あら貴重!! 煮ばなおでんの気品と矜持
1,1200円/人 おまかせコース7,800円 梅ソーダ一杯 日本酒 半合×4
おでん割烹、とても良かった。単に薄味の上品なおでんでは、こうは思わなかっただろう。煮ばなおでんという発想とこだわった出し汁に引き出された、おでん種一つ一つの豊かな表情。椎茸に感じた驚きのクライマックス。おばんざいと美味しい日本酒。そして何より、もう一度行きたいと思わせる、温かみや人情は、洗練されたおでんからではない、いかにも優しいご主人から発せられていたように思えるのでした。おでんは冬というイメージもありますが、そよ風が吹く清々しい5月の夜にこそ、ピタリとも思えるような、そんな上質なおでん割烹。
ホームページも作っていないし、まだグルメサイトにお金を払って宣伝もしていないんですよ、とご主人。この日はしばらく私の貸切で、贅沢な時間を過ごしました。日本酒も美味しいものを揃えてますし、是非、この夏、おでん、いかがでしょうか。
どなた様もご予約お待ちしております。
(どなた様も〜は、こちらのFBのご主人の決まり文句)
以下、頂いたものになります。
・蕪の冷たいスープ
・おばんざい4品 高級八寸もよいですが、おばんざい、美味しいです。だし汁がちゃーんときいてます。そら豆の黄身醤油和え、綺麗でしょ。
・アジのりゅうきゅう サービスです、と言って出してくれた。脂ののったアジに濃い目のわさび醤油とミョウガとゴマ、暑い日にぴったりです。
・煮ばなおでん 二皿 (穴子、そして、大根、はんぺん、蒟蒻、巾着たち。)
雑味のない出し汁は、穴子の味を満喫した後に、その余韻とともにフワリと広がる。食材と出し汁の味を楽しんで欲しいという思いから生まれた煮ばなおでんだそうだ。グツグツ煮込まれては、みんなしておでん味一色に染まってしまう。個々の良さを発揮しつつも、出し汁に親和し、品を保つ。そんなこんなのおでんの矜持。
・太刀魚・黒酢酢豚
そうそう、ご主人は、名店、青華こばやしで修行されてますので、ちゃんと美味しいものが出てきます。なぜに酢豚との問いには、暑いから酢的なものを、ということでした。で、また美味しいのですよね、これが。
・おでん 全種盛り 酢豚と濃い味がきて、クライマックスはここかな、というのが椎茸でした。僕はこんなに椎茸を美味しいと思ったことはございません。肉厚だけど滑らかな食感の傘の中心部からは、ジュワリと旨味が溢れ出て、上質な肉か何かを食べているような感覚さえしたのでした。福の川ばんざい!
・デザート
和食のコースと違い、炊き込みご飯は出ませんが、お腹もいっぱいになり満足。冬の香箱蟹のおでんを是非食べに来てくださいとのこと。これは行かねばなりますまい。常連さんとご主人にお辞儀をして、店を出ると、昼間の暑さはどこへやら、心地よい夜風が吹いている。ちりんと風鈴が鳴ったような気がした。
どなた様もご予約お待ちしております。
Restaurant name |
Fukunokawa Ishida
|
---|---|
Categories | Oden、Japanese Cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-5341-4258 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都新宿区荒木町15 津の守坂マンション 1F |
Transportation |
256 meters from Akebonobashi. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥6,000~¥7,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥10,000~¥14,999
|
Method of payment |
Credit Cards Accepted (AMEX、JCB) Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
10 Seats ( カウンター6席、個室4席) |
---|---|
Private dining rooms |
OK For 4 people |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Comfortable space |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine |
---|
Occasion |
|
---|---|
With children |
日曜日・祝日はファミリーデー、お子様連れ歓迎いたします |
Website | |
The opening day |
2017.6.30 |
11,550円 / 人 コースに〆のご飯を追加 日本酒2合程
もう早春じゃないじゃないと梅の花が拗ねてしまうくらいに、2月にしては生暖かな陽気が続き、こうなると蕗の薹のほろ苦さよりは、新玉ねぎの甘さに軍配があがろうかというもの。そんなわけで、フェイスブックの玉ねぎおでんにつられ、いそいそとやってまいりましたおばんざいとおでんのお店 福の川 いしださん。
主役の?炭焼き新玉おでんは、トロットロ甘みが凝縮・・・ではなくて、そこはやはり福の川の煮ばなおでん、シャキッと食感を残し、ダシと親和しながら上品な甘さと香ばしさをスタイリッシュに放っていたのでした。以下、頂いたもの。
白味噌のカラスミ餅から始まり、ふきと牛肉の炊いたん、牡蠣のオイル煮 、わけぎと油揚げの和え物のおばんざい3種。だし巻きなんか最高だろうなぁと思いながら、ダシの効いたおばんざいを頂く。ばんざい三唱って名付ければ良いのに・・・
煮ばなおでん 穴子と玉ねぎ
本日の一皿 鰤
花ワサビの胡麻和え
おまけで出して頂いて。花ワサビの心地よい辛さに酒が進む。
おでん3点盛りの2皿と椎茸おでん
前回、悶絶した椎茸は、さほど感動が得られなかったのが残念。2回目というより、やはり椎茸にも旨味の時期があるように思われ。かわりに玉子が旨かった。一皿目は、春キャベツやら茎カリフラワーの春野菜が楽しめる薄味おでん、2皿目はツクネやら練り物、玉子の入った少し濃い目の〆のおでん。
〆のご飯
ここで、おかずは、卵焼きで良いですか?といしださん
少し驚いた、願ったりかなったりのだし巻きは、大葉がふんだんに入っていて、爽やかなくせに固めに炊いたご飯が進むのだ。ダシ様々である。
こうしてダシまみれになりながら、お腹いっぱいで、店を出ました。福の川 ばんざい!
おでんのおうさまは何かって?福の川いしださんは、ぐつぐつ煮込まない煮ばなおでんだもの、こんにゃく、春野菜、穴子、玉ねぎ、しいたけ、玉子、個々の美味しさが引き立つだし汁、みんながおうさま。
(実は、パクり(゚∀゚) 甥の絵本 おでんのおうさま )