本郷三丁目のビストロが移転してシャルキュトリー販売店に　「パテ・ド・カンパーニュ」に「丸ごとトリッパ煮込み」など : Abats

江戸川橋に2020年10月オープンした「Abats.（アバ）」。
自家製シャルキュトリー（ハムやパテなどの加工肉）やカレー、パスタソースなどのテイクアウト店です。

「Abats.」は元々本郷三丁目にあったビストロ。
安くてボリュームが凄いランチが人気で、僕も迫力満点の豚バラコンフィを食べています。。

そのお店でもシャルキュトリーを販売。
購入して食べて美味しさに驚き、何度か購入していました。

レストランとしては閉店してしまいましたが、シャルキュトリー店として復活。
レストランと同じ店主さんが一人で営業されています。

シャルキュトリーの種類はなんと30種ほど。
この日は少ないくらいで、週末に向けてたくさん仕込むとのことです。

なお、コロナに関係なく5年前からシャルキュトリー販売店を目指していたとのこと。
聞くと無添加シャルキュトリー販売の許可を受けたのは日本初だそうで、結構凄いことだと思います。
無添加なので消費期限は一週間。

「パテ・ド・カンパーニュ」650円
abats.のシャルキュトリーでは看板メニューと言える一品。
一センチ単位で購入できます。

熟成された豚はブリンブリンで肉の旨味も濃厚。
無添加なので味が濃すぎず、ほのかなスパイス風味もとても良いです。

シンプルゆえに質の良さが良く分かるシャルキュトリー。
650円という価格も凄いCPだと思います。

「皮付き豚すね肉のテリーヌ仕立て」900円
すね肉の身の部分はしっかり煮込まれてちょっとコンビーフの様。
豚皮もスモーキーでグニンと旨く、脂身の部分は冷製でもしつこさがないです。

繋ぎのコンソメっぽい味わいもありますが、肉そのものがメインな味わい。
こちらもさすが無添加と思えるシャルキュトリーです。

「蝦夷鹿のテリーヌ」950円
赤身なので淡泊かと思いきや、こちらはややワイルド。
赤ワインとの相性良いです。

「まるごとトリッパの煮込み」1500円
こちらは冷凍真空パック。
スペインバルの定番料理で短冊切りトマト煮が定番ですが、ここはなんと塊煮込みです。

しかもトマトでは無く醤油にほのかな八角ベース。
クタクタに煮込まれたトリッパは、通常のシコシコ食感ではなくモチモチと極上です。

一般的なバルのトリッパとは違いますが、これは凄く旨い。
テイクアウトでこれが食べられるとは驚きなレベルだと思います。

シャルキュトリーは以前から口にしていましたが、ハマったのは本郷三丁目時代の「Abats.」から。
その後、他のお店についても調べてみましたが、大体がえらく高く大衆的では無いです。

成城石井等でも「パテドカンパーニュ」を買ったことあるものの、日持ちするものは添加物も多く味濃いめ。
自家製でフレッシュで無添加なこの店は「シャルキュトリー」の概念を変えてくれるレベルのお店だと思います。

店主さんも優しく丁寧だし、肉が好きであれば難しいこと考えずにオススメ。
フレンチでもオシャレなだけでなく、豪快に肉を堪能できます。