女子が吸い込まれていく地下の怪しげなタイ料理屋さん。パッキーマオがなかなかでした。 : Roddhi

飯田橋駅東口、新宿中村屋の手前から富士見方面へ上る坂の途中にあるタイ料理屋さんです。看板からして手書きのカタカナでいかにも怪しげな感じで入るのに勇気が要りそう。

でも昼時に通りかかると界隈にお勤めと思われる女子の方々が普通に吸い込まれて行くのを目にします。ネットで調べてみると意外に評価も高いので今回初めて平日のランチに伺ってみました。

入口から地下に伸びる階段を降りていくと店内はかなりエスニックな雰囲気の空間です。すぐ目の前でカップにスープを注いでいるタイの方らしい女性に声をかけましたが怪訝な顔。どうもお客さんだったらしい。本場の方も食べに来るとは期待が持てそうです。

こちらのホール担当の店員さんもタイの方々。黄色い制服を着ているので区別出来るようです。今度はそちらに声をかけて二人用のテーブル席に無事案内されました。因みに厨房の料理人もタイの方らしい。席に着いて周りを見ると24席あるテーブル席の8割は若めの女子。アウェー感が結構あります。

この日のランチメニューは9種類で全て850円。週替わりが豚生姜焼きで、後はカレー2種類、麺5種類にガパオライスという内容です。確かにこのメニュー構成は女子受けしそうな感じ。中から平たい米の麺を使った辛い焼きそば、パッキーマオを注文しました。

セルフサービスのスープとサラダを食べていると、5～6分でパッキーマオが届きました。茶色に染まった平たい麺の間に見える具は豚肉こま切れ、パプリカ、小松菜、キャベツ、玉ねぎなど。

食べてみるとタイの大豆醤油シーユーダムの濃厚な味。デフォルトで辛さもそこそこあります。甘いという指摘もありますが、自分にはそれほどに感じられませんでした。エスニック感はそんなに高くないので食べなれない人でも十分OKの味だと思います。

でも自分的には辛さとエスニック感も物足りない感じがしたので、調味料入れを持ってきてもらい唐辛子とナンプラーを追加。美味しく頂きました。

メニュー構成にやや偏りがある感じもしますが、リーズナブルで美味しいタイ料理屋さんだと思います。