Restaurant name |
Kanda Shinodazushi(Kanda Shinodazushi)
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Categories | Sushi、Bento (Lunch box)、Inari Sushi |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3255-2525 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都千代田区神田淡路町2-2 |
Transportation |
東京メトロ淡路町駅より、徒歩約2分 108 meters from Awajicho. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
22 Seats ( カウンター10席、テーブル12席(4人卓×3)) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed 近隣にコインパーキングあり |
Space/facilities |
Comfortable space |
Occasion |
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Location |
House restaurant |
Service |
Take-out |
Website |
神田志乃多寿司@淡路町
・6個入(いなり3個、かんぴょう巻き3個) 650円
・四色詰合せ(いなり、かんぴょう巻き、お新香巻き、かっぱ巻き) 950円
東京メトロ 淡路町駅から徒歩2分、明治35年(1902年)創業のいなり寿司とかんぴょう巻きが名物の老舗。シャリと魚介ネタをにぎった江戸前寿司(にぎり寿司)ではなく、いなり寿司やのり巻き、押し寿司(大阪寿司)の専門店。
手土産としても定番で神田の本店の他、新宿伊勢丹、大丸東京のデパ地下にも出店している。神田本店では地下階に店内飲食スペースもあるが、2022年9月現在、店内飲食は閉鎖中で、お持ち帰りのみ。お持ち帰りでも、注文してから作り立てで箱詰めしてくれる。
都内で100年以所続く「志乃多寿司」の暖簾は人形町や神田、四谷、浅草とあるが、元々の総本山は明治10年(1877年)創業の「人形町志乃多寿司総本店」になるそうだ。人形町かの暖簾分けとして明治35年に「神田志乃多寿司」が創業。その後、「神田志乃多寿司」から「四谷志乃多寿司」と「浅草志乃多寿司」が暖簾分けしているそうだ。
「志乃多(しのだ)」の名前の由来は、人と狐の婚姻を描く昔話「葛葉伝説」(狐女房)の「信太(しのだ)の森」にちなんでいるそうで、狐→油揚げ→いなり寿司から連想して名付けられたそうだ。
名物のいなり寿司は甘辛のタレが口の中でジュワッと広がるジューシィさ。油揚げにたっぷりと染み込んだ独特のタレは他には無い絶妙な味わい。酢飯の中には刻んだれんこん(酢はす)が入っていて、甘辛さと酸味、食感が完璧に融合した究極のハーモニー。
調味料は醤油、みりん、砂糖だけだが、砂糖は白砂糖、黒砂糖、2種類のざらめ、さらに水あめ5種の砂糖を使っているそうで、塩気の中にコクの深い甘みがある。いなり寿司に使う油揚げは、大釜で一度に2000枚を煮込むそうで、これでないと老舗の旨味は生まれないらしい。
神田の本店で油揚げを一度煮上げた後、デパ地下の店舗ではシャリを詰める直前にもう一度煮る「煮返し」という工程があり、これにより、お客の口に入れるまでしっとりとした状態を保つことができそうだ。
シャリはちょうどふた口分でおよそ46gになるようにふんわりと軽くにぎられている。このサイズが口に含んだときの酢飯と油揚げのベストバランスになるそうだ。
のり巻きには分厚くて黒々とした艶のある最高級海苔が使われている。いなり寿司はタレの味が濃いのでかんぴょう巻きと交互に食べることで、最後まで飽きることなく堪能できる。
ガリも甘さが一切なくて酸味と塩気の強いきりっとした味わい。寿司屋のガリが甘酢漬けになったのは昭和の時代からだそうで、それ以前の明治~大正創業の寿司屋ではこういった甘酸っぱくないガリを提供しているお店が残っている。
黄色いポップな包装紙は洋画家の鈴木信太郎、内箱は谷内六郎という日本を代表する画家によるもので、どちらもおよそ50年前からまったく変わっていないそう。今見てもモダンで可愛らしさがあり、以前「マツコの知らない世界」でも包装紙の収集マニアからも絶賛されていた。