多めなのかなぁ~???
と、・食後のお飲み物を飲みつつ、飲み頃外しちゃった赤ワインも飲み進まずして、
ん~コースのお値段を考えると頑張ってる感は満載ですが、全体的にクラシカルな仕上がりかな。
おしぼりの差し替え頻度が多いという気の利かせようは分かるけど、
古いのを片付けてくれないから、使用済のお絞りが積溜されてるのが気になりMAX!苦笑
帰り際に家族連れと遭遇するは、電車のホーム。ベビーカー押して
家族一同でわざわざここまで来ただなんて、お疲れ様ですぅ~☆
Restaurant name |
Enu(Enu)
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Categories | French |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3226-0873 |
Reservation Availability |
Reservations Only |
Address |
東京都新宿区荒木町10-9 フォレスト四谷 1階 |
Transportation |
230 meters from Akebonobashi. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥20,000~¥29,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (JCB、AMEX、Diners、VISA、Master) |
Private dining rooms |
OK For 2 people、For 4 people、For 6 people、For 8 people 手前が4~6名用、奥の部屋が8名用の2部屋のみ。 |
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Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
Smoking establishment 個室ですから利用客の希望とおりです。 Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Comfortable space |
Drink |
Wine,Particular about wine |
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Occasion |
Business |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Secluded restaurant |
Service |
(Surprise) Party accommodations |
Website | |
Remarks |
昼・夜とも1日2組限定 |
この日は知人から無料お食事券を頂戴したので、
久しぶり(前回からおよそ3年半ぶり?)にお伺いしましたらば、
ななんと、マダムがドラミの顔を覚えてたのか(名前は一切告げてない)
前回のお連れ様のお名前がサラっと出てくる程、覚えてらしてビックリ☆
始めは真面目に?ペリエで乾杯☆お連れ様は生ビール。
丁寧なシェフの料理説明でコースがスタートします。
・魚介類のカクテル:
コッテリまったり旨味のある白いソースの下に
新鮮なホタテや海老、諸々、魚介の宝石が。美味しい♪
・フレッシュフォアグラのポワレ 苺のタルトレット:
想像以上に小さいですが、この位のサイズが適量なのかもしれません。
やはりシェフの好みなのか、こちらもフレッシュなダイス切りされた苺がたっぷり。
タルトもサクサクで美味し可愛い一皿。
その都度、温められる度にサーブされるパンもミニサイズ♪
プレーン→シーズニング(何だか聞き忘れw)→黒ゴマの3種をバターと一緒に戴きました。
・聖護院蕪の冷製ポタージュ:
コンソメのジュレが浮かぶスープも濃厚で、蕪の甘味が
最高に引き出されてます。冷製じゃないと聖護院蕪の風味も消えちゃうんだとか。
・函館産メバル フキ味噌ソース:
フキと葉ワサビのフライも添えられ、ほろ苦いソースが大人味♪
・口直しのリンゴのシャーベット:
こちらもシャキシャキ食感の超ミニサイズのダイスカットされた林檎の実がコロコロ。
・シャラン産の鴨のコンフィ:
鴨の味そのものを味わって欲しいとのことで、ほんとシンプルに
ソースは無しで。ん~こういうスタイル良い!ドラミ大好き♥️
そもそも、コンフィ自体が大好物ですからね。w
下に敷かれたマッシュポテトもネットリ滑らかな舌触りで美味♪
・黒豆きなこと栗甘露煮のロール:
抹茶アイスも添えられ和風の〆デザート。黒豆も皮はプリっと、
中は柔らかく炊かれてて、ほのかな甘さも控え目で最後までペロリ!でした☆
帰り際に、シェフからも
「風邪引いてらしてると仰られてたので、お粥でも炊こうかな?
と思ってたんですが全てお召し上がりになられて良かったです。
実は昨日もそういうお客様がいらしてお粥作ったんですよ。」
なんてお話とお声掛けして頂いて、その心遣いに
こちらも心ホッコリ温まっちゃいました♥️
奇をてらわない王道クラシカル系ですかね。
また来ないとな?ご馳走様でしたぁ~☆