【飯田橋・市ヶ谷界隈坂道散策 その５ 後編】とんかつ百名店あげづきさんと日本橋海鮮丼つじ半さんの行列を横目にテイクアウト　とても美味しくて食べごたえのある元祖蜜溜り大学いも 580円（税込） : Kagurazaka Fuzuga-Den

九頭龍蕎麦さんで越前おろし蕎麦とソースかつ丼のセットと蕎麦湯をいただいた後、神楽坂通りを少し下った左手にあるこのお店に立ち寄ることにしました。
同じビルの地下にあるとんかつ百名店のあげづきさんと一階奥にある日本橋海鮮丼つじ半さんに並ぶ行列が目印になります。（笑）
先日、京の鶏どころ 八起庵さんでランチした帰りに覗いてみたら、平日にもかかわらずシャッターが下りていたので、もしかして店じまいしてしまったのではと心配したのですが、大丈夫！いつも見かけるご店主と思しき眼鏡のおじさんが、横の行列を気にする様子もなく元気に店頭に立っていらっしゃいました。
迷わず注文したのが、元祖蜜溜り大学いも580円（税込）。早速持ち帰っていただくことにします。

帰りは、あの急な庾嶺坂や逢坂は避けて、東京理科大キャンパスと研究社ビルの間の緩い坂から上ることにしました。行きに通った若宮公園の横に出るこの坂道は、後から造成されたのか特に名前の標示はありません。
若宮公園の前を通り過ぎ、若宮町から袋町の閑静な住宅地に入ると、道路脇に「新坂」（しんざか）という案内標示を見つけました。名前としては、曙橋駅前の靖国通りの住吉町交差点そばから外苑東通りの荒木町・舟町交差点に向かって上る、あの鯛塩そば灯花さんなどのある坂と同名です。でも、投稿写真をご覧になればお分かりになると思いますが、現在の道はほぼ平坦で、坂道という感じではありませんでした。

さて、仕事場に帰り着いて落ち着いたところで、熱いほうじ茶とともに大学いもをいただきました。
パックを開けると中にはサツマイモを分厚く輪切りにしてそれをさらに二つに切ったものが７切れ。黒胡麻が塗してあり、さらにトロトロした黒蜜がたっぷりかかっています。
以前どこかの洋菓子店でケーキをテイクアウトしたときに貰ったプラスティック製のフォークが手元にあったので、それを使いパックの底に溜まった黒蜜をつけながらいただきましたが、これが結構イケます。
子どもの頃は学校の給食でたまに食べた記憶はあるものの、その後は全くご無沙汰していた大学いも。こんなに美味しかったんだ〜、と新鮮な感動。７切れもあるとかなりのボリュームなんですが、一度口に入れると止まらなくなり、あっという間に食べ終えてしまいました。

また、神楽坂通り界隈にランチしに行ったときには、おやつ用に買って帰りたくなりました。